EXCEL-VBAのアプリケーション例

EXCEL-VBAは業務の効率化・自動化に最適なツール(道具)です。
このツールを活用して業務効率化→リソースの研究開発投資(技術力強化)→高付加価値商品開発による商品競争力の強化を目指しましょう。
EXCELに標準装備されているVBA。これは使わないともったいないですね。
EXCELでマウス・キーボードでできることはすべてVBAで自動化できます(EXCELでできないことも自動化できる場合もあります)ので,
業務効率化・情報の一元化に大きく貢献することは間違いありません。

VBAとは・・・
VBA(Visual Basic for Applications)はVisual BASICを使用した業務に適したアプリケーションを構築するためのツール(道具)です。
当初はEXCELのマクロ用言語として開発されました。
BASICというプログラミング言語を使用しているため,単にマクロとしての利用以上の高度な処理が可能となっています。
そのため表計算だけでなく,データベースに基づく複雑な処理も可能となり,【日常業務のかなりの部分が自動化できます】

office2000,2002,2003,2007ではwordやaccessにも標準搭載されています。


EXCEL-VBAの応用シーン
このように便利なEXCEL-VBAを使用できるのはどのような場合でしょうか?
まず、以下のシーンを想像してみてください。

1、紙に出力された、データを手入力している。
  入力ミスが発生する確率が高い、入力に要する時間がかかる。
  この場合は絶対にEXCEL-VBAで効率化すべきです。ボタンの1クリックで100件以上の入力が数秒で終了します。(紙に出力されたデータの代わりに、ファイル【電子データ】を使用すること)

2、多くのセルデータの中から、該当する物件を抽出する。
→普通は、EXCELの検索機能を使うと思います。しかしこの作業を何件も繰り返す必要があるときはEXCEL-VBAでプログラムしておきましょう。検索すべきデータをセルに入れておけば、ボタンの1クリックで100件以上の検索が自動的に実行されます。
 さらに必要な(抽出された)データを出力することができます。
出力の場合、単にシートに表示するだけでなく、紙にプリントアウトしたり、他のファイルに出力したり、メールで送信したり、ホームページにアップロードしたり、いろんなことが自動的に実行可能です。

人間は機械ではないので定型業務は不得手です。定型業務はEXCEL-VBAにまかせてしまいましょう。

VBAを使用したアプリケーション例(1-3は応用的処理、4-6は基本的な処理)

1, 自動メール配信

←クリックすると拡大

2,HPの自動更新

←クリックすると拡大

3,データベースのユーザーインターフェース(連携)。

←クリックすると拡大

4、テキストファイルの合成

5、複数ブックデータの集計処理

6、その他、、、、カレンダー自動生成など


VBAを学ぶことは難しいか??
基本的にはBASIC言語なので難しくないです。中学の【技術家庭】、高等学校の【情報】で学習します。
独学で実用プログラムを作成する人も大勢います。
(VBAに関する書籍が多数出版されていることからも分かりますね)

初心者が簡単なアプリ(コードで100行程度)を実現するには簡単です。
ただし、複雑な大きなシステムをVBAで実現するのは、動作速度やデータ量の制限から限界が生じます。
このような場合は情報システム部やソフト外注の専門家に依頼しましょう。

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