薬のハナシ
手術後、しばらくは鎮痛剤や抗生物質などをもらって飲んでいました。
退院してからは、
グルコサミンのサプリメントを病院で処方してもらって毎日飲んでいます。
現在は獣医師からは「もう飲まなくても大丈夫でしょう」と言われたのですが、
飲んでいるととても調子が良いようなので毎日飲ませています。
量はその日の体調によって調節しています。
コレがきっかけで、サプリメントの効果に感動して、その他にも色々と飲ませています。

今だから言えるコト
まだ日本では歴史の浅い「股関節形成不全」においては、獣医師の間でも
色々と考え方・意見が違うようです。

手術は行っても臨床経験が少ないなど、色々と問題もあるようです。
ウチの場合は手術の前後、直接、間接を合わせると4人の医師の意見を
聞いた事になるのですが、どの意見もそれぞれ違ってそれなりに納得してしまうものでした。

その事が元で結局は「誰のどの意見を信じれば良いのか」解らなくなり、
とても混乱・困惑し、悩む原因とまりました。
その期間には医師同士で評判を批判する様な場面もみられました・・・。
最終的には自分で信じた医師の説明を聞き、手術に至るまでは
様々な事の説明をこちらから求めました。

股関節形成不全は進行性の病気です。1週間の間にみるみる症状が
悪化する事もあるそうです。完治するものでもありません。
治療・手術は病気を食い止める為のものです。
この病気になってしまった以上は、体重制限・運動制限などの
制限が一生付きまといます。
それでもなるべく苦のない健やかな生活をさせてあげたいと手術の道をとりました。
この先、他の犬と同じ様に普通の生活が出来るのか、それとも再手術をする事になるのか、
うまく歩行が出来る様になるのかそれは獣医さんでも判りません。
9ヶ月という若さで「寝たきり」になる事だけは避けたかった。
まだまだ色々な景色・人・犬と触れ合わせてあげたかった
なるべく精一杯の努力はしてあげる、後は犬の回復力・生命力・気力
だと思います。また動物のそれらの力には素晴らしいものがあると思います。
以上は、我が家のたどった経過です。

長々と書きましたが、現在手術で迷っておられる方、
同じ病気・症状で悩む方々への参考になれば・・と思いこのページを作りました。
クラウディアの症状・治療・経過はいくつものパターンのほんの1例にしか過ぎません。
これが良い、あれが悪い、と言う事は一概には言えませんが、
試してみる価値のある物も多々あります。
クラウディアより重度の股異形成で苦しんでいる子達も多くいます・・・。
全ての股関節形成不全の子達が、少しでも痛み・苦しみのない健やかな生活を送れますように・・・。
そう願っています・・・。

股関節形成不全の子を持つ飼い主さんへ・・・。
股関節形成不全になったから・・、運動できないから・・、と悲観しないで下さい。
確かに健康な子に比べたら、激しい遊びや、運動は出来ません。
他のお友達のワンコとプロレスよろしく戯れる事なんてとんでもないです。
でも、全てのワンコがそういった事や、スポーツをする為に生まれたのではありません。
股異形成の子には、その子に合った運動方法やゲーム
またストレスの解消法があるものです。状態を見ながら、
お医者様と相談しながら一緒に楽しみましょう。
ワンコも飼い主も辛く、苦しい時もありますが、それを乗り越えた時
大きな喜びと共に、他の子達にはない「何か」をお互いに与え合っているハズです・・・。
お互いを支え合い、頑張りましょう・・・。

こんなにキレイにお座りが
できる様になりました!
股関節形成不全のハナシ4