クラウディアをペットショップにお迎えに行った日、ショップのおばさんは、こう言った。

「この子は賢いよ。オシッコも硬い子だよ。ちゃんとシートにするから。」

確かにそうだった。

しばらくの間は、室内のサークルで生活させていたので、その中の30×45cmのトイレトレーにシートを挟み、使っていた。

まだまだパピーだから、時々粗相をする事はあったし、人間がすぐさま片付けの出来なかったウンチにマミレている事はあったけれど、「室内トイレでシッコが出来ません〜」と、言う苦労はなかった。

なので、家族中で「この子は賢い子だよ〜」と喜んでいた。

これから先の、苦労なんて、考えも想像もしていなかったのだ・・・・・・

クラウディアは、スクスクと育ち、お散歩デビューもした。

朝起きて、トイレでシッコをして、それから散歩、ゴハン、・・ネンネ。

しかるべき、パピーの生活だ。

お散歩デビューして間もない頃は、散歩に精一杯だったのだ。なんせ、道路のグレーチングを踏み越えられない・アレが怖い、もう歩けない。そんな事の連続で、少しづつ、誉めながら、じょじょにお散歩の距離を伸ばしていった。

そして、やっとこさお散歩らしいお散歩ができるようになった頃、ふと疑問が出てきた。

「お外でオシッコしない・・・・!?」

そう。お家のトイレがシッカと染み付いたクラウディアは、「外ではシッコできない犬」になっていたのでした。

しつけ教室の先生に相談するも、「そのうち、自然にするようになりますよ。6ヶ月くらいでする子もいるし。そう、神経質にならないで。」とアドバイスをもらったので、これまた安心して、「シッコしない散歩」を楽しんでおりました。

確かに、「外でシッコしない犬」はお散歩時には楽チンです。

シッコもしない、ウンチもしないのだから。

5ヶ月になり、6ヶ月になり・・まだまだ外でシッコする気配はありません。

朝起きて、トイレでシッコをする前に散歩に連れ出しても、散歩時には気配もなく、家に帰ってからトイレでジャー。です。

でも、特にクラウディアにも、飼い主にも不自由はなかったので、そのまま、生活をしていました。

そんな頃に、クラウディアの股関節形成不全が発覚し、手術・入院・リハビリと相成ったので、トイレの事はそのまま、放りっぱなしとなりました。

手術と入院を終え、家にリハビリに帰って来たクラウディアは、「トイレで排泄」の週間が染み付いていましたから、それはそれは、助かりました。

お家の中で安静にする生活ですから、「外でシッコ」だったら大変だったはずです。

それが、室内トレーのシートでやってくれるので、クラウディアの足腰にも良いし、飼い主も助かるのです。

ただでさえ、足腰に気を使う大変な生活なのに、日に何度も排泄に外へ出せば、それだけ回復も遅れるでしょうし、人間も参ってしまいます。

ゆっくりとリハビリと検査を重ね、ようやく元の用にお散歩が出来るまで、1年もの月日が経っていました。しつけ教室も再開し、また元通りの楽しい生活が戻ってきました。

教室でのイベントにもお出かけするようになり、新たな問題が出てきました。

そう、「やはり外でシッコできない犬」だったのです。(涙)

ある運動公園での、教室のイベント。ちょっと距離のある場所でした。

いつもの用に、車のバリケンに乗せてドライブです。朝から出かけ、夕方にイベントが終わり、帰ろうとまた車のバリケンに乗せました。

この、イベントの間、外でオシッコはなし。

こちらも、シートを敷いたり、先生に付き添ってもらって、草むらを歩きながら排泄を促したり。

でも、どーしてもダメ。

諦めて、車に乗せ、出発して間もなく・・・・。ヒーヒー言いながらバリケンの中で暴れ回るクラウディアが!

明らかに様子が変なので、道の脇に車を停め、後ろのバリケンを見ると・・・

バリケンの中でお漏らし!

バリケンも、クラウディアもびちょびちょで、持っていたタオルで拭き、お漏らししてお互いにブルーになってしまった私たちは家に着いたのでした。

このお漏らしの事件を、しつけの先生に相談し、教室の時にトイレを持参して、「外で自分のトイレがあればシッコが可能」なのか、やってみる事になりました。

結果は・・・・ダメ。何日も、何ヶ月も頑張ってみましたが、やはりダメ。

この頃には、クラウディアはやはりお出かけして家に帰るまで「シッコをガマン」する犬になっていました。

元々、ガンコな性格のクラウディア。ますますガンコにガマンする子になってしまいました。

でも、このままでは長距離のお出かけや、お泊りなんてできません。

せっかく、しつけも習っているのに、いろんな所へお出かけしたいじゃぁありませんか。

その頃、別のしつけ教室へ通いはじめました。現在までお世話になっている先生です。

そこで、今までのクラウディアのトイレの過程をお話して、改善していく事にしました。長い時間をかけて・・・

最初の方法は、パピーの頃から変わらぬ「トイレの位置をずらして、段々と外へ誘導していく」方法でした。

毎日、少しずつ、10センチ〜15センチづつ、トイレを動かして行くのです。

最初の、30センチ移動までは成功。

そこから先は、ドアのレールと言うか、段差があるのです。

それを超えて、トイレを設置。

結果は、元の位置に(トイレなしの床)ジャ〜〜〜〜〜!♪

T_T

元にトイレを戻し、またやり直し。でも、その「ヘリ」を越えると、トイレのない元の位置へ排泄してしまうのです。

ならば!別の方向へ誘導!

ですが、これもダメ。

どうやらクラウディアの中では「ここまでがトイレの部屋で、アレを超えるとトイレの部屋ではない」と、キマリが出来上がっているようです。

この方法は失敗。クラウディアには使えません。

ならば、第2の方法を!

今度は、外にトイレを置き、(裏庭)朝イチシッコをする前に、そこへ連れ出して、オシッコするまで家に入らない方法です。

もちろん、シッコが出なければ散歩もなし。制裁付きです。

クラウディアはバリケンで就寝していますから、朝はくらくらがバリケンから出すわけです。出してすぐ、リードに繋ぎ裏庭へ!

そこにシートを付けた使い慣れたトイレをセッティングし、待ちます。

「オシッコして〜、オシッコ〜オシッコ〜」

ダメです。(T_T)出ません。

くらくらも、仕事がありますから、そう何時間も付き合ってはいられません。

お家に戻ったクラウディアは、相変わらず、いつもの室内トレーでジャ〜〜〜〜〜♪

でも、これもスグにはやめません。

何日も頑張ります。

でも、こっちがその気なら相手もその気。朝起きると、犬もシッコを催しますが、人間も・・・。

くらくらがトイレに行っている間に、トイレにジャ〜〜〜〜〜♪♪

そのうちに、裏庭でのシッコ待ち時間を延ばすために早起きをしだしました。

6時→5時→4時→3時・・・。だんだんと早まります。その頃の季節は2月。激寒の早朝(涙)に、裏庭で「シーコッコ、シーコッコ。シーコッコ〜」と、オシッコ用の号令(呪文)を唱えるくらくら。

こうなったら、ガマン大会です。お互いに。

これではさすがに身が持ちません。とうとう、私ダウンしました。

クラウディアちゃん、かなりガンコです。ごうばってます。

こっちが頑張れば頑張る程、犬はムキになり、悪い悪い方へといっているような気がしました。

しばらく・・。トイレの事はうるさく言わず、リセットする事にしました。

クラウディアも私も・・・。疲れていました。

しばらく、リセットしてみると、ふとアイディアが浮かびました♪

クラウディアのこの頑なさと、ガンコさは裏返せば「賢さ」からきているんだと。

今までの色々な事にはコマンドにとても忠実でよく言う事も聞くのだから、オシッコもコマンドで出来るのだと!

何だか、目の前が明るくなった感じがしました。

さて、コマンドを教える方法です。まずはコマンドを決めなくてはなりません。

ずっと使うものだから、解りやすくて、可愛いものを。

オシッコ=シーコッコ

ウンチ=ウンコッコ

これにキマリです。これ以外あの子にピッタリ、しっくりくるものなんてありません!

さて。朝一番のシッコを狙います。

しかし、ちょいとハードルがあります。クラウディアは「外でもしないが、見られていてもしない犬」なのです。

そう、誰かが見ていると排泄しません。本犬曰く、「恥ずかしがり屋さん♪」らしいです(ーー)

隠れて、こっそりとシッコしたいらしいのです。

そうは行くものか。まずは、それを克服しなくてはなりません。

朝、バリケンから出し、くらくらは隠れます。

しばらくすると、トイレ部屋でニオイを嗅いでトイレチェックをするクラウディアの「爪音」が聞こえます。

カチャカチャ・・・・。

今だ!部屋を覗くと、まさに、「オシッコ中♪」のクラウディアが!

そう、そこであの号令を「シ〜コッコ、シ〜コッコ」と歌うのです。オシッコが終わると、「シーコッコ、偉かったねぇ!シーコッコできたよ!」と誉め、食いしん坊の彼女にはビスケットを1個。

これで終わり。くどくどとはしません。1日1回。簡潔に確実に。

まずは、号令の「刷り込み」です。

オシッコをしている時に、号令をかけて、オシッコ=号令を関連付けします。

パピーのやり方と同じですね。

さて、号令に慣れて着たら(刷り込みできたら)、こっちが見ている時に、号令をかけたら催すのか実験です。

やはり、確実にオシッコの溜まっている朝イチを狙います。

最初は時間はかかりますが、トイレからちょっと離れてかつ見える位置に座り、「シーコッコ、シーコッコ」と号令をかけます。

トイレの廻りをくるくる回り、ニオイを嗅ぎ・・・オシッコ成功!

盛大に誉め、ご褒美をあげます♪イイコ、イイコ。

これをまたしばらく続けます。

同じ方法でウンコもしつけます。

これもしばらく続けます。どうやら、家の中のトイレでは「号令で排泄」が板に付いて来たら、お外でチャレンジです。

例の裏庭に毎朝連れ出し、排泄トレーニングを続けます。

言葉に書くと簡単ですが、かなり大変で、苦労します。涙モンです。

裏庭でOKになったら、お散歩中にトイレを持って、体育館の隅っことか、出来そうな所を選び、トレーニングをします。

朝から、トイレを置き、デカい犬を相手に「シーコッコ、シーコッコ」と歌っているワタクシ。

側を通る通行人には、キチガイかアホに見えた事でしょう。(涙)

でも、コレを超えなければ!

その思いでひたすら頑張ります。クラウディアだって、頑張ってるんですから。

でも、これがダメ。

裏庭以外ダメ。

さぁ・・どうしたもんでしょう。もう一息なのに。

お友達と通うしつけ教室の時に、トイレを持参して協力してもらう事にしました。

トモダチワンコのオシッコのニオイを嗅がせたり、排泄姿を見せて、その子を誉めちぎり、排泄すると誉められるんだよ〜と教えてみたりとか。

色々やりました。

が!ダメ。かなりガンコです。

ここで、無理強いしては、また元のモクアミなので、慎重に事を運ばねば。

毎週、毎週、トイレを教室へ運び、また、駐車場の車の前にトイレやシートを広げ・・号令かけを繰り返し繰り返し・・

そんなある日、とうとう!オシッコしました!

トモダチにも協力してもらってたので、本当に感動!嬉しかった!長かった!この道のり!

でも、まだまだ終わりません。

これは一つのハードルを超えただけ。お散歩時に排泄が出来ないと。

いつかは、また足腰が悪くなるであろうクラウディア。

外で排泄だけの犬ではダメなのです。

理想は、号令で排泄でき、家のトイレも、外も使い分けれる犬が理想なのです。

厳しい様にも思われるかもしれませんが、そうでないと、今後クラウディア自信も大変だし、くらくらも大変になりますから。

一度、乗った船。時間がかかっても、理想の形に仕上げていきたいのです。

それから、ひたすら号令トレーニングを続けた結果、まさに理想の形が完成しました。

家のトイレでも自由にオシッコ、ウンチをし、出た時は知らせにやって来ます。

寝る前、出かける前など、「寝る前シーコッコ」「出かける前シーコッコ」など号令を使い分け、号令排泄も可能。

お散歩の時は、オシッコしても良さそうな場所(しげみとか草むらとか)に着いてから号令で比較的自由に。

ウンチは、号令で出させ、くらくらが手で受けている折込広告の上に落とします。

お出かけ、お泊りには、シートを敷いておけばOK

この時も号令は使えます。

コレを完成させるまでに2年程。

本当に自分でもよくやるよなぁ・・と思いますが、やって良かった。

しかし、冬の早朝に、号令かけていたあの頃・・・・・辛かった。本当に辛いものでした。

お友達の協力も先生の協力もあったならこそ。

クラウディアも良く頑張りました♪

これから、パピーを飼う方も・・・号令は必須です(笑)

と、言うか、ジョーシキ的な「号令排泄」をめちゃくちゃ遠回りして覚えた私たち。

そして・・。余談ですが、クラウディアの使っているトイレ。

パピーの頃に使っていた30×45cmのモノです。

大型犬のトイレって大きいのが売ってますよね。一枚タイプの物とか二つに折れるタイプとか。

どっちも使いましたが、不思議とこの小さいパピー用がいいようです。(不思議)

しかも、普通はシート内にアンヨを置いて、「シートの触り心地」でトイレかどうかを認識するらしいですけど、クラウディアは変わってまして(^^

前足も、後ろ足も、トイレから出ています。つまり、オシリだけ空中に上手にシートの中心に入る用に自分で加減するのです。

一度、トイレからオシリの位置がズレてたので「ズレてるよ〜!」と言ったところ、「えぇ!?ズレてる!?」とばかりに位置修正をしていました。

笑えますが、感心します。

と、言う訳で現在もパピー用♪

 もうヒトツ。

「外でシッコ出来ない」事に悩んでいたあの頃。ネットで色々と検索の日々が続きました。
でも、ないんですよねぇ・・・・。
「外でのみ排泄しているパターンを室内トイレに変更したい」という悩みの持ち主さんは、たくさんいらっしゃるのですが、ウチの様に、「室内排泄を外排泄に変更したい」という例は、調べた限りありませんでした。
なぜ????

おわり。

5月のある日、暖かな春の陽気・・・

お友達のゴルちゃんと公園の駐車場で待ち合わせ♪

一緒にのほほんと散歩の約束でした。

くらくらとクラウディアは少し早く到着したので、駐車場の花壇の隅に腰掛けてお友達の到着を待っていました。

やがて、駐車場にお友達の車が現れ、お友達と、ゴルちゃんが降り立ったその瞬間・・・・・。

お友達に駆け寄りたいクラウディアがものすごい勢いでダッシュ。(T_T

体育座りしていたくらくらは、その体制のまま、前方にこかされ、その時の衝撃と痛みでスグに立ち上がる事のできぬまま、ズルズルズルと、お友達の前まで引きずられて行ったのでした。

マンガのような光景に爆笑するオトモダチ(T_T

「痛・・・・い・・・・。」うめき声と共に起き上がったくらくらの両手はすりむけ、ヒザはズボンが破れ、血だらけになっていました。

すぐさま、犬を乗せトモダチはコンビニに、絆創膏や、消毒を買いに走ってくれました。

待っている間も、クラウディアは「えへ♪えへ♪」と笑い、くらくら、「あほー!あほ!」と、クラウディアをベシベシ叩きました。

しかし、デカ犬にはそんなおしおきは、蚊に刺されたくらいにしか思ってないでしょう。(呆)

せっかく来たのに悔しいので、ちょこっとだけ散歩をし、あまりにヒザが痛いので、家に帰りました。

途中、クスリ屋に寄り、包帯やら、ガーゼやら、消毒薬やらを買い込み家に着きました。

家族には、「クラにこかされたよぉぉ。」と、出来事を話し、傷を見せ、自分で傷をお治しする事にしました。

しかし!尋常ではないあの痛み。

お腹が痛いとか、頭が痛いと言うのとは「痛さ」のレベルがケタ違い。

ズキズキでもなく、ザクザクでもなく、とんでもなく痛い。

痛くて、汗が出る程。

くらくらは、骨折とかケガの類は経験がないので、ケガってこんなもんか!?と思って、ひたすらガマン。

家族は「病院、行く?」と心配してくれたけれど、あいにくの連休中で、しかもコケたくらいで病院なんて・・と甘く見ていた。

しかし、夜になっても寝られやしない。

眠るどころか、胸の鼓動と同じリズムで、ズンドコズンドコ痛みが増してくる。

とうとう、痛み止めを飲んだ。

いわゆる市販の鎮痛薬。

10分経過・・20分経過・・・・・・効かない。

数時間空けて、また飲んだ。

しかし効かない。

歯医者でもらった鎮痛薬も飲んでみた。結構、キツいクスリだと思うが。

効かない。

朝が来た。まだ連休中だ。

今日一日、頑張れば、明日病院に行こう。

ガーゼを外して消毒してみる。

ウゲ!すごい膿だ。こんなの見たことないぞ。緑色になっている。

風がそよぐのも痛くて辛いけど、傷を乾かす為に、薬局で買ったキズ●ライを塗布。

夜になって、お風呂後に消毒する。

ガーゼを剥がすと、昼間のキズ●ライのおかげか、ちょっと乾いているように見えた。

しかし、キズ●ライを塗布した所は、まん丸のお皿かピザみたいになっていて、その下は相変わらずの膿だった。

思い切って、塗布ピザをのけてみた。

んんん?何?この白いの?脂肪?

キズが深くて、きっと脂肪が見えてるんだ。と、また塗布ピザで蓋をして、さらに、キズ●ライをふりかけ、ガーゼをし、包帯を巻いて寝る。

しかし、さっきより痛みは増し、脂汗が出る。

相変わらず、3時間おきぐらいに、飲めるだけの痛み止めを飲み、朝を待った。

朝になった!

さぁ!病院だーーーー!

病院で診察してもらうのがこんなに嬉しかった事はない。

近くの外科へ車で急ぐ。

診察の順番が来て、先生に診察してもらう。

せ:「どーしましたか?」

く:「犬に引っ張られてコケました。自分で消毒してましたが、痛くて、痛くて。痛み止めもあるだけ飲みましたが効きませんでした。」

先生が、包帯とガーゼを外して傷を見る。

せ:「あらら!ヒドいねぇ!大きい犬?」

く:「ハイ。ラブラドールですから、大型犬ですが」

せ:「あなた、コレね、白いの、解る?」

く:「ハイ。脂肪だと・・・」

せ:「コレ、骨だよ。身がね、エグレて、骨が露出してるの。そりゃ、痛いよ。こんな状態で何日も放っておいて。ばい菌に感染したら、エラい事だよ!どーして、救急で来なかったの?」

く:「こんなヒドイ事になってるとは、思いませんでした。確かに、すごく痛かったです。」

せ:「よくガマンしてねぇ。感心するよぉ。」

そこへ看護婦が一言。

「あなた、その犬、保健所へやるんでしょ?」

く:「はぁ?やりませんよ!可愛い愛犬ですから!」

看護婦:「えーー!?こんな大怪我までさせられて、まだ飼うの?先生、どーでしょう?」

せ:苦笑

く:「犬はこれからちゃんと躾ますから大丈夫です。」

せ:「それより、あなた、これはキズ●ライ、使ったでしょ?あれダメだよ。表面ばっか乾かして、中は治ってないから。余計にキズが悪くなるよ。」

注射打って、飲み薬をもらい、全治2ヶ月。

翌日から毎日、ガーゼ交換と消毒に通うハメに。

キズが治って来てからは、跡を残さず、きれいに治す為に「かさぶた剥がし」が待っておりました。

これが、また痛いです。剥げそうなかさぶたを吟味し、ピンセットでペリペリペリと先生が剥がすのですが、まだ未熟なカサブタだと、身とくっ付いていて、痛い!

毎日、1ミリ単位のお仕事です。

でも、おかげさまで跡もなく、キレイに治りました。

しっかりと2ヶ月も通ったおかげです。

やはり、ワンコはきちんとコントロールしましょう。自分の為です(汗)

トイレのハナシ
痛い話