File No.031 彼女がAVに出てた

隠れて有名風俗&AV嬢してた彼女と別れたPart4
9 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/20 13:12 ID:???
かきこはしてないけどしばしば癒すためにROMってる。
スレ新しいのをたててくれてるとは。

前スレにも書いたけど、あれだけ話題になったから
あの店に行った人とかもいるんだろうなって思ったら
気が狂いそうになる。自分が招いたこととはいえ…。

またくる。

96 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/21 19:05 ID:???
色々貴重な意見ありがとです。

意見の中に「もう一度冷静になって考え直せ」という
のがあるけど、オレはむしろ冷静に振りかえれば
今のところ綺麗に正当化できてるところまでもが
破碇をきたしてしまいそうで怖い。今は自己防衛的に
極力物事をポジティブに考えるようにしているけど
ふと冷静になって自己矛盾に陥ったとき、まさに
その場に崩れ落ちそうになるのがわかる。夜寝る
ときとか特に。

だから今はあえて冷静に考えることをやめている。
生きていく上ではあまり誠実なやり方ではない
かもしれないけど、まだ現実とサシで向き合うには
まだまだ弱すぎる。だらしないけど。

要するにこんな調子だからフラレたのかなと思われ。

109 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/21 23:13 ID:???
今からチャットいこっと

129 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/22 21:14 ID:???
彼女と別れた翌日に「似ている子が出ている」と俺に
告げた友達にそれまでのいきさつを話した。彼はその
事実にかなりの衝撃を受けたようで、同時に冗談半分で
オレにご注進したことをひどく後悔しているようだった。
彼にしてみればまさか本人とは思っていなかっただろうし
こんな悲劇になるとも思っていなかったのだろう。彼は
彼女と一度しか面識がなかったので半信半疑だったと
いうのはおそらく本当だろう。ただ「誓ってそのビデオ
ではヌイてない」という彼の主張を額面どおりに受け
入れるほどオレもお人好しではない。その中でも救い
なのは、彼がローテクでネットとは無縁の存在であり、
また今後も何かあったら出来る限り力を貸してくれる
ことを約束してくれたということ。彼が本当に親身に
なってオレを心配してくれていることに対し、心から
感謝した。

彼に限らず、ほかにもたくさんの人間から励まされたり
助けられたりした。こういう境遇になってみて、初めて
そのありがたさを自覚した。オレは神や仏など宗教めいた
ものは否定も肯定もしない。けど、もしそのテの神なる
ものが存在するというのなら、オレはまるっきり神に
嫌われてしまったというわけでもないらしい。それが
気まぐれであるにせよ、ほんのわずかではあるが救い
の糸を垂らしてくれている。友人の心からの気遣い、
ネット上でのさりげない叱咤激励。か細い糸ではあるが、
それはオレを確実に前へと向かわせている。

…彼女は大丈夫だろうか?

156 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/24 00:14 ID:???
あさって彼女と会うことにした。会うことが正しい事なのか
どうかは俺には分からない。彼女にとってもオレにとっても。
ただ、やっぱり逃げるのは俺の流儀じゃないから。このまま
誤魔化しながら半笑い浮かべながらなんとなく乗り越えた
つもりでいてもしかたない。少なくとも彼女はオレが出て
行った瞬間からイヤでも現実と向き合っていると思う。
それも多分一人で。そこへきてオレがひきこもってても
しょうがないよな。男として。

だから行かなくちゃ。

209 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/25 23:21 ID:sORyVtxk
あまりうまく語れるかどうか自信もないし、今日の出来事を
記すには非常に断片的で不完全な形でしかあらわせないと思う。
交わされた言葉や行為が、今は無重力の部屋の中に浮いた水滴
のように、未整理のまま漂っている。ただ、今この瞬間に語ら
なければ、時とともに記憶の更新とともに片隅に追いやられる
のが怖い。だから、不完全のままでもいいからここに残して
おこうと思う。

火曜日に、多数のビデオ出演や風俗に関して俺の知って
いること全てを彼女に話し、その上でもう一度会えないかと
電話した。彼女はためらう様子も無くすんなり承諾した。

店に入ると彼女はもう来ていた。「ちーっす」と敬礼する彼女は
もうすでにこの世には存在しないみたいで「どうも」と目をあわ
さずに素っ気無い挨拶をする他人行儀な彼女がそこにはいた。
ラガーは無いと言うので仕方なくモルツにした。あれから仕事は
休んでると言った。それに対してなんと言ったらいいのかわから
なかったので「そう」とだけ答えた。少なくともやめてはいない
わけだ。しばらく二人は当りさわりの無い話しをした。しかし
そのひとつひとつが非常に無味乾燥で空疎な会話だった。二人で
底の無い井戸へ石を落とし続けるように、交わした言葉は音も
無く消費されていった。

211 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/25 23:24 ID:???
ようやく2杯目を飲み終えようとしたときに「なんでこうなって
しまったんだろう」とオレはたずねた。一瞬ひるんで目が泳いだ。
それから彼女は、少しずつ少しずつ割れたガラスを避けて歩く
ように慎重に言葉を選びながら話してくれた。こうなった理由
から経緯まで、彼女は可能な限り誠実に話してくれたと思う。
彼女のプライベートに関わる事なので詳しい内容までは書けない。
ただ決して自分を正当化することなく正直に話してくれたに
違いない。でもやはりそれを受け入れるほど俺の器量は大きく
なかった。それを聞いていたオレは、猜疑心・欺瞞・嫉妬・諦念
その他もろもろの感情を粘土にして作られた塑像そのものだった。
それと同時に、懸命に彼女の言葉に整合性を持たせて自分を
納得させるのに必死な自分もそこにいた「やはりなんのかんの
言ってヨリを戻したかったんだなオレは」と自嘲した。
「相変わらず弱いね。顔真っ赤だよ」と彼女が言った。その日
彼女が初めて見せた笑顔を見た瞬間、オレは今日会ったことを
死ぬほど後悔した。

それから色々と思い出話をした。それはまるで、思い出を
ひとつひとつ惜しみながら土に埋めていくような感じだ
った。あの一件以来、すべての思い出に付箋がついて
しまったような気がしていたがそれは間違いだった。
5年前から今日まで過ごした時間は明らかに存在していた
のだし、そこにあった全ての感情、全ての音楽、全ての
思い出は色が褪せる事はあっても姿をかえるわけでは
なかったのだ。僕は彼女の冗談に笑いながらタバコに火を
つけた。「そのライターまだ使ってくれてるの?」
「質にいれても8円ぐらいだろ」オレはおどけて答えた。
すると彼女は突然真珠のネックレスがほどけて落ちるように
ぽろぽろと涙を流した。彼女はずっと俺の目を見ながら
嗚咽することなく静かに涙をこぼしつづけた。オレは
それから一言も話せなくなった。

215 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/25 23:36 ID:???
どうやって店を出たのか憶えてない。気がついたら二人は
とぼとぼと歩いてた。発車ベルが聞こえる。どうやら駅に
着いたらしい。
「今日は会えて良かった」
「うん」
「楽しかったよ」
「うん」
「体に気をつけろ。ネコにばっかエサやってないで自分も
 いっぱい食べろよ」
「うん」
「無理するな。玄関もすぐ開けるなよ。
 なにかあったらすぐ警察に電話しろよ…」
最後は泣きじゃくってただひたすら「うん、うん」
と俺の腕の中でうなずいていた。

217 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/25 23:47 ID:???
許されるならもう一度、まっさらな状態で、初対面から
やり直したかった。記憶のファイルを全部消去して
「はじめまして」からやり直したかった。無理だけど、
それでも何かいい方法はないか必死で考えた。その為なら
オレはなんだってしてもいいし失ってもいい。

でも、奇跡は起こらなかった。

ホームまで手をつないで歩いた。ゆっくりと歩いた。
いつもなら、このままどちらかの家に帰るのだが、
列車のドアが二人を隔てたときに、二人の手は静かに
ぬくもりを残しながら離れていった。列車の中から彼女は
手を振っていた。オレは「ちーっす」と敬礼した。彼女も
「ちーっす」と敬礼して笑った。そして列車はそのまま彼女の
全てを乗せて夜の中に消えて行った。

帰りついたオレはステレオのスイッチを入れ「米軍キャンプ」
をリピートにしながら、ソファに腰掛けてビールを飲んだ。
フォトスタンドにいる二人は相変わらず無邪気に笑っていた。
「楽しかったよ。本当に出会えてよかった。今までありがとう
愛してるよ」と、彼女に言えなかった言葉を写真の二人に伝えた。

369 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/27 01:56 ID:???
ああやって感情に任せて何かに記すことによって極私的な感情
を癒してるだけであって、要は自己満足なわけで。はじめっから
見ての通りオレの書いてる文はそれ以上でも以下でもないわけで。
だからあの文章を見て「やっぱネタか」だの「ガッカリだ」とか
言う方にはもう「ごめんなさい」と言うしかない。あの時あの
瞬間あの感情のまま書いた文章があの通りなわけで、それこそ
今振り返ってあのときの事を文章に起こせば当然もっと乾いた
文章になっていただろう。

でもオレは別にみんなの満足行くような文章を書く才能がある
わけでもないし、その時々の感情にしたがって書くしか術は
無いんで。だからそんな垂れ流しの文章に嫌悪を覚えた方は
ごめんなさいです。

言えた義理じゃないけど、これからも色々な意見ありがたく
拝聴させてもらえれば幸い。

370 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/27 01:56 ID:???
あと彼女(今後おれが彼女と言うときはあくまで三人称の意味で)
のプライベートに触れたことに関してだけど、当然オレが相手に
黙って一方的に書くのはフェアじゃないと思ったので、昨日飲んだ
時にはっきり経緯を話した。するとオレの予想通り彼女は自分が
インターネットなる想像のつかない世界で取り沙汰されている
事実を、興味を持ちこそすれ嫌悪を抱くようなことは微塵にも
感じていないようだった、むしろ何故AVになったかを書いても
いいとすら言った。その無邪気さをオレは愛して止まなかった
のだが…勿論彼女がAVにいたった理由を書く気は毛頭ない。

とにかく、彼女を気遣ってくれた人には「ご心配なく」と。

371 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/27 01:59 ID:???
ごめんなさい>>369の冒頭にはこの文章が抜けてました
         ↓
なんか賛否両論含めてこの反響の多さにしばし呆然とする。
確かに昨日の文章は、当事者じゃない人間が見たらさぞ鳥肌モノ
だったと思う。オレもしらふで朝起きて見たら居たたまれなく
なった。夜書いた文章を朝見てゲンナリというアレだ。ただオレは
ああやって感情に任せて何かに記すことによって極私的な感情
を癒してるだけであって………

373 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/27 02:05 ID:???
あと今まで色々オレに関して書いてる人に対して
ほとんどレスをしたことが無い。悪いと思っている。

きっちりと様々な意見に答えるつもりだけど、昨日の今日だし
今日のところはカンベン。

でも、きちんとずべての意見に目を通している。逐一自答しながら
読んでいる。だから「オレの批判は無視かよ」とか思わないで
ほしい。かならず答えるから。

438 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/28 03:53 ID:???
彼女のAVを始めたきっかけを教えて欲しいと言う
意見が多いけど、それ暴露したら終わりっぽい
気がする。あと、彼女がネットで取り上げられる
ことに対して不信感を抱いてる方がいるけど、
別に彼女はそれによって賛同者を得て自分を正当化
してどうのこうのてゆうわけで晒しを承諾したわけ
ではない。ネット上で自分のことを知りもしない
人間がやいのやいの言う事自体、彼女にとっては
実にどうでもいいことなのだ。

ここからはあくまでオレの推測だけど、彼女には
そうした達観した部分があるからAVもつとまった
のかなと思う。

473 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/30 01:34 ID:???
もう引っ込みがつかないところまで来たようです。
僕も正直こんなに話が大きくなるとは思いませんでした。
だから今度こそ、万年引きこもりの僕と「彼女」の本当の
話をします。

彼女とは小学校からの同級生でした。当時から運動神経が
いいうえに頭もよく、何よりとても顔がかわいい女の子
でした。中学校にあがってからも常に目立っていて、学年を
問わずいろんな男の子からちやほやされてました。勿論
僕みたいな男はただ見ているだけでした。でも僕は彼女と
手をつないだり自転車に二人乗りするのを想像するだけで
幸せでした。僕はその想像のことをいつも本当のことのように
日記をつけてました。それだけで僕は本当に幸せでした。そして
そのまま彼女は私立の女子高に、僕は公立校に行くことになり
ました。

474 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/30 01:34 ID:???
高校時代は会う機会など少しもありませんでした。一度だけ
彼女らしい女の子を見かけましたが横顔だけでした。でも
やはり綺麗だったのを覚えてます。僕は高校時代に二度だけ
女の子と付き合いましたがちっとも満たされませんでした。
やはり彼女じゃないとダメだったのです。それ以来僕は一度も
恋愛をしていません。すいませんでした。

彼女がブルセラビデオに出ていると聞いたのは大学3年の秋でした。
僕も最初は「絶対にうそだろう」と否定しましたが、友人の家で
ビデオを見せてもらった時、画面にいたのは間違いなく彼女でした。
制服を着て僕にほほえんでる顔はまさしく僕が10年以上恋焦がれ
ていた彼女でした。彼女も僕と同い年でしたが無垢で壊れそうな
くらいに美しい顔はあの頃と全く変わっていませんでした。僕は
愕然としました。そのときの反応はあの元スレの一番最初のカキコ
にあった通りです。

475 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/30 01:34 ID:???
彼女の訃報を聞いたのはそれから年が明けてすぐのことでした。
正月休みに同窓会が開かれ、その時彼女が自宅で首を吊って自ら
命を絶ったことを聞きました。理由は色々ささやかれましたが
本当のところは僕なんかが知る由もありません。

以上が僕と彼女の全てです。お聞きの通り僕は彼女と付き合う
ことはおろか、ろくに話した事さえない関係でした。ここに
書いたことは全て僕が頭の中で彼女と演じたドラマです。僕が
「ソレだ」と答えたビデオは全く別物でした。本当に適当に
選んだものです。風俗は予想外でした。彼女も風俗はやって
なかったと思います。

476 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/30 01:34 ID:???
皆さんには本当にご迷惑をおかけしました。でも、みなさんの
おかげで僕は本当に彼女と楽しい時を過ごすことが出来ました。
僕が彼女と最後に演じたかった体験を実感することが出来ました。
みなさんが僕と彼女のことを話題にしてくれてる間、僕と彼女は
本当に恋人同士でした。彼女が死んでもしばらく続いた僕の想像
の日記が全て現実のものとなりました。僕の想像の日記では、彼女
は僕と別れたことが原因で死んだことになっていたのです。だから
このスレも彼女の自殺で終わらせるつもりでした。皆が指摘した
ビデオの女の子はもちろん二人とも生きてるからその時嘘がばれる
けどそれでもいいと思っていました。けど、いざ>>209を書き始め
ると、想像の中くらい彼女を明るく強く綺麗なままで終わらせようと
思い、僕の文章力の全てを総動員してドラマチックに仕上げました。
結果的には顰蹙も買いましたし、何より彼女が死なないのでどう
やって幕を引こうか非常に苦しみました。本当に本当のことは
絶対知られたくなかったので。でも、僕は最後に彼女とああして
きっちりとサヨナラが出来たので幸せでした。本当の彼女には
サヨナラできなかったけど、あのカキコの中では彼女に言いた
かったことしてあげたかった事、全てが出来ました。本当に本当に
幸せでした。ありがとうございました。

477 :1です ◆ayvp0XDA :01/10/30 01:35 ID:???
最後に、僕のことを心配してくれたみなさん。騙しつづけて
すいませんでした。本当にすいませんでした。アレだけリンクが
張ってあったのにブラクラが無かったのは奇跡に近いと思います。
それだけいい人が集まっていたのでしょう。ただ一人僕だけが
うそつきだった。AVの彼女はおろか、まともな恋愛すらしてない
ただのヒッキーでした。あの文章の「オレ」みたいな性格じゃ
ないです。ただああいう風に強く生きたかったし友達思いの
友人も欲しかった。本当にごめんなさい。全て「こうなったら
いいな」という僕の想像です。今さら何を言っても信じてもら
えないことは分かってましたが最後の最後まで嘘はつきたくな
かったので。

あと、チャットのみなさん。ほんとうにありがとう。僕は
あそこにいた人みんなを一生忘れません。みんなあんなに
優しい人たちだったのに騙しつづけて本当にすいませんでした。
でも、あそこは本当に楽しくて安らぐ場所でした。

本当にありがとうございました。

では、さようなら。

隠れて有名風俗&AV嬢してた彼女と別れたPart4
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