File No.023 大阪泉の広場に出る赤い女
【謎の本】大阪泉の広場に出る赤い女【カワイイ】(2)
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1113926627/
元ネタと思われる話を投下する人物が現れた。
204 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 16:46:45 ID:cdhis2wy0
最近このスレの話を知って(怖がりだから普段は昼にしかオカルト板来ないんで知らなかった)、最初から読んでたんですけど、これかなり昔の話が元になってるんじゃないかなぁ。
「泉の広場の赤ワンピース」
とかって言われてたけど、元々は「アキちゃんの話」ってヤツだと思うんだけど。
オイラは母方の婆ちゃんに昔(25年くらい前か)聞いたことあるけど
217 :本当にあった怖い名無し :2005/04/20(水) 17:11:34 ID:nGNjGgnQO
本名
・赤福アキ
とりあえずこれでいいのか?
222 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 17:31:39 ID:cdhis2wy0
>>217
最初に言っとくけど、もともとの話は幽霊とか関係無い話。
フルネームは判らないけど「アキちゃん」と呼ばれてた、赤いワンピースの街娼婦がいて、その人にまつわる話。
怖いとか言うより哀しい部類の話ですけど、それでも構わない?
その話自体は幽霊とか全然関係無いですよ?
224 :本当にあった怖い名無し :2005/04/20(水) 17:37:28 ID:QrK6SfO0O
かまわない。話してくれ!全裸で。
228 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 17:44:39 ID:cdhis2wy0
>>224
じゃあ服を着て話すけど。
昔、関西では『映画ダイジェスト』っていう、最新の映画の上映期間やら上映館を紹介する番組があって、その番組では梅田松竹会館
(中に梅田ピカデリーという映画館がある)への行き方を、
「泉の広場を上がったところ」という紹介の仕方をしていて、
小学生当時、何かアニメ映画を見に行きたかったオイラは松竹会館近辺の食堂で働いていた祖母に泉の広場への行き方を尋ねたわけです
(そこに行って上がればいいんだ、と考えたので)。
けど祖母は子供の行くところじゃない、ヤーサンがうろうろしていて危ない、と教えてくれないので泣きながら映画の事は諦めました。
続く。
230 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 17:49:39 ID:cdhis2wy0
>>228
時は流れて中学生。
一人で映画館にも行ける年齢になったオイラはまた見に行きたい映画が上映される事になったので今度こそ、という勢いで祖母に泉の広場の場所を尋ねました
(この時にはもう食堂は辞めていて叔母の家に同居していた)。
すると昔とは違ってあっさり場所を教えてくれたので、気になって何で昔は場所を教えてくれなかたったのだと問い詰めたわけです。
で、まあ中学生になったなら
(正確には「もう大人料金でどこでも行けるんやしなぁ」と言っていた)良かろうということで「アキちゃんの話」を聞かせて貰いました。
続く。
233 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 17:58:09 ID:cdhis2wy0
>>230
当時(今から30年位前)、泉の広場は今ほど明るい、垢抜けた場所では無く、ちょっと怪しげな人達がたむろしていたのは他の方の書いている通りですが、
その中に「アキちゃん」と呼ばれる、赤いワンピースも華やかな、身を売っている女性がいたそうです。
かなり売れっ子で、気の強い彼女はそんな仕事は辞めたらどうだという店のオバちゃんやうちの祖母の話にも耳を貸さず、
自分の稼ぎで内縁の夫(やくざだったらしいですが)を組内で出世させる、などと言ってたそうなんですが、
その相手のやくざはどう見ても粗暴なだけで頭の回らない、ゆくゆくは落ちぶれるだろうなぁ、というような男で、オバちゃん連中の見立てでは
「くだらない男に引っ掛かっている自分を認めたくなくて強気な事を言ってるんだろう」と、プライドの高さが哀しいタイプの女性だったそうです。
続く。
235 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 18:10:09 ID:cdhis2wy0
>>233
まあ、そんな女王様みたいな感じのアキちゃんでしたが、とにかく綺麗な人だったので常に客がいるような状態だったんですが、
そういう人はまあ周囲の女性とはどうしてもぶつかるようで、他の街娼の人とは何度か諍いがあったそうです。
そんなある時期、とんがっていた彼女の性格がえらく丸く、優しくなったので不思議に思った近くの店のオバちゃんが訪ねてみると、
「自分にベタ惚れした若い客が、自分と一緒になって田舎に行こうと言ってくれた」と言ったそうで、もちろんオバちゃんはそんな出来すぎた話があるかいな、
アホと言ったそうなんですが、その若い兄ちゃんは大阪で一儲けして田舎で商売でも始める、金はあるからヒモのやくざにバシッと金を払って、
一緒についてこいとかなりの金額をアキちゃんに見せたそうで、オバちゃん曰く、こんなに気の強い女が何でこんなあっさりと騙されるのかと呆れたそうで。
で、そのオバちゃんもその若い客を見たそうですが、確かに金のかかった身なりでさわやかそうな好青年だったそうですが、大阪のオバちゃんらしく、
「一儲けして女の身請けして故郷に錦を飾るようなヤツが、さわやかなままでおるわけが無い」
という身も蓋も無い、しかしなるほどなぁという理屈で兄ちゃんが胡散臭い、と見てとったそうです。
続く。
236 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 18:16:27 ID:cdhis2wy0
>>235
結局オバちゃんの見立ては正しく、この「好青年」はなんとアキちゃんのヒモのやくざと同じ組の、こっちは女で商売する専門の組員だったそうです。
何でこんな話になったかというと、元々「好青年」はミナミ界隈で何人もの女性で稼いでいたらしいのが、
兄貴分の引退で兄弟関係の梅田の組に世話になる事になり、先に送っていた稼ぎ扶持の街娼がアキちゃんと揉め、
何とかしてくれと女に泣きつかれてアキちゃんをだまくらかす事にした、という顛末だったそうで
(この件でヒモだったやくざと「好青年」が後々喧嘩沙汰になったのが祖母が働いていた食堂だったので、大まかな理由が判明した)。
続く。
237 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 18:26:44 ID:cdhis2wy0
>>236
で、ある日。
いつものように泉の広場に向かったアキちゃん。
噴水のところに腰掛けている「好青年」を見かけて駆け寄ろうとしたら、隣に以前喧嘩した女が嬉しそうな顔をして座っている。
「人の男に手を出すな」
と言わんばかりに近づいたアキちゃんの目の前でディープキスの2人。
カッとなって詰め寄り、
「どういうこと!?私を捨てる気!?」
と涙を浮かべながら言うアキちゃんに「好青年」が言ったのが、
「捨てるも何も、ハナから拾ってもおらんがな」
同時に完全に勝者の笑顔を浮かべる隣の女。
騙された事を完全に理解したアキちゃん…、のはずが、セリフは変わらず
「私を捨てる気!?」ばっかりだったそうで、
祖母曰く、「プライドが高すぎて騙された事にしたくない」んだろう、と。
その時の顔ときたら、涙はすぐに枯れてもう「これが般若というものか」と言うくらい凄い形相だったそうで。
その後、この話がヒモにバレ、捨てられてしまったアキちゃんが取りだした行動が、今のお話の元になっているんでしょう。
続く。
238 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 18:41:25 ID:cdhis2wy0
>>237
「好青年」に騙され、ヒモには捨てられ、まさしく一人になったアキちゃん。
広場のいい場所で客を取る事も出来なくなり、階段を上り下りしたり、広場の奥をうろうろしたりで、客もつきにくくなりました。
それでも以前から彼女を知っている客の中には彼女を探して相手をして貰おうとするのですが、そういった「常連」の数がどんどん減っていく。
不思議に思ったオバちゃんが客だった男にこっそり訳を聞くと、これまでの彼女が嘘のように、
ベッドで「連れて行って、連れて行って!」と物凄い力でしがみついてくるので怖くてしょうがない、と。
常連も寄り付かなくなり、孤独な時間が多くなるアキちゃん。
そんなある日、噴水に座ってた若い兄ちゃんが待ち合わせか、彼女と落ち合った時に事件は起こりました。
「また私の事騙したんか!?殺してやるっ!?」
アキちゃんが階段を一気に駆け下りてきてそのカップルに襲い掛かろうとしたんです。
気づいた回りの店の人達が取り押さえたんですが、そのカップルは「好青年」とは年恰好が似てるだけで本人とは全然違う人でした。
曽根崎警察の方から厳重に注意を受け、以後襲い掛かるような事は無くなったそうですが、
似たような年代の男女を見かけると、刺す様な眼差しで見るようになったそうです。
それでもいつしか彼女はいなくなり、泉の広場も綺麗に改装されましたけど、それでもアキちゃんの名残やないか、と言われてる部分は残ってるんです。
噴水に今、座れないでしょ?小さい水が出て。
カップルがそこに座って長いこと楽しげに話が出来ないようにしてるんじゃないかと。
アキちゃんがまたやってこないように。
とまあ、こういう話です。長くて申し訳ない。
243 :本当にあった怖い名無し :2005/04/20(水) 18:52:36 ID:HNozox8G0
バーちゃん随分詳しいね。仲良かったの?
特に>237の部分は、近くで見てないとわからない描写だと思うんだが
250 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :2005/04/20(水) 19:01:23 ID:cdhis2wy0
>>243
>>237の描写を見ていたのは泉の広場周辺の店のオバちゃんです。
それをもう臨場感たっぷりにうちの祖母に聞かせてくれたんだそうで。
うちの祖母は代わりに、「好青年」の騙しの真相云々をオバちゃんにこれまた臨場感たっぷりに語ったんだそうで。
どうも「好青年」と女が祖母の働いていた食堂で飯食いながらだまくらかした話をしてたんだそうです、「あの女の顔見たぁ?」とか何とか、そんな感じで。
で、それを最初自分の女の事だと思ってなかったヒモが、話の流れから自分の女のアキちゃんの事だと気づいて店の奥の席から「好青年」のところに怒鳴り込んだと。
気づいてなかった「好青年」も、完全にばれてしまったので売り言葉に買い言葉で喧嘩沙汰になった、と。
うちの祖母がこの話を良く覚えていたのは、このときにこのやくざもん連中を店からたたき出したのが祖母だったからです。
一種の自慢話みたいなもんですね。
734 :本当にあった怖い名無し :2005/04/25(月) 14:02:36 ID:sir2NNeX0
728です。
口紅のおばちゃんは、歳の頃なら40代後半~50代前半くらい?
テロテロっとしたいかにも水商売風の真っ赤な服を着た小太りのおばちゃんで、先ほど書いた通り、顔中に真っ赤な口紅を塗りたくってます。
5、6年前、泉の広場の階段のところに立っているのを見かけたんだけど、、
周囲の人も皆、見てはいけないもののように、チラ見しながら通り過ぎてた。
口紅を除けば、映画「ピンクフラミンゴ」に出てるディバインみたいな、細くつり上がった眉毛が特徴的でした。
取り引き先の人は、泉の広場階段横のトイレで、まさに、一心不乱に口紅を塗りたくっている瞬間を見たとのこと。
梅田の大丸百貨店で見たって話も聞きました。
間違いなく幽霊じゃないです。何しろ霊感ゼロなもんで…。
778 :本当にあった怖い名無し :2005/04/27(水) 22:10:38 ID:ptOKT6l+0
口紅おばさん、10年くらい前にも見た。
泉の広場のトイレ入って出てきたら、真っ赤な口紅が耳元まで伸び、眉もぐーんとのばして書いていて、
まっ黄色のアイシャドウ?をトイレの洗面台の鏡を見ながら必死で伸ばしていた。
トイレ混んでて、みんな注目してたけど
おばさんはそんなのどうでもいいみたいに必死に化粧直し。
901 :本当にあった怖い名無し :2005/05/02(月) 17:18:47 ID:HACO+oK90
私的な考え、しかも馬鹿な考えで悪いんだけどさ
実際に赤服を見たという報告は僅かだがある、だがここの人たちがいざ確認に向かうと
はたとその姿を隠してしまう赤服の女性
赤服の女性とは一体なんなんだと考えて思ったんだが
服装が赤いコートって事以外には特にこれといった特徴なんか無いんだよな
で、こっからが本題なんだけど、この報告を見たという報告を上げた僅かな人たちって
すでに赤服を持ち帰りしちゃってんじゃないのか?そしてそいつを獲り殺すまで赤服はそいつから離れない
よって赤服の目撃者=赤服の被害者なんではなかろうか
縦読みなんだけど、ケータイじゃわからんよね
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