File No.019 心霊ちょっといい話

52 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/07/13 21:09
ある日、おじいちゃんに痴呆の症状が現れた。
数十年も連れ添った、おばあちゃんが亡くなった直後だった。

今まで、典型的な明治男である厳格なおじいちゃんのムスッとした顔しか見たことが無い私にとって、満面の笑みで饅頭をほおばるおじいちゃんは、まるで別人のようでした。

「困ったもんね・・・まるで子供だわ。」
母が、苦笑して涙をこぼしながら、おじいちゃんを見守っています。

ある日、おじいちゃんが縁側で、誰かと話している声がしました。
また、痴呆のせいで独り言を言ってるのだろうと思い、聞き耳を立てると

「ふう・・・こうやってボケた真似をしている時しか、
お前は俺を怒りに来てくれないんだもんなぁ・・・まったく・・・」

私は、おじいちゃんの愛の深さに涙が止まりませんでした。

156 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/08/06 23:13
数年前、祖母が亡くなった。
元気だったころ、一番可愛がっていた兄の結婚が決まり皺だらけの顔をくちゃくちゃにして喜んでいた。
でも結局結婚式を見ることなく祖母は亡くなった。
結婚式の少し前、突然兄から電話があった。
夢に祖母が出てきたとのこと。
誰もいない結婚式場らしき場所で祖母が兄に「○○ちゃん(兄の名前)私の席がない、私の席がない」と言っていたらしい。
夢から覚めたあと、兄は祖母が亡くなって以来の涙を流したそうだ。

その後の兄の結婚式には空席がひとつできていた。
テーブルの上には祖母の小さな写真がそっと飾ってあった。
写真の中の祖母はこれ以上ないって言う位の笑顔だった。
それを見て俺も泣いた。

206 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/08/22 23:10
イイ話……というのでもないかもw

数年前になくなった、同居していた祖母。
盆と暮れには戻ってくる。まあ大抵なんとなく気配がするだけなんだが。
しかし、去年暮れに戻ってきたときのこと。
寝ようとしていたらいきなりビキッ……と金縛り。
何かと思えば部屋に祖母が立っている。
「おい、××(私)、にーちゃんはドコや!」
せっかく戻ってきたのに一番かわいがっていた初孫である兄がいないことを不審に思ったらしい。
兄はケコーンして他県の県庁所在地に新居を構えたので、もうここにはいないのだ。
そのことを伝えたかったが何しろ私は思いっきり金縛られている。
せめて金縛りを解いてくれないだろうかばあさまよ。口が動かんのですが。
しかたがないので必死で
「……○○県や! ○○県におる!」とだけ何とか叫んだ。
「そうか」
と一言いって、祖母はすっといなくなった。
同時に金縛りも解けた。

その後で心配になった。
うちの一家は昔、父の仕事の関係でその○○県に短期間だが住んでいたことがあるのだ。
勿論祖母も一緒に。
しかしそのときは県庁所在地でなく端っこの田舎のほうにいた。
○○県とだけいったのでは、祖母はまっすぐに昔いた田舎の社宅に行ってしまうのでは……

盆に兄に会う機会があり、そのときのことを話してみた。
案の定、祖母は兄のところにはたどりつけなかったようだった。
兄と一緒に墓参りして、正しい住所を伝えておいたが盆には几帳面に親族一同のところをまわっているらしい祖母が墓にいたかどうかはわからない。

216 名前:基地骸悪魔 ◆nA4rC0HQ 投稿日:02/08/27 00:36
5年前に幼稚園からの幼馴染(小学・中学・高校と一緒)だった親友のNが肺炎でしんじまったんだが
そいつはよく冗談交じりに「死んだらお前の枕元に絶対に立ってやるからな」なんていってたのよ。
俺の方も「虚弱なお前よりも、無茶して事故死しそうな俺様のほうが絶対に早死にするだろうから、こっちが先手取るだろうよ」とか言ってたわけ。

そいつが死んでから2週間も経ってなかったと思うが、ショックから立ち直れなくて他の友人達ともほとんど会わずにアパートに一人でいたときなんだが、ロフトで寝ていると小さい地震みたいな振動で目が覚めたのよ。
俺ってそういった振動で目を覚ますことが多かったので「また地震でも来たかな」と思って下にある電光表示の時計を見ようと顔をロフトから出したら、死んだNが腕組みして見上げてる。
洒落っ気のない奴で、いつものワイシャツと茶色系のスラックス姿で不敵な笑みを向けてるのよ。
怖さとかびっくりなんてことよりも、生前に言っていた事を本当にやりやがったという気持ちの方が先に立って頭の中で「やられたっ!!」とか考えたら、まるで見透かしたように「まっ、そういうことだ」とはっきり言ってロフト下の通路を玄関に向かって消えていっちまった。

遊びに行ったりしても別れ際は「じゃっ」の一言だけで、手も振らず振り返りもしないあいつらしいプレーンな分かれ方がそのままで、あいつの姿が消えた後も嬉しいやら先を越されたことが悔しいやらで妙な気分で泣いちまったよ。

あの野郎、今度墓参りに行ったら柄杓で水をかけずにバケツで水をかけてやる(笑)

妙な話で間をもらっちまって失礼!

255 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/09/02 11:12
残念ながら作り話じゃないです。オレが経験した実話です。
6年前の阪神大震災のとき、ホストスナックで働いてた俺は、そのとき一緒に閉店作業をしてたカズってやつと二人で潰れたビルに閉じ込められた。
閉じ込められたというより二人とも気を失ってて、ふと気が付いたときには、カウンターにもたれかかるように倒れたボトルラックの下の隙間に二人並んで寝てた。
例えるなら形のいびつな二人用の棺おけみたいなもんかな。
俺はカズの「おい!起きろ!大丈夫か!?」の声で起きたんだけど、二人ともどうすることもできんので「爆弾おちたんかなぁ」とか「みんな死んだんかな・・・」とか異常に落ち着いて話してました。
真っ暗で寒かったけど、全然怖くはなかった。アタマの中では「俺らが生き残った最後の人類」みたいに思ってたからかな。
何分か何時間か、ず~っと二人で話してると、ふいに頭の上でかすかに「誰かおるかー!」って声が聞こえてきた。
(助かる!!)急に元気になってここに閉じ込められてることを知らせようと大声で叫ぶんやけど、どうやら気づいてくれない様子。

結局気づいてくれないままどっか行ってしまったんで、どうしようかと考えてると横のカズが怪我をした足がひどく痛むと言い出した。
最初は俺も「大丈夫か」とか言ってたんやけど、よっぽど痛いらしく「イタイイタイイタイ!」とか叫び始めた。
俺は時間の感覚はなくなってるけど、少なくとも怪我してから数時間経つのになんで急に痛がるんやろうとか思いながら、「大丈夫大丈夫」とか言って励ましてた。
イタイイタイの叫び声がそのうちに「ギャア」とか「ウオォォ」とかになってきて冷静だった俺もイライラして「こんな狭いとこでうるさいねん!お前は!もうすぐ助かるからだまっとけや!」と怒鳴ると「んなもん痛いもんは痛いねん!お前にこの痛さがわかんのか!」とかいいながら、全然叫ぶことを止めない。
よっぽど痛いんだろうなとか思いながらも俺のイライラも限界に達して「やかましいわ!」と言いながら、そいつの口を手でふさごうとして(カズは俺の胸の横ぐらいに顔があった)口に手を当てた。
でも動いていない・・・唇が動いていない。
声は聞こえる。
全てを悟った俺はそのあと救助されるまでずっと泣きながら「大丈夫、大丈夫」と言い続けました。
3日後カズの実家の滋賀県より両親が遺体を引き取りに来たときに、さすがにその話はできなかった。

後日談
カズの両親から聞いたんやけど、カズは首の骨を折っていたそうです。(恐らくボトルラックがあたったのかも)
あと左足が電子レンジの下敷きになって骨が飛び出ていたそうです。
両親曰く「警察が言うには首折って即死やったから、苦しい想いはしてないみたい。それが救いやわ・・・」
何も言えませんでした・・・
地震直後に即死してたというのを聞いてから実は全く非科学的なことは信じない俺は、カズと話してたのもカズが叫んでたのも俺の精神的な疲労による幻聴だろうと思っていました。
でも俺を助けてくれた人たち(警官一人、ビルの管理人、通りすがりの兄ちゃん二人)によると、この下に人がいるって気づいたのは、カズの叫び声が聞こえたのだそうです。

もう一つあとから思い出して気になったのが、叫び始める前にカズと話してた内容。
やたらと昔話をしてました。
そんときは「こいつこんなときになにをゆうとんねん・・・」とか思ってましたが・・・

おしまい

震災の夜 後日談
カズの両親が遺体を引き取りに来た晩のこと。
その夜はかなり余震が激しく、半壊になった家にいるのは危険だということで家族4人で車の中で一晩過ごしたんだけど、そのときに夢をみたのよ。
間違いなく夢なんやけど、あまりにも生々しくてね。

働いてた店のカウンターでカズと二人で飲んでる夢だけどそのときの会話は多分死ぬまで忘れないので、以下再現します。

俺  「あ~お前ホンマに死んだんか?」
カズ 「そうやねん、まぁしゃーないわ。色々ありがとな」
俺  「なんやねん、それ。んなこと言うなやぁ(泣)」
カズ 「もう、しゃーないねんて。死んだんやから・・・」
俺  「そーか・・・」
カズ 「・・・そやけどめっちゃ待たせるな、腹立ってきたわ、俺」
俺  「なにが?」
カズ 「ちゃうねん、今回めちゃめちゃようけ死んだやろ? そやから受付がごっつい混んでんねん」
俺  「なんやそれ?死んだ人の受付とかあんのか?」
カズ 「うん、整理券もらった」
俺  「嘘つけ!お前アホか!!(笑)」
カズ 「いや、ほんまやて!だから時間空いて今お前と飲んでるんやんけ」
俺  「ふーん、なんかややこしいなぁ」
カズ 「あぁ、そうやお前ユミちゃんておぼえてるか?去年の夏よう飲みに来てた娘」
俺  「あ~覚えてるよ、住吉に住んでる娘やろ?」
カズ 「そうそう、あの子もあかんかったみたいやで、受付け並んでるとき会ったわ」
俺  「マジで!?・・・かわいそうになぁ」
カズ 「待ち時間にお前に会いに行くって言うたら、一緒に来たがってたけど、なんか妹に会いに行かなあかんって言うとったわ」
俺  「ふ~ん残念やなぁ・・・まぁよろしく言うといて」

みたいな会話をしてたのですが、起きてからもあまりにナマナマしさが残ってたので(特に酒の味)気になって死亡者名簿を近所のボランティアの人にもらって調べると、しっかりユミちゃんの名前も載ってました。
悲しかったけど、死んであともああやって元気(?)でいるカズに会えて少し気が楽になりました。

1周忌のときに墓参りに行った晩も夢に出てきてそんときは「お前、線香とか、花とかいらんっちゅうねん!(笑)」と言っていました。
それからは出てきませんが、天国でも楽しくやってるんやと思います。

375 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/10/03 15:05
ここでは初書き込みです。
読んでいるとなんとなく書きたくなったので、長文ですが。

今年のお盆の出来事。
父親方の実家に帰省したときの話。
田舎(といっても都会)は1階が工場となっており、2階が事務所その奥に婆ちゃんが住んでいる。
爺ちゃんは15年程前に他界しており、婆ちゃんは一人暮らし。
親父はその工場で働いていて、その日は仕事で外に出ていた。

嫁さん、そして4歳になる息子をつれて行っていた
俺は、2階の事務所でテレビを見ながら他の親戚達と雑談をしていた。
その時、ふと気がつくと4歳の息子の姿が見えなくなっていた。
「また工場に行ったな」と思い、(機械工場なので、旋盤やボール盤、溶接機等があり息子はそれらが面白いらしくて良く触ろうとする。休日だから工場にはだれもおらず、ドリルや鉄板等があるため危険)
急いで2階の事務所の窓から下を覗いた。

そこには1人で誰かと話をしている息子がいた。

「親父、帰ってきたのか・・・」と思い話を聞いていると、息子は「おじいちゃんお仕事してるの?」等と聞こえてくる。
やはり親父が現場から帰ってきたと思った俺は嫁にその事を告げ、工場へと降りて行った。
途中なにか違和感を感じながら・・・

下に降りると息子は話を続けていた。
「おじいちゃん帰ってきたのか?」そう息子に声をかけると・・・
誰も居ない、そう、先程感じていた違和感とは息子と会話している相手の声が聞こえなかったのである。

「おじいちゃんが、あそこで仕事してる」そう言った息子の指差す方を見ると、やはり誰も居ない。

しかし、そこは亡くなった爺ちゃん(息子にとっては曾爺ちゃん)が愛用していた旋盤であった。
もちろん息子は爺ちゃんを知らない。
仏壇にある写真でしか見たことがない。

ちょっとドキドキしながら「あそこで誰がお仕事してるの?」と息子に聞くと、「写真のおじいちゃん」と言った。
「お仕事の服着てあそこでお仕事してる」と。

たしかに亡くなった爺ちゃんは工場を立ち上げた人で、仕事がとても好きな人だった。
俺も学生の頃バイトで働いていた時に失敗して潰したボルトを、爺ちゃんがこっそりとその旋盤で直してくれた事は今でも覚えている。

妙に懐かしさがこみ上げてきた俺は、その方向に手を合わせて「あんまり無理しない様にな、爺ちゃん」と心の中で祈り、息子をつれて上がっていった。
「爺ちゃん楽しそうだったか?」と聞くと「うん、笑ってた」と言った息子の言葉になんだか涙がでました。

長文すみませんでした。

492 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/11/03 00:41
俺が小坊の時同級生の親父とお袋さんが同じ橋の下で別々で頻繁に霊を見たっていうのが話題になった。
しばらくはあの橋には何かあるとか言われてたが、いつの頃からかあの夫婦は何で夜中に個々に橋の下にいるんだ・・・となった。
(田舎の夜の橋の下の河原にある自動車は18禁)
結局互いに河原で不倫逢引なのがばれたが、それ以降(約15年以上)堂々とお互いに楽しんでいる。
霊を目撃したことがこの夫婦には吉となったね。

790 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/02/09 15:48
親友を交通事故で亡くしました。
そいつは女で異性の親友だったけど、夢が一緒で、ずっと頑張ろうなって励ましあっていました。
結構可愛いやつなのに、すげーはっちゃけてる子で、俺が失恋した時も、男友達みたいに「めそめそすんな!まぁ酒呑め!」と笑って励ましてくれたり、俺にとってはかけがえのない存在だった。

事故にあった日、俺は大学の友達と呑み歩いてて、携帯をとらずにいた。
次の日も、二日酔いがひどく、寝ていた。メールも読まなかった。
そして、体調が良くなった翌々日、知り合いからの大量の着信とメールに気づき、彼女の死を知った。

正直信じられなかったし、葬式に行っても、うわの空だった。
だけど、彼女の母親から「ずっとY君が好きだったってあの子は言ってたのよ。お葬式来てくれてありがとう」と言われた。
初めてそいつの気持ちを知り、俺はすごく泣いた。

家帰って、涙が止まらなくて、ふと俺も死のうと思ったんだ。
一人じゃ寂しいだろうし、俺にとっても大事な存在だったから。

その時、風もないし、地震もなかったのに、キッチンのコップやらお皿やらが一気に床に落ちて割れた。
かなり驚いたけど、あいつが怒ってんだなって、なんとなく直感で感じた。

俺は死なないよ。お前の分まで生きて、夢を叶えるよ。
ごめん、もう死のうなんか考えないから。

823 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/02/27 20:11
中学の時、初めて親友と呼べる人に出会った。
その友人が、去年、歩道を歩いている所、暴走車に突っ込まれ他界した。
実家に帰り、通夜を済ませた後、父と茶の間でぼーっとしてたら窓ガラスをドンドン何度も叩かれた。
びっくりした父が、確かめに行ったが誰もいない。
その時、ある事を思い出し、親の前にも関わらず号泣してしまった。
怖い話が昔から好きだった私は、ある本で 「おじと、幽霊がいるか実験しようという事になり、どちらかが先に死んだら生きてる方の家の窓ガラスをドンドン叩くという約束をした。
おじの葬式の日、私の家の窓ガラスがドンドンと一晩中叩かれていた。」
というのを読み、彼女と数人の友人達と「これやろう!」と約束していた。
その時の友人と通夜で会った時この話しをしたが、二十歳になってもみんな何となしに覚えていた。
                  「でも、あいつの事だから忘れてるよ」なんて言ってたのに。
律儀な奴だよ。
みんなが、あんたを殺されたと、怒り、憎みまくってる時に。
ありがとう。
死にて~とか思う時もあるけど、自分で死なずとも、いつかお迎えは来るし。
仕事して、ガキでも産んで、のんびり生きてみようと思う。
友達になってくれて!ありがとう

909 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/19 19:27
私の友達が三年前から住んでるマンション、出ますよ~。
小さい男の子なんだけど結構カワイイです。
元々そこの土地は代々ラーメン屋の店だったんですけど
どの店も長続きせず潰れちゃうので今のマンションになったらしいんです。
入・退居も頻繁だけど、友達は「家賃も安いし~」と幽霊見ても気にせずノホホーンと住んでますよ。
ただ難点なのは、彼女に彼が出来て同棲を始めると、彼が怖がって出て行ってしまうんです(爆)
今の彼は ずっと友達付き合いしてた人で部屋の事情も知ってたらしく同棲を始めるときにクマの大きなヌイグルミを持ってきて、子供がよく立ってる場所にソっと置いたそうです。
仕事から帰ってくると座らせていたヌイグルミが玄関まで転がってたり遊んだ形跡?みたいなのがあるよって言ってました。
彼が たまーに実家に長期で帰ってるときなんかは彼の夢に出てきて「はやく帰ってきて遊んで」って言ってくるそうです。
なんか彼って幽霊の子守みたいだなぁ・・・。

後日談・・・長文申し訳ありません。
半年前に友達が彼と大喧嘩したことがあったんですけど、彼が書置きを残して家出しちゃったことがありました。
友達が帰宅してテーブル上の手紙を見たとき慌てて私に電話してきたんですが、彼女の家に行って手紙を見てビックリしたんです。
便箋が血だらけっていうか、手についた血を その便箋に なすりつけたっていうんでしょうか?
「もしかして、彼氏ケガでもしてんじゃない?」って話になって慌ててあっちこっち探したんですけど・・・。
4時間後に彼氏を見つけて(ファミレスでノンキにメシ食ってました)
「ケガは?見せてみ??」って言ったらキョトンとしてるんです。
おそるおそる便箋を見せたら彼氏が顔面蒼白になって「俺が書いたときは血なんかついてなかった!!」って。
友達は今でも その書き置き、残してます。彼氏とケンカするとどちらかが その手紙を出してきて気持ちを落ち着けるようにしてるって言ってました。
幽霊を気味悪いという人もいるけど、彼女たちは「私らが仲良く生活できてるのは、この子のおかげやねん」って言ってます。
私は結構霊感が強いほうなので、彼女の家に行くと その子供を見ますけど本当に可愛い子ですよ。
悪さもしないし。駄菓子をタンスの上に置いて観察してると恥ずかしそうな嬉しそうなカオして こっちを見てます。

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