File No.004 くねくね

これも一時期、オカルト板で流行った話です

2001/07/07(土) 01:28
わたしの弟から聞いた本当の話です。
弟の友達のA君の実体験だそうです。
A君が、子供の頃A君のお兄さんとお母さんの田舎へ遊びに行きました。
外は、晴れていて田んぼが緑に生い茂っている頃でした。
せっかくの良い天気なのに、なぜか2人は外で遊ぶ気がしなくて、家の中で遊んでいました。
ふと、お兄さんが立ち上がり窓のところへ行きました。
A君も続いて、窓へ進みました。
お兄さんの視線の方向を追いかけてみると、人が見えました。
真っ白な服を着た人、(男なのか女なのか、その窓からの距離ではよく分からなかったそうです)が1人立っています。
(あんな所で何をしているのかな)と思い、続けて見るとその白い服の人は、くねくねと動き始めました。
(踊りかな?)そう思ったのもつかの間、その白い人は不自然な方向に体を曲げるのです。
とても、人間とは思えない間接の曲げ方をするそうです。
くねくねくねくねと。
A君は、気味が悪くなり、お兄さんに話しかけました。
「ねえ。あれ、何だろ?お兄ちゃん、見える?」 すると、お兄さんも「分からない。」と答えたそうです。ですが、答えた直後、お兄さんはあの白い人が何なのか、分かったようです。
「お兄ちゃん、分かったの?教えて?」とA君が、聞いたのですが、お兄さんは「分かった。でも、分からない方がいい。」と、答えてくれませんでした。
あれは、一体なんだったのでしょうか?
今でも、A君は、分からないそうです。
「お兄さんに、もう一度聞けばいいじゃない?」と、私は弟に言ってみました。
これだけでは、私も何だか消化不良ですから。
すると、弟がこう言ったのです。
「A君のお兄さん、今、知的障害になっちゃってるんだよ。」

そして約2年後
03/03/29 19:18
これは小さい頃、秋田にある祖母の実家に帰省した時の事である。
年に一度のお盆にしか訪れる事のない祖母の家に着いた僕は、早速大はしゃぎで兄と外に遊びに行った。
都会とは違い、空気が断然うまい。 僕は、爽やかな風を浴びながら、兄と田んぼの周りを駆け回った。
そして、日が登りきり、真昼に差し掛かった頃、ピタリと風か止んだ。
と思ったら、気持ち悪いぐらいの生緩い風が吹いてきた。
僕は、『ただでさえ暑いのに、何でこんな暖かい風が吹いてくるんだよ!』と、さっきの爽快感を奪われた事で少し機嫌悪そうに言い放った。
すると、兄は、さっきから別な方向を見ている。その方向には案山子(かかし)がある。
『あの案山子がどうしたの?』と兄に聞くと、兄は『いや、その向こうだ』と言って、ますます目を凝らして見ている。
僕も気になり、田んぼのずっと向こうをジーッと見た。
すると、確かに見える。何だ…あれは。

遠くからだからよく分からないが、人ぐらいの大きさの白い物体が、くねくねと動いている。
しかも周りには田んぼがあるだけ。近くに人がいるわけでもない。僕は一瞬奇妙に感じたが、ひとまずこう解釈した。
『あれ、新種の案山子(かかし)じゃない?きっと!今まで動く案山子なんか無かったから、農家の人か誰かが考えたんだ!多分さっきから吹いてる風で動いてるんだよ!』
兄は、僕のズバリ的確な解釈に納得した表情だったが、その表情は一瞬で消えた。
風がピタリと止んだのだ。
しかし例の白い物体は相変わらずくねくねと動いている。
兄は『おい…まだ動いてるぞ…あれは一体何なんだ?』と驚いた口調で言い、気になってしょうがなかったのか、兄は家に戻り、双眼鏡を持って再び現場にきた。
兄は、少々ワクワクした様子で、『最初俺が見てみるから、お前は少し待ってろよー!』と言い、はりきって双眼鏡を覗いた。

すると、急に兄の顔に変化が生じた。
みるみる真っ青になっていき、冷や汗をだくだく流して、ついには持ってる双眼鏡を落とした。
僕は、兄の変貌ぶりを恐れながらも、兄に聞いてみた。
『何だったの?』
兄はゆっくり答えた。
『わカらナいホうガいイ……』
すでに兄の声では無かった。
兄はそのままヒタヒタと家に戻っていった。
僕は、すぐさま兄を真っ青にしたあの白い物体を見てやろうと、落ちてる双眼鏡を取ろうとしたが、兄の言葉を聞いたせいか、見る勇気が無い。
しかし気になる。
遠くから見たら、ただ白い物体が奇妙にくねくねと動いているだけだ。
少し奇妙だが、それ以上の恐怖感は起こらない。
しかし、兄は…。
よし、見るしかない。
どんな物が兄に恐怖を与えたのか、自分の目で確かめてやる!僕は、落ちてる双眼鏡を取って覗こうとした。
その時、祖父がすごいあせった様子でこっちに走ってきた。
僕が『どうしたの?』と尋ねる前に、すごい勢いで祖父が、『あの白い物体を見てはならん!見たのか!お前、その双眼鏡で見たのか!』と迫ってきた。
僕は『いや…まだ…』と少しキョドった感じで答えたら、祖父は『よかった…』と言い、安心した様子でその場に泣き崩れた。
僕は、わけの分からないまま、家に戻された。
帰ると、みんな泣いている。
僕の事で?いや、違う。
よく見ると、兄だけ狂ったように笑いながら、まるであの白い物体のようにくねくね、くねくねと乱舞している。
僕は、その兄の姿に、あの白い物体よりもすごい恐怖感を覚えた。
そして家に帰る日、祖母がこう言った。
『兄はここに置いといた方が暮らしやすいだろう。あっちだと、狭いし、世間の事を考えたら数日も持たん…うちに置いといて、何年か経ってから、田んぼに放してやるのが一番だ…。』
僕はその言葉を聞き、大声で泣き叫んだ。
以前の兄の姿は、もう、無い。
また来年実家に行った時に会ったとしても、それはもう兄ではない。
何でこんな事に…ついこの前まで仲良く遊んでたのに、何で…。
僕は、必死に涙を拭い、車に乗って、実家を離れた。
祖父たちが手を振ってる中で、変わり果てた兄が、一瞬、僕に手を振ったように見えた。
僕は、遠ざかってゆく中、兄の表情を見ようと、双眼鏡で覗いたら、兄は、確かに泣いていた。
表情は笑っていたが、今まで兄が一度も見せなかったような、最初で最後の悲しい笑顔だった。
そして、すぐ曲がり角を曲がったときにもう兄の姿は見えなくなったが、僕は涙を流しながらずっと双眼鏡を覗き続けた。
『いつか…元に戻るよね…』そう思って、兄の元の姿を懐かしみながら、緑が一面に広がる田んぼを見晴らしていた。
そして、兄との思い出を回想しながら、ただ双眼鏡を覗いていた。
…その時だった。
見てはいけないと分かっている物を、間近で見てしまったのだ。
『くねくね』

これは思いっきりネタですね
03/06/13 00:03
過去ログをあさっていたら「田んぼの真中でひたすらくねくねしてるやつが云々・・・」
って話があったのですが、他にも見た人いませんか?
俺は見ました。
高校の時、家に友達を呼んでくだらない話で盛り上がっていると玄関を勢いよく開けて母が転がり込んできました。
尋常ならざる様子に俺が駆け寄ると母は
「お願い、お願いだから田んぼには行かないで」
と繰り返しました。
買い物帰り、自転車で田んぼ道を走っていると見なれない黒いものがうごめいているのが見えたそうです。
カカシかな、と思い自転車を止めてよく見てみると手足の細い人型の物体がその四肢を狂ったようにくねくねと動かしていたらしいのです。
とたんに得も言われぬ恐怖に襲われ、逃げてきたそうです。
その時は分かった、と一言いって母を落ち着かせたのですが、話のネタにも困っていた俺達はこっそり母の言った田んぼにいってみることにしました。
それはやはり居ました。風も無いのに、ひたすら手足を動かす黒いもの。
しかもそれはゆっくりと移動していました。
しまった!と思ったときにはもう遅く、目からは涙があふれ膝はがくがくと震え出しました。
友人も口元を振るわせながら目をうるませていました。泣きながら逃げ帰ったのは言うまでもありません。
くねくね動くだけのものがどうして怖いのか?と問われると言い返しようがありませんが、まるで俺を飲みこむようなあの圧倒的な違和感はこの世のものとはとても思えません。
ほんとに怖かったんです。

05/02/16 23:13:38
夢かわから無いが記憶には有る
あれはまだ私が物心付くか付かないか
それとも夢か(私自身夢だと思うが感触とインパクトだけは覚えている)解らない。
その時季節は夏で私は半袖シャツに半ズボンという事だけは、私を撫でる風の感触によって覚えている。
私は、爺ちゃんか叔父さんまたは親戚のお兄さんか解らないが、
とにかく男の人に自転車の荷台部分に乗せられ、農道を行くのを覚えている。
私は自転車の荷台にまたがりながら、流れる景色を眺めていたが、当時視力の良かった私の視界の端に、
何かよたよたクネクネ移動する不審な物体が写った、私は自転車を漕ぐ男の人の少し湿った服の裾を引っ張り、
「何あれ?」と聞いた。
男の人は自転車をとめると「見つけたか?目が良いな、ちょっと待てよちょくせつ見んな」
というような感じの事を言われ、それにも関わらず田園風景に浮いて見える、その物体を目で追っていた。
暫くすると男の人は私にティッシュの箱のような長方形のもの渡してきた。
木製で手垢のようなものでつるつるしたてざわりを覚えている。
どうゆう構造かは解らないが、望遠機能があり、鏡を使ってると思われるその箱は、
上から覗くと小口方向の景色が見える代物だった事を記憶している。
「見てみ」
と言われた私はその箱を両手で持ち不審な物体を覗いた。
右足部分に手が生え逆立ちのように地面を支え、
股間部分から甲が後ろを向き間接だけが肥大した骨と皮だけの足が生え、
頭部と腹や背中から千歳飴のような短い棒がでたらめに生え、
両腕からは四つ位の間接が有るかのように曲がる人間の手より若干長く、
バランスの悪そうなのっぺりとした棒が生えてバランスを取りながら移動している。
顔のパーツは鼻のような突起がつむじにあり、他は見当たらない。
日が当たっているにも関わらず影が無く陰影を無視したような白い体が不気味だった。
この事を思い出すと後頭部あたりが痛くなってくる、今こうしている間にも集中力が無くなりミスタッチが多くなる
ちなみに親戚一同に聞いてもしらないという、同じふうけいも見つからない。
書いてて自分でも良く解らない、しょうこうもして無いので読みにくくて済みません。

2005/05/13(金) 00:42:18
俺も半年ぐらい前に白いクネクネ見たこと有る。
田んぼ真ん中じゃなくて田んぼに囲まれてる
どっかの会社の事務所の小さい駐車場だったんだけど。当然田舎。

夜の10:30頃だったかな、犬の散歩でいつも通る、灯りもろくに無い道路沿いを歩いてて、何気なしに駐車場に視線がいったのね。
したら白いケープ被った人間みたいな形したのが、異常なくらいクネクネと蠢いてんの。
びっくりしてすぐ俯いて見ない振りして、あれ、たむろってるヤンキーなんかな?
それとも大きい旗がはためいてんのかな?でも風無いしなぁとか色々考えたんだけど、
あの魚が水から揚げられてビチビチしているような、
恐ろしいクネクネ加減に怖気が立って、その日は二度と振り返る気にはなれなかった。
その次の日もびくびくしながらその道通ったんだけど、あの白いクネクネは駐車場にはいなかった。
それと見間違えるようなものも無く。

あの動き、近いのは女神異聞録ペルソナのニャルラトホテプかなあ。
人間の身体ではあの軟体ぶりを再現出来ないと思う。とにかく怖かった。長文スマソ

2005/06/13(月) 21:57:51
流れを無視して俺が高校の時の話

田舎住まいなので通学するときにはいつも田んぼの脇道を通っていた。
その日も家に帰る為、いつものように田んぼの脇道をカエルの鳴声を聞きながら歩いていた、
すると田んぼの中にピンク色の割烹着のような服を着た人が立っているのに気が付く
「ああ、田植えか何かしているんだな」そう思って良く見てみると、
何か動きがおかしい、片足で腰をクネクネさせながら白いビニールの紐のようなものを新体操をしているかのように体の回りでグルグルさせている。
何と言うか、フラフープをしているような、そんな動き。
変な汗が俺の体中からフツフツと湧き出てきた
しかもソレは片足でケンケンしながら少しずつコチラに近付いて来ている

ゲコゲコと蛙の鳴声が響く夕焼けの田んぼの中で俺は何故か動けずにソレを見ていた。
腰をクネクネさせてピョコピョコとコチラにやって来るソレに顔は無かった、と言うか見えなかった。
写真でブレた時みたいな、激しく顔を振っているそんな感じ、体は普通に見えるのに、まるで顔の部分だけぼやけていると言うか・・・。
俺は目がかすれたのかな?と思い何度も目を擦ってみたがソレの顔は相変わらず見えない、しかも、もう目の前まで来ている
「ああ、こらもう俺の人生終わったな」そう思ったと同時に涙が物凄い勢いで流れた、目が痛くて開けていられない程に・・、
俺はその痛みと恐怖で気絶してしまったらしく、次に目を開けた時には自宅の布団の中でした。

そこには俺を囲むように親父と祖父、祖母と近所の坊さんが居て、なにやら念仏のようなものを声を揃えて唱えている、
なんだかその状況が可笑しくて「ブフッ!」と、吹き出すと祖母が
「ジッとしてろ!」グッっと俺の体を押さえ付けて低い声でそう言った。
結局それは俺が目覚めてから1時間程続いたのかな、
その後、祖母に聞いた話しでは俺が出会ったアレは「案山子の神様」とかなんだけど、
その案山子は寂しかったのか何か知らないが、俺を自分の仲間にしようとしたらしい
「連れてかれたら一生泥の中で暮さなきゃいけねえんだぞ」と祖母は最後に言いました
おかげで今でも田んぼに案山子がポツンと立っていると恐くてしょうがないです。

何かソレとかアレとか読みずらかったですね、すんませんです。


親父に電話で色々聞いてみました

気絶した俺を見つけたのは近所の人だった
田んぼの脇道に人(俺)が倒れていたので「まさか・・」と、
近付くと涙を流したまま倒れている俺、その目の前に俺を見下ろすような形で立っている案山子
「やっぱり」そう思い俺の祖父や坊さんに知らせたそうです

昔も似たような事件が何回かあったみたいです
殆どの人は助かっているそうですが発見された時には目の前の案山子を見つめたままケラケラと笑い続け、
案山子の側を離れようとしない者も何人かいたそうです

さらに嫌な話も聞いてしまいました
なんでも昔昔の食糧難の時に、その村にいる役立たずの人を、
食いぶちを減らす為に殺してしまうそうです
しかし、ただ殺すだけではと田んぼを荒らす獣除けにと逃げられないように足を片方切断して白装束を着せ、
田んぼに立て掛けた十字型の木に縛り付けてしまう

片足、両手等を縛られて殆ど身動き出来ないその人は、そこから抜け出そうと体をくねくねさせる
それを遠くで見る村人は「あれならあと2、3日は余裕で持つな」と話すそうです
縛られた人は大体餓死か日射病?で死ぬが、中には熊や野犬などに食われてしまう人もいるそうです(獣除けになっていない・・)
まあ、そんな非道な事をやってれば、祟りや何だで、その村に色々起ったので(ここら辺の事は親父も祖父に教えてもらえなかったみたいです)
生きたまま案山子にされた人を「神様」と祭り上げた

まあ、俺の親父も死んだ祖父も無類の酒好きなので何所まで本当か何所までが嘘かわからんです。

2005/06/20(月) 23:31:13
過去ログで「くねくね」の話見て、今思い出したことなんですが…

私が育ったのは茨城県にある小さな町です。
周りは田んぼと山に囲まれていて、未だに蛍がいるようなところです。
小学生の頃…1年生の頃でした。
その年の夏はとても暑かったのを覚えています。

ちょうど8月のはじめの頃でした。
その日は祖父母が田んぼの見回りに行くというので、私も一緒にくっついて行きました。
祖父母が田んぼに水を入れている間、私はあぜ道でカエルを捕まえて遊んでいました。
1匹大きなカエルを捕まえて、嬉しくて祖父母のほうに行こうとしたとき
それを見ました。
一面緑の稲の波の中に、それはありました。
あったというよりは、”いた”と言ったほうがいいかもしれません。
見ているうちにそれはゆらゆらと動いて、あぜ道を行ったり来たりしはじめました。
案山子だと思った物が動いているので、びっくりした私は祖父母のところへ走っていき
「あっちに見える案山子が動いている」というようなことを言いました。
すると祖父が祖母に「おまえはこれ(私)を連れて先に帰れ!」と怒鳴りました。
普段怒鳴ったりすることのない祖父が怒鳴ったのにびっくりして、私は泣いてしまいました。
その後は、祖母の自転車の後ろに乗せられて家に帰り、風呂に入れられ、目を念入りに洗われました。
風呂からあがると祖父が帰ってきていました。
祖父は私を呼んで「田んぼで見たのは案山子だった。おじいちゃんが見に行ったけど動いてなんかなかったよ。」と言いました。
祖母も「きっと暑かったから蜃気楼のように揺れて見えたのかもしれないね。」と…。
「気のせいだった」というわりに、その日祖父は近所の農家に電話をしたり、公民館にみんなを集めて何か話し合いをしていたようでした。
それから2,3日して、祖父の車で田んぼの傍を通ったのですが、田んぼにあった案山子が全て撤去してありました。

今まですっかり忘れていたのですが、今はっきりと思い出しました。
もしかしたらこれってくねくねだったのかも…。

2005/09/23(金) 10:06:05
私もくねくねみたいなものを見たことがある。
十年以上前のこと、そのときはお盆で母方の実家に帰っていた。
そこは田んぼばっかで家なんて数えるほどしかない田舎。
夕方、その日一日中まだ小さい従妹の遊びに付き合わされ、そろそろ帰ろうか、と一緒に家へ帰っていたときのこと。
従妹が突然、「あっ」と小さな声を上げ、田んぼの向こうの方を見た後、すぐにそちらから目を逸らした。
「どしたん、何か居たの?」って聞いて、従妹の目線に合わすようにしゃがみ、自分もそっちを見ると、なにやらくねくね動く白い物体。
「なんだろ、あれ?」って思ってると、その従妹がいきなり「だめ!」と言いながら、私の目をふさいできた。
「何すんの!?」って聞いても、しきりに「おねえちゃんは見ちゃ駄目!」と言っている。
何がなんだかわけが分からなかったが、とりあえずしばらくすると手を離してもらえた。
そしてそのまま、手を引っ張られながら走って家まで帰った。
そのときは聞けなかったんだけど、今年のお盆のときにようやく聞くことができた。
なんでも、従妹は祖母に
「夕方に白い人影が見えたら、絶対に見ちゃいけんよ。こっちが気付いたと向こうに知られたら連れていかれるんだから。」と言われていたそう。
だから従妹は自分も目を瞑り、私の目を塞いだそうだ。
祖父も祖母ももう亡くなってしまったので、あれについてはもう聞けない。

以上が田んぼでの目撃
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