札幌青少年科学館
~大空っ子暴走中~



先日、若の家で管理人とGとの3人で適当な話をしていたところ、
俺の失言から「真駒内アイスアリーナでスーツ姿でスケートをしよう」という企画が持ち上がった。
かなり引きながらも翌日の朝9時に起きてアイスアリーナに電話をした結果、
「工事のため今シーズンはやってません。」という返答。

仕方なく別の場所へ行こうという事になり、選ばれたのがこの場所。



文字が見えないのは勘弁。


結局12時頃新札幌に到着。知ってる方もいるだろうが1番出口の死ぬほど長い階段を抜けて地上に出ると、
目の前には(無駄に)巨大な建物。700円を払い、喫煙所でレコーディング開始。
MDにマイクで録音しながら行くわけだ。いつものパターンではあるが、
外出先でやるのは初めてのことである。



どう見ても怪しい。


警備員さんを捕まえて話を聞く。休みの日には2~3000人ほどの人が来るときもあるそうだ。
でも警備員さん何も言わないのはどうかと思うぞ。
自動改札になっている入り口をぬけて中へ入る。



中に入ったところで一枚。


中には変わった鏡やら人口降雪装置やらが並べられている。
もちろんどれも手で触れて遊ぶことが出来る物である。故郷の児童会館を思い出す。
そこでモールス信号に目をつけた3人。

若「オレT狙うわ!」

・・・・・・

(爆笑)

若「いや、絶対これがおかしいんだって!」

管理人「じゃあちょっと貸しなさいよぉ。」

・・・・・・

一同(本人含)「おぉ~。」

管理人「俺こういう仕事就こうかな!」

二人「絶対間違ってる。」
(MDより抜粋)


その後、俺たちはフロアの片隅の方で面白そうな物体を見つけた。
その名も、「進化のタイムマシン」。ツボ。モロにツボだ。



(若とG)


これは手元のレバーを操作して自分が選んだ生物までの進化の道筋を辿るというもの。
長すぎるオープニングの後、目標に出来る生物が画面に姿を現した。
種類は多かったが、もちろん人間などには目もくれない。

そんな俺たちが選んだ生物は「マグロ」。やはり歪んでいるのか大空人よ。

だが、金髪のこの男が操縦桿を握った以上何か起こるのは間違いない。
そこはバイストンウェルの住人である若。俺たちを異世界へ召還してくれる事請け合いである。
現に、画面には既にマグロの進化の道程には現れよう筈の無い「無顎類」の文字が・・・。
だが、なおも前進を選んだその瞬間、それは起こった。妙に見慣れたウィンドウが画面に現れたのである。




スクリプトエラー!?


なんだ、なんなのだこれは!?
よりによってこんな場所でマックのウィンドウを見ることになるとは・・・。
「スクリプトエラーが発生しました。」の文字が普段よりいっそう無機質に見える。
その場をそそくさと去り、次へ行く。


次は影をスクリーンに焼き付ける機械。
若は蛙の死体をやるわ俺とGでフュージョンするわと大変だった。
散々遊んだ挙句3階へ。


3階へと上り、腕力系の機械へ直行。
実にいい汗を流し、(なにしに行ってるんだ?)その後喫煙所で一服。
掃除のおばちゃんと目が合う。気まずい。実に気まずい。
辺りを見回してもカップルはいるが俺たちみたいな男3人は全然いない。
やはり場違いなのか。まぁグラサンに革ジャンに金髪に殺し屋面の3人だし。

その後、人体のコーナーに寄る。
人体パズルが実に興味深い。その内容とは、
「バラバラの状態の内臓を体にはめていく」というもの。
・・・ここって子供が来るとこじゃないの?
はまりが悪いため叩き込む。グーで。



完成図

・・・エグイ。


その後、地下鉄のモデルやら非弾性ゴムなどで遊んだ後、あぶり出しのコーナーへ行く。
ヒーターかと思いきや下にドライヤーが仕込んであった。安っぽい・・・。
ここでも大空っ子魂、というか2ちゃんねらー魂が暴走する。

G画 → (・∀・)カエレ!

      ∧ ∧
俺画 → (,,゚Д゚) 逝ってよし!

・・・病んでいるとか言うな。
しかも置いたまま帰る。子供が見たらどう思うのかな。しばらく観察すればよかった。


その後、ボールを見失ったサッカーロボを尻目に先へ進み、
青少年科学館最強のロボットを見つけた。
その名も、「似顔絵ロボ」。面白臭がプンプンする。
早速、ターゲットを決定する。

「若、変顔やって!」

何も言わずやってくれるのがこの男のいいところ。
ロボットの認識用モニターの前に変顔と化した若。
さぁ、似顔絵ロボはどこまで認識できるのか!?

・・・長い。あまりにも長い。だけど執筆に移るまでの時間があまりにも長かったのは
若のあまりに似すぎな変顔のせいか?
白紙を前にペンを持ち硬直するロボット。もはや爆笑の3人。
2分程度待たされた後、先生は執筆作業に移った。



先生執筆中。


だが、先生の仕事を見ているうちに徐々に不安になってくるのはなぜだ?
先生、目が線なんですけど・・・。
そして、そんな俺たちの不安は的中する。何を隠そう先生の作品が完成し、
ペンを置いた瞬間である。

3人「終わりですか!?」

明らかに、誰がどう見ても未完成。先生、それでいいのか?

いや、俺たちに芸術のことなんてわからない。
きっと、この絵は変顔の下に隠された若の本当の姿を見抜いて書いてくれたんだろう。
素人には到底理解できない芸術の極み。
似せるだけの作品なら誰にだって書ける。
そう、この作品はこの先生にしか描けない傑作なのだ!

さぁ、ご覧ください!
こちらが現代科学の粋、似顔絵ロボット先生の作品です!






てめぇ、
俺たちを笑い死にさせるつもりか!?

も、もう勘弁してくれ・・・。



その後、喫煙所でエンディングを録音し俺たちは科学館を去った。
本当、いいネタを提供してくれました。
ありがとう、青少年科学館。
ありがとう、似顔絵ロボットの先生!



札幌青少年科学館

(011-892-5001、テレフォンサービス011-892-5445)
札幌市厚別区厚別中央1条5丁目

定休日 毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始(27日~4日)、GWは無休。
午前9:00~午後5:00(5月~9月)
午前9:30~午後4:30(10月~4月)



戻る