スペイン家庭料理 オーパイ
~札幌B級最後の夜~
若の卒業、Gの就職と旅立ちラッシュの大空.com。
一人リューネンズの管理人は札幌でヒマを持て余す事確実。
そんなわけで思い立ったが吉日、札幌最後のB級グルメを決行へと移した。
時刻は10時前か。今回の面子はGと管理人の2名。
いつもどおりススキノを歩きめぼしい店を回るが貸しきりだったり見失ったりで
結局は以前、あまりの入りにくさに断念したビル地下のスペイン料理店へ。
店の中はかなり席数が少なく、落ち着いたバーのような印象。
自分達が行く前にはサラリーマン風の男性が一人で店主と話しながら
飲んでいた模様。やはり常連の知る隠れた店といった印象か。
コースで注文しようかと思ったのだが、最後のB級がコース料理で人任せでは面白くない。
結局、いつもどおり単品での注文となった。
最初に出てきたのはスペインビール。
グラスで出てくるかと思いきや缶と空グラスでの登場だった。意外と投げやり。
グラスに注ぎ、一口すすってみる。
「・・・甘いッ。」
ビールの苦味というものがほとんど無くて、味はシャンディーガフ(ビールとジンジャーエールのカクテル)のような印象。
それでもビールの旨みとコクは味わえる。好きビールリスト追加。
しかしアルコールが7.7%だったとは。飲みすぎが怖い。
そしてついに最後のB級がスタート。
今回のテーマは「原点回帰」。ホアンタムにはじめて行った時のあの感動を再び、である。
それで選んだ「慣れない店」であったが、結局はB級どころかA級の味となってしまった。むぅ。
最初に出てきたのはムール貝の激辛炒め。もはや恒例の激辛料理。
小さな器にムール貝がたっぷりに、それに何故かフランスパン。
「貝を食べて残ったスープにつけて食べてください」
心憎い演出。やるな店主。にんにくの香ばしい香りがする。
フォークを刺してみるとムール貝がすごく柔らかい。
ムール貝を惣菜によくくっついてる得体の知れない貝と認識していた身にとっては
かなり衝撃。旨い。ウマー。パンもガーリックトーストのような感じになって実に好印象。
その後を追って登場したのがスモークサーモンケッパ添え。
ケッパ?ケッパキタ━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!発見者はG。
出てきたスモークサーモンには緑色の豆のようなものが無数に。見た事あるようなない様な・・・。
つーかコイツがケッパなのか。謎。
そしてやめればいいのにケッパのみを口に運ぶG。
「どう?」
「・・・マヨネーズの味する。」
「!?Σ(゚Д゚」
言われてケッパのみを口へと運んでみる。
・・・やっぱりマヨネーズ。キューピーカロリーハーフ。
しかしケッパって何者。何かの実というか野菜っぽいのは間違いないんだけど。
とりあえずはマヨネーズ豆って事でいいと思う。
そしてスモークサーモン普通の味。さぁ書く事もなくなってまいりました。
最後に登場したのは2人前のパエリア。
確かシーフード(ってスペインで言うのだろおか)のパエリアを注文したと思う。だってエビ乗ってたし。
予想に反して、イメージ的にはしっくりと来るんだがご飯は鮮やかな黄色。
黄色いご飯なんてドライカレーしか知らない生粋の日本人2人にはけっこう新鮮。
鉄鍋から皿に盛り分けて食べる。
「「ウマー!」」
うまい。もうすんごいウマイ。それしか言えねぇよ畜生。
結果、最後の「札幌B級グルメ」は空振りに終わるかと思われていた。
だがしかし。
店主「(会計後)ありがとうございました。こちらをどうぞー。」のど飴を受け取る二人。
そしてコロコロと舐め始める。
コロコロ
コロコロコロ
コロ・・・
ここできたか!
数秒後、殺人的な味ののど飴を道端に吐き捨てる二人がいた。
スペイン料理 オーパイ(Oh!Pie.)
毎週土曜日にはフラメンコショーが!(要予約)