VOYAGE
世界一辛いカレーに出会う・追記
店内に入ったオレ達、そうそうにメニューを開く
どうやら、カレーのスープ、辛さ、トッピングを選び自分好みに出来るらしい
『辛さ』の欄を見る
普通 1 2 3 4 圏外
4人「圏外キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!」
これは、1~4までで圏外は無いだろうが
「圏外って、頼んでみて」 「圏外でしょ?」
管理人を煽る若、G、オレ(御月)
そして、やって来たウェイトレスさんに3人が注文した後、管理人が頼んだ
管理人「ローストチキン、辛さ圏外で」
店員さん「え?あの・・・」
聞き取れなかったのか、困惑の表情を浮かべる
店員さん「実は、あるんですけど・・・ 店長!」
店長キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!
数々のB級グルメを体験してきたが、店長登場は初めてである。
ま、実際あるとは思って無かった『圏外』の専用メニューを持ってやってくる店長
そこに書かれていたのは『圏外 追加500円』の文字
4倍カレーが200円追加なのを考えると格段に高い
店長「えっと、辛いものは得意?」
管理人「えぇ、結構」
店長「安心したよ 食べられなくなったりするからね」
管理人「・・・ぇ」
一瞬の躊躇の後、腹を括ったのか死を悟ったのかは、わからんが注文した
これが、どうゆう結末を生むか
その時は、誰も予感していなかった
「どーするよ? カレー真っ赤かもよ?」
「いや、意外に真緑だよ」
などと、談笑しているうちにオレと若のカレーが、運ばれてくる
辛さ2倍を頼んだオレのカレーは、すでに普通を頼んだ若のカレーより若干赤い
2人「(゚д゚)ウマー」
辛いがうまい
2人が黙々とカレーを食べていると、Gと管理人のカレーがきた
赤い
明らかに1つだけ赤い
若のカレーより赤いはずのオレのカレーが普通に見えるほどに
血 戦
ついに決戦の時である。
斜前の管理人が、悶え出す
オレは、ひたすらカレーを食っていたので
管理人の服毒する瞬間は見ていなかった
しかし、なんだあの尋常じゃ無い悶え方は?
管理人は、横に座る若にジェスチャーでスープを飲めと訴える
次第に『悶える管理人』から『管理人を悶えさせるスープ』に興味を持ちはじめた
スープを少量すくい口に運ぶ若
・・・。
・・・・・・。
・・・!!
!!!!!!!!!!━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!!!!!
無言で水を飲み続ける若
そして、G
・・・。
・・・・・・。
・・・!!
!!!!!!!!!!━━━━(;´Д`)━━━━━!!!!!!!!!!
無言で水を飲み続けるG
「またまた~ そんな辛いの?」
オレもスープに手をつけた
・・・。
・・・・・・。
・・・!!
!!!!!!!!!!━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
無言で水を飲み続けるオレ
みんな何故無言なのか、わかった
喋れないほど、辛い
コレ
必死に水を飲み続け、落ち着いた頃にぽつりぽつりと喋り出す
御月「なんか、帰りたくない? 実家に ママンの顔が見たい」
G「いや、オレは1人になりたい 誰もこない部屋で」
鬱モード突入中のオレとG
だが、無言で食べ続ける管理人
こいつ氏ぬ気か?
知ってか知らずか店長が再び出てくる
店長さん「みんな、食べた? 辛いでしょ?」
無言で頷くオレ達
そして次の瞬間、管理人の声を久々に聞いた
管理人「いい気になってました」
店長さんは、それを鼻で微かに笑い去っていった
悔しいのか、それでも食べ続ける管理人
そんな管理人に若は「食べれなくても誰もお前を攻めたりできないから、残してもいいんだぞ」と
もはや食べ物を前にしての会話ではない
しかし、時すでに遅し
管理人「首、変なんだけど・・・」
3人『・・・・・・』
3人『(;´Д`)ハレテルゥ』
機会があったら是非。
世の中に「食べられない辛さ」があるという事を実感できる貴重な場所。
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圧倒的辛味空間を提供するカレー屋
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