Case:5
公園伝説


大空には全部で7つの公園が存在する。
7つ。7つである。どことなく運命を感じる。
実はこの7つの公園は北斗七星の形に・・・なっていたりはしない。
だが、だがこの公園たちはそれぞれに伝説を持っている。
今日は7つの公園について少しお話しよう。

※正式な名称ではなく、俺達の間での呼び名です。


1:さかな公園


名称は公園の中央にある砂場の形状から。
魚の形になっている。感性を疑わざるを得ない。
非常に狭い公園であり、野球をしていて
向かいの家にボールが飛んで入り犬に追い掛け回されたのはいい思い出。


2:○○○公園


ノーコメント。すまん、ここだけは勘弁してくれ。語るのも恐ろしい。


3:三角公園


筆者の最も思い出深い公園。
二つ備えられた向かい合わせで乗る、通称「ガッタンブランコ」で怪我した子供は数知れず。
市の方でしっかりしてもらいたいところだ。オットセイ型の滑り台があることから、
「オットセイ公園」と呼ばれることもある。
だが一般的には三角形の謎の物体(台形だが)にちなんで三角公園と呼ばれる。
幼稚園から高校時代まで、健康的に遊ぶときから
夜中に隠れてタバコ吸うときにまで役に立ってくれました。


4:タコ公園


ネーミングはもちろんタコ型のオブジェから。
団地内のはずれの目立たない場所にあるため悪いことに使われる傾向が高い。
横は森で、すぐ側に川もあり立地条件は最高。
だが夏場は川から大量発生した蚊との死闘が繰り広げられる。
筆者はここではじめてタバコ買って吸いました。思い出深し。


5:7丁目公園


7丁目にある。ただそれだけ。さすが大空っ子。
その命名のされ方からもわかる通り、個性にかける公園。
だが筆者はここの砂場で水分が多めな排泄物に遭遇しトラウマを作っている。
ちなみにトイレの臭さは大空一。


6:飛行機公園


保育所の目の前だし、入り組んだ場所にあるためか
利用者は限られている。遊具は一番充実しているかもしれない。
もちろん飛行機をかたどったジャングルジムが名前の由来。
7丁目と同じく大空では個性に欠ける公園ではあるが、
筆者がここで行われた写生会の折に絵を見た先生に
「どこ見て書いてるんだ?」と言われたのはトラウマの一つ。


7:犬公園


大御所。数々の伝説を残した道東最強の公園。
犬の滑り台から落下して脱臼した者、
ミニスキーで怪我をした者、
水鉄砲でバトルロワイアルやってた者など、
すべての大空っ子の胸に刻まれているであろう公園。(バトルロワイアルは最近だが。)

その領域は広く、ゲートボール場から人口山まで
ありとあらゆる設備(?)を備えた総合アミューズメントパーク。
夏場は中高生の溜まり場。
冬にはミニスキーとそりの楽園となる。
一日周期で見ても変化に富んだ表情を見せる。

午前・・・子供連れの主婦。

午後・・・小学生たち。

夕刻・・・少しアブノーマルな高校生たち。

夜・・・・・馬鹿の溜まり場。

大空っ子の生活に深く根ざす場所。
一年を通して数々のイベントを起こしてくれる犬公園に幸あれ。

いかがだったろうか?
この7つの公園、行ってみたいと思いませんか?
何も荷物はいりません。
行けば必ず何か起こりますから・・・。
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