家族

 

二人:はい、どーも!

 

はるき:今年も24時間テレビやってましたねー。

 

けい:いつの話だよ!

 

はるき:今年も狂ったように『家族、家族』と連呼してましたね。

 

けい:誤解を招く表現はやめて下さい・・・

 

はるき:家族といえば昔おままごとやってましたね。

 

けい:女々しいな・・・まぁ、いいけど。

 

はるき:と、いうことで今からおままごとでもしましょう。

 

けい:なんでだよ!

 

はるき:・・・・・・・・・いや、この漫才を見てる子供たちに夢を与えようかと思って。

 

けい:考えてる間、長っ!

 

はるき:じゃあ、キミがお父さんね。

 

けい:パパね。

 

はるき:で、私がその愛人。

 

けい:やだよ!そんな夢も希望もないままごとは!!!

 

はるき:ねぇ、あんなメスブタからとっと私に乗り換えない?

 

けい:最低なままごとだな・・・

 

はるき:いっそのこと・・・殺っちゃう?

 

けい:なんでままごとから猟奇殺人ミステリーになるんだよ!

 

はるき:斬り捨て御免!!!

 

けい:時代劇かよ!

 

はるき:他の配役にしよっか。

 

けい:お前の考えてるものはままごとじゃない・・・

 

はるき:キミがお兄さんで・・・

 

けい:で、お前は???

 

はるき:私がお母さん。

 

けい:おお!まともじゃん。

 

はるき:設定としては、キミは3年前いじめられてそれからヒッキーに・・・

 

けい:やめてくれよ!

 

はるき:ああ、ホントのこと言っちゃままごとじゃないからね・・・

 

けい:嘘つけよ!

 

はるき:で、唯一の友達は某ゲームのメイドロボの髪が赤い方の抱き枕・・・

 

けい:一部の人間にしか分からないぞ、そのネタは・・・

 

はるき:私はもう片方が良いと思うんですけどね。

 

けい:いや、そんなことはどうでもいいから!

 

はるき:それよりもっと萌えるゲームがあるんですが・・・・・

 

けい:お前がやれよ!兄の役!ピッタリだろ!!!

 

はるき:えー、、、兄って最後は、殺されちゃうって設定なんですよ。

     それを私にやれと!?

 

けい:俺が殺される予定だったのかよ!

 

はるき:じゃあ、また配役変えますよ。

 

けい:じゃあ、俺がお父さんな。

 

はるき:じゃあ、私は教祖で・・・

 

けい:教祖!?どんな家族だ!?

 

はるき:人生の崖っぷちに立った母親が「トルマリンの効果でお金がたまる財布」を買ったんです。

そしたら、見事、お金がたまったんですよ!

      

けい:お前どこの通販の回し者だ!?

 

はるき:それ以来母親は『トルマリンゴ』を崇拝し始め・・・

 

けい:ショボッ!

 

はるき:『トルマリンゴ』を神棚の中に入れて、毎日祈り始めたんです・・・

 

けい:神棚!?新興宗教として何か間違ってるぞ!

 

はるき:神道系のトルマリン崇拝なんですよ!

 

けい:また、わけ分からん事を・・・

 

はるき:とにかく!私は家族の素晴らしさを分かって欲しくて、ままごとをやってたんですよ!

 

けい:お前の『素晴らしい家族』の定義を教えてほしいよ・・・

 

はるき:定義ですか・・・じゃあ、イメージしてください・・・・・

     あなたは食卓に座ってます・・・

 

けい:ちびまるこちゃんの食事風景みたいな感じだな。

 

はるき:食卓の上には『トルマリンゴ』が・・・

 

けい:もういいよ!