魔のサウナ







いやぁ〜飲み過ぎた・・・

クルマ運転するにゃ、ちとヤバすぎるほど飲んだかもしれない。







そう反省したのは後日になってからで、飲んでいたときの記憶はほとんどナイのである。

唯一記憶にあるのは、このまま運転して帰るのはあまりにもヤバイって思った事だけ。

うろ覚えだが、少し酔いを覚ますために、

ふらふらとサウナに向かい、軽くフロに入り

別室のリクライニングシートが並んでる暗がりの休憩室で

すこし横になることにしたらしい。






30分・・いや1時間は寝てしまったのではないだろうか?






なんだか股間がめちゃくちゃ気持ちイイ・・・

誰かの顔が私の股間を探ってるような・・・

そんな夢を見ている。





そう感じながらも、どーも感覚的に生々しすぎる。





夢とは違うような気がする。




現実を確かめたく、目を覚まそうとしたが

まだ、酔っぱらっているんだろう・・・

意識がはっきりしない。






飲み屋の女をテイクアウトしてホテルにでも居るのかな・・・

どーでもイイけど、コイツめちゃくちゃフェ○がうまいじゃんよ・・・

お・おぉ・・すっげー気持ちイイ〜・・・

マジ、コイツ上手すぎるよぉぉぉぉぉぉ・・・・






やっぱりこれは夢じゃない!





どうにかこうにか目を少しだけ開けることができたが、視界がもうろうとしている。






ん?この天井って見たことナイな・・・

こんな天井のホテルってオレ行ったことあったっけかな?

うわぁ・・マジで気持ちイイじゃんよ・・・

あ・・ダメかもしんない・・・






視界がだんだんひらけてきた。



天井がどーみたってホテルじゃないのも確認できた。



意識もだんだんハッキリしてきた・・・






なんだよコイツゥ・・こんなところで堂々とヤルなよぉ・・・

こっちが恥ずかしいじゃねーかよ・・・

す・すっげー気持ちイイ・・・






もうヤケクソである。




あまりの気持ち良さに自ら腰を振ってしまった。





このオンナ、どんな顔してんだ?

もしや、めちゃくちゃイイオンナなんじゃねーの?





そのオンナの顔を確かめるべく、視線を下の方に向けてみた。





髪の短めのオンナだ。





でも顔を私の股間に埋めてるため、確認が出来ない。

どーしても顔を見たいがために

両手でオンナの頭を掴んで持ち上げた。





ん?




????















・・・!!!!!!!!!










あぁ・・・俺もとうとうここまで来れたか・・・





これ以上の経験、




一生のうちに一度も体験しないヤツだっているって言うのに





俺って  な ・ ん ・ て・・・



















ボンバー スーパー アンラッキーなんだぁぁぁぁぁっ!!!!!








一瞬にして酔いが覚めた。





この快楽の世界に導いていたのは















なんと
















40歳近いオヤジだった!!














オーマイガッッ(激涙・濠涙・曝涙)










そのオヤジは私の股間で








僕のテクで、こんなに硬くなっちゃってぇ!クスっ



と言いた気な満足そうな笑みを浮かべていた。





それを見た瞬間

ショックを通り越した何かが

頭の中で一挙にスパークした。






テンメー変態オヤジ!
なにやってんだよ!







すかさず、オヤジの顔面に蹴りをブッ込み放り出した。

急いではだけたバスローブを直し

逃げ惑うオヤジの背中にケリを入れた。





待て!エロおやじ!

テメー、ブッ殺す!!







突然の騒ぎと叫びに店員がとんできた。






「お客さん、どうなされました?」





「ばかやろー!あの変態ヤローにチ○ポしゃぶられたぁ!!

早く、捕まえろよっ!!」






オヤジはロッカールームに逃げ込んだ。





オメー、マジでブッ殺す!!  







何度も何度もケリを入れたが、裸足のため、自分の足が痛くなってきた。

最後には2人の店員に止められたが、まだ、こっちは落ち着きが取り戻せない。







落ち着けるわきゃ無いでしょ?





一般にこういうことは警察に通報してもラチがあかないだろう・・・

かと言って、このオヤジから損害賠償なんて請求出来ないし・・・

結局この怒りは最終的に店側に多大なクレームをつけることで

何とか落ち着かせる事にした。






その後再度入浴して、

皮脂が無くなる位良く洗って帰ったのは言うまでもない。













「なんで元気になっちゃったの・・・?」









と、
済まなそうにショボくれた我が息子に問い掛けながら・・・








それにしても・・・・・









オヤジ相手に腰を振った・・・








なんて、酔っていたとはいえ








人生最強(凶・狂・叫・恐・・・)









人生最大の汚点だろうな・・・(滝涙) 













    
教訓:












男のツボは男が一番ヨク知っている