財布のヒモ







前回登場(7月25日更新分)のY氏に関する後日談があるので紹介しよう。

そのコラム掲載直後、


















秀ぇ〜!ちょっと顔だせっ!







Y氏からソッコーで呼び出しをくらった私。






どこか気に入らないトコがあったんだろうか??



そう思いつつビクビクしながら彼のもとへ向かったのだった。




Y氏が私を引き連れて行った店は、最近定番化している?のキャバクラってやつである。

両脇に、きわどすぎる服を着た女性が座ってくれて、

にこにこと愛想良く、世間話をしながら

あらゆる面倒を見てくれる、男たちの楽園である。




しかし、こーゆートコはイマイチ好みじゃない。

「はじめまして〜(ハート)」から「ちょっと失礼しまぁ〜す(ハート)」まで約20分。

トーク盛り上がりの絶頂の時に「女の子のチェンジ」があるが、

この点、「同じ子とずーとしゃべりたい」という私の性格上、

絶頂の「ストロベリートーク」が始まるまで間がありすぎて、

どーも満足が出来ないのだ。

そうは言いつつも、チェンジして別の子が席につく瞬間、

超過激なミニスカートから必ず見える

























パンツに目が行ってしまうのはいたしかたない
















こういうとこはさすがキャバクラ!!











サービス精神の塊!!最高だ。





















ビバ!キャバクラ!!











最初に私たちのテーブルについたのは

「中山美穂」似のおねーさま。





Y氏「おっ!おまえぇ〜、綺麗だなぁ〜〜」

   「おれの好みだなぁ〜〜ダハハ〜」

   

オレ「ハ・ハイ・・そうっすね・・・」
   
(なんか話があるから呼ばれたんだよなぁ・・)


   
「若いのよりか、話が進んでイイじゃないかぁ〜・・なぁっ!!


   
「え・えぇ・・ほんとに・・・」
   
(やっぱ、コラムの件かなぁ。何いわれるんだろう。ハラハラ・・・)





などと、こっちの思いを知ってか知らずか、

くだらないトークで20分が過ぎ、「チェンジ」の時間である。

「問題外」や「度外視」だけが来ないよう、祈るのみだ。





次に私達のテーブルについたのは

「今井絵里子」似の若いコ。年の頃は18位か??



   「んっ?おまえ、ずいぶん若いなぁ」

   「俺はな、年増より若い子が好みなんだよ・・ダハハ・・」



















おいっ! オヤジぃ〜さっきとぜんぜん
言ってることが違うじゃねーかよ!










ヤバイ・・・口に出かかってなんとか引っ込めた・・・






あぶね〜、危うく吊るされるとこだったぜ!






しかしY氏と若い子のトークが絶妙にはずんでいるではないか?

やはり、仕事柄?若い子が好きなのであろう。

かなりのペースで酒が進みはじめた。





そこでまた「チェンジ」である。




が・・Y氏はもうノリノリ状態だ!完全に酔っぱらっている。










しかもズボンも半分脱いでるしぃ〜・・・








ほんとは、2時間位で出たかったんだが

しょうがない!延長だ。




んで、呼び出しを食らった本当の理由って一体なんだぁ?!




更にチェンジしてテーブルについたのは、

25歳位のごく一般の平均クオリティーの女性だった。



   「なんだよぉ〜若くねーじゃんよぉ〜!!」(プチ怒)


   「どーします?チェンジします??」






私的には、めちゃ好みだったんだが、しかたない。

ボーイに頼んで、チェンジを要請した。

























おいっ!!ここの店には顔の黒いのは、いねーのかよぉ?(怒)












ボーイ「あのぉ〜、そのような容姿の方は・・・」(激冷汗)


























なにぃ〜!俺を誰れだと思ってやがるんだ!(激怒)













・・・あちゃぁ〜・・・始まってしまった。







3度のメシより、グズることが大好きなY氏。
暴れ出しちゃったら、店の内装代なんてオレ立て替えできねーすよぉ?








私はとっさに、先ほどの「今井絵里子」似の若い女を呼びだしに走った。

接客されていたテーブルの男が怒っていたが、そんなん知ったこっちゃ無いわい。














 「た・頼むからガングロ化粧やってくれ!!」











私はそう言いながら、その女に1万円札を握らせた。

その女は5分もしないで化粧を済ませ私達のテーブルについてくれた。







クビがつながった・・・(冷汗)・・・
           コラムの一件も水に流してくれるかなぁ・・?








Y氏も先ほどの女とは気づかずに、ご満悦の様子である。

女もよくしてくれているじゃないか。















東京湾にドラム缶ごと埋められなくて良かったよぉ〜(超冷汗)



















ホッ・・っとしたのもつかの間

























秀ぇ〜、おめぇ〜この女よぉ、
「ポックリ靴」じゃねーじゃねーかよぉ〜?(超激怒)














バレたか?!










さすがに、パニくっていたので厚底サンダルまで頭が回らなかった!

女は厚底を履くクソガキには、到底似合わうわけのない

ピンクの上品なヒールを履いているじゃないか。

いかにもアンバランスがバレバレである。










ヤバイ!今度こそマジで埋められるっ!!









私はとっさに先ほどのボーイを呼び出し、

近所の「ド○キホーテ」にダッシュで買いに行かせた。




10分もしないでボーイは「厚底サンダル」を買ってきてくれたが、

その間、女を立たせないように考慮しつつ

Y氏と別の話題で盛り上げるのに私は必死だった。

いままで飲んだ「ウーロンハイ」が冷汗として全部出たくらいだ。




もうY氏の独壇場である。

そろそろ閉店時間なのに、お構いなしで堪能しているじゃないか。








入店から4時間は楽勝に過ぎた。










出前で寿司も頼んだ。










一体、会計はいくらなんだろうか??











銀座あたりで豪遊するのと変わらないんじゃないか??

























今日はアイフル大作戦か・・(激涙)












   「おいっ!帰るぞ!」



   「ハイ・・会計してきます・・・」







すると、おもむろに私の薄いサイフを押し戻し

Y氏のブ厚いサイフからが札束がボーイに差し出されたのである。

助かったぁ〜と思ったその時、Y氏は今までに無い明るい声で一言、


























「♪今日、僕ちん、
小遣いもらったんだよねぇ〜♪」
























え?ってことは・・・呼び出しを食らった理由ってコラムでもなんでも無く、


















ただ単に























小遣い貰った嬉しさの余り、俺を誘っただけ













ってかぁ?









・・・ガックシ・・・今までの努力って・・・
でも助かったぁ・・ホッ!(感動の涙)




でもそこは一応、マナーとして



「いやぁ〜ワリ勘でいきましょうよ」って小声で言ったけど・・・







しかしラッキーって思ったのもつかの間、

その後のラーメンは、私のオゴリだったのは言うまでもない。














埋められるよりはマシか・・・