ドッキリカメラ?


友達とバイクでツーリングに出掛けた。
行き先は富士山の林道である。
一般の林道とは違い、ここはかなりの獣道なのでメチャたのしい!
ほんとうは、走ってはイケナイとこもあるらしいんだが・・・
その林道を繋いでぐるりと富士山を1週回ると200km近くにもなる。

こんな楽しいツーリング?の後は
私の大好きな温泉とビール!!

まずは、行きつけの温泉で入浴前のビール!!←ほんとうはヤバイんだけど・・・
これが抜群にウマイのだ。
でも入浴中に倒れては元も子も無いので350ml1缶でやめておく。

ノドを潤したあとは、入浴だ。
なんせ200kmもの林道を走ってきたものだから
体中は「ホコリ」と「汗」ですごい状態だ。
まずは、軽く頭からシャワーを浴び、


ふんっ!どうだぁ!



わざと全身に「力」を入れ、
仁王立ちした私はまわりの貧弱な男たちに自分の


ボディをアピールしながら


入念に体を洗う。
伊達にモトクロスやってるわけじゃないんだぜ!」
そう思いながら、鏡に映る自分の体にうっとりしつつ
今度はまた入念に髪を洗う。
「シャンプーが目にしみるぜ!」
私はそうつぶやきながら目の周りのアワを指でぬぐった。
視界が開け、よく見てみると
自分の姿とともに背後の湯船に浸かっている人物の顔が映し出されていた。


ん?んん?!


一瞬、我が目を疑った。鏡に映っていたものは、なんと・・・


















オンナ?!










鏡越しだけどどー見たって女だ!一見25歳位か??
けど、振り向いて確かめる勇気はなかった。
回りを見回しても、男しか居ない。
もしやココは混浴なのか??

隣で、体を洗ってる友人に小声で知らせた。

「湯船に女が居るぜ」

「マジ??」

「マジだよ。マジ!鏡で見てみろよっ!」

そう言われて鏡で確認した瞬間、彼の顔つきが変わった。

「マジかよっ!」

友人も「どうして??」って顔をしながら周りをうかがった。

「やっぱり男湯だよなぁ??確認しにいこうぜ」

私達は、即座に頭のシャンプーを洗い流し、





タオルで貧弱な「キ○タマ」を隠しながら
いそいそと湯船に向かった。





確かに湯船に浸かっているのは女だった。
しかも髪をUPして綺麗に化粧したままなので、

















うひょぉ〜!!
めちゃくちゃ、
色っぺーじゃないの!










それに加え、水面ギリギリまで胸を出している・・・
ちゅうか・・・

















胸が浮かんでるよ!!









まるで「ひょっこりひょうたん島」のようだ。






私は「ドン・ガバチョ」となり、
魅惑の
「ひょうたん島」に上陸し






頂上のヤシの木

を攻撃したくなった。









そう思った瞬間、
2人とも股間にあてがっていたタオルが






手で押さえてなくても落ちないくらいに変貌をとげていた。



私達だけじゃなく、周りの若造も同様な姿になっているのだろう・・・
姿勢が思いっきり「前のめり」だ。


こんなことがあってイイのだろうか??
もしや、この女は変態なのか??
それとも、シロートをターゲットにしたドッキリ??


と、きっと同じ様な事を思っている私を含む周りもオトコどもをよそに
その女は私達に半分背中を向け、
美しいうなじを見せながら湯船から立ち上がろうとしていた。
私同様、周りのオトコどもの目は彼女の姿を追っている。
その好奇の視線にさらされた彼女の肢体は、
濡れた肌がものすごく艶かしい。
そして、なめらかでしなやかなボディラインを
期待している私の心拍数は200位
まで急上昇してしまった。

そんな矢先のことだった。
湯船から出た彼女には、腰から下に
どう見ても違和感のある

















膨らみ



彼女は・・  彼女は・・









  ・・彼・・?








つまり・・・









実はオカマだった!!
(爆泣)











何てこった!!
しかも私達のより「リッパ」なものを持ってるじゃないのよ(悲)
妙に複雑な気持ちが頭をよぎり、
心拍数は80位まで一気に落ち込んでいった。




しかし、





股間のタオルがずり落ちるまで、
少々の時間を要したのは言うまでもない。



悲しいかな、男の性・・・・

しかし、クオリティーの高い「オカマ」だった。
こんどは店で会おうね!



オカマ万歳!!





私はそう思いながら湯船に入った。