本の感想
〜1999年 2000年
2001年 2002年
2003年 2004年
GOTH 乙一 新潮社
人間の暗黒面に惹かれる高校生、森野夜と「僕」の二人を主人公にした短編6編。
この感じたまらなくいいですね〜。
どちらかというと「暗黒系」とか「リストカット事件」とかの乾いた感じが好みだなぁ。
ちょっと伊藤潤二の初期の漫画を思い出すような。
「記憶」では森野夜のイメージが一変しました。なるほどね〜。
(2005/9)
重力ピエロ 伊坂幸太郎 新潮社
面白くないわけじゃない。どちらかといえば好きな部類の話だと思う。
でもね・・、うーん、登場人物に好感が持てなかったというのが敗因かなぁ。
何でそんなに自分たちが正しいと思えるのか。何の揺らぎも感じられないのね。
自己正当化してるだけじゃん。狭いなって思ってしまって。
それにあの薀蓄の嵐。もう嫌味としか感じられないほど辟易してしまったのです。
「オーデュボン」はすごい好きだったんだけどなぁ。
(2005/8)
暗黒館の殺人 綾辻行人 講談社
本格を期待するとちょっとあれって感じなんだけど、
綾辻行人の嗜好がよく出ててホント集大成という趣ですね。
まあ、焦らしすぎでヒントも多くてアッと驚愕ってことも少なかったんだけどね。
でも繊細で純粋な、それが故の悪意というのもすごくよく分かって胸苦しくなったりして。
「害意はないけど悪意はあったかな」っていうセリフ、作者自身のセリフのようでした。
もちろん読者を騙す、という意味でですが・・。
(2005/8)
赤い霧 ポール・アルテ ハヤカワ・ミステリ
以前に起こった密室殺人の真相を究明するべく帰郷した主人公。
たどり着いた真相は・・って言う展開なんですけど、
こういうのってあまり読んだことなくて不思議な感じがして、とても面白かった。
なかなかいい感じです。他のも読んでみよ〜!
(2005/6)
ワイオミングの惨劇 トレヴェニアン 新潮文庫
西部劇というのはだいたい苦手だったのですが,
マシューがルース・リリアンと心を通わせるあたりから一気に読んでしまいました。
マシューとリーダーが表裏一体という部分は現代的だなという感じ。
あとがきっぽいのも面白かったです。実話かと思ってしまったけど違うんだよね??
(2005/4)
陰陽師 竜笛ノ巻 夢枕獏 文春文庫
今回のお気に入りは「むしめづる姫」。
年をとったせいか(?)グロテスクなのがだんだん苦手になってきた昨今、
こういう綺麗な話がいいなぁと思えるようになってきました。
現代的な姫というのが非常に魅力的でござんした。
(2005/4)
キョウコのキョウは恐怖の恐 諸星大二郎 講談社
諸星大二郎のマンガの世界そのままという感じ。
狂言回しとして色んなキョウコさんが登場し、奇妙に恐ろしい味わいを増幅させてくれます。
日常が徐々に蝕まれていくような恐ろしさ。
挿絵があるのでイメージがわきます。とてもよしです。
(2005/4)
妖香 ジョン・ソール ヴィレッジ・ブックス
最近、ジョン・ソールが変わったのかと思ってましたが、
この作品はソール節全開という感じですねぇ。
子供いじめはやはり十八番なのね。
ホラーともサイコスリラーとも読める感じになってます。
(2005/4)
NAO
& WARA HOMEPAGE