本の感想(2001年)
三月は深き紅の淵を 恩田陸 講談社
「三月は深き紅の淵を」という稀こう本にまつわる4章からなる物語。
こういう構成ってとてもわくわくしてしまいますよね〜。
わたし的には「出雲夜想曲」が特に良かったかな。
恩田陸の小説には行間に濃密な気配が感じられるような気がして好きです。(2001/12)
九つの殺人メルヘン 鯨統一郎
光文社
名作「邪馬台国はどこですか?」を彷彿とさせる展開。
3人組みの会話も楽しくて結構笑っちゃいました。
こんな日本酒バー,行ってみたいです・・。(2001/11)
密室・殺人 小林泰三 角川書店
小林泰三のミステリはやっぱ一筋縄ではいかないという感じ。
これってシリーズ化してほしいっす。(2001/11)
神は銃弾 ボストン・テラン 文芸春秋
ケイス,ケイス,ケイスですね・・。すごいかっこ良かったです。
他に何があるというのだろうって感じ。(2001/11)
夜のフロスト R・D・ウィングフィールド
東京創元社
またしてもフロスト警部,いいですね〜。大笑いしてしまいました・・。
しかし,なぜかかっこよく思えてしまうところが恐ろしい(^_^;)。(2001/10)
ターン 北村薫 新潮社
北村薫という人はなんて繊細な感性をもっているのかと感心してしまった。
お話的には主人公の2人称は読みにくかったし,ラストもなんともあっけなかったんですけど,
その感性だけで爽やかな瑞々しさを感じられました(特に前半)。(2001/10)
フランドルの呪い画 アルトゥーロ・ペレス・レベルテ 集英社
チェスをもっと知っていればと何度思ったことか・・(^_^;)。
これまた非常に面白く,特にムニョスがすごいいいです・・。
個人的には笠井潔の小説の駆っぽいと思っちゃいました。(2001/10)
悪童日記 アゴタ・クリストフ 早川書房
非常に面白かったです。「ぼくら」の一貫した生き方,すごいと思いました。
確固たる判断基準があるってそれだけで尊敬してしまう・・。
「ぼくら」が別々になってからのその後を早く読みたいです。(2001/10)
夏と花火と私の死体 乙一 集英社
話題作だったという乙一の第1作目です。死体の一人称というのはなんか不思議な感じ。
「優子」はありがちなタイプに思えちゃうけど,政義の取り乱し方がなぜか笑えてしまう・・。
乙一本人がホラー話というよりホラ話と言っているのがいい得て妙で,
どうしても小説というより作り話って感じがしちゃいます。
(でもその二つがどう違うかといわれるとわかんないけど(^_^;))(2001/10)
夢の研究 ジャック・バトラー 角川書店
非常にスタイリッシュというか軽く書いてあるようなのに濃いようだし,
ストーリー展開が激しいわけでもないのにどんどん読めてしまう不思議と魅力ある小説でした。
登場人物の魅力もかなりあるのかな。シェードのシリーズ作って欲しいです。(2001/10)
天帝妖孤 乙一 集英社
「A MASKED BALL」は非常に面白かったですね。
着想が良いし淡々とした感じが独特で一気に読んでしまいました。
表題の「天帝妖孤」は少年が悪魔(?)に魅入られてしまったとこ,結構怖かったです。
まあ,こちらはいかにもという感じではあったけど,絶望的な気分に涙してしまったし・・。(2001/10)
神と悪魔の遺産 ポール・ウィルソン
扶桑社
始末屋ジャックに出会える喜びに勝るものはありませんね〜。
一層一般人に近づいて来ているような雰囲気ですが,
所々に見える暴力への渇望が見え隠れしている処を見るとやはりそれは無理なんでしょうね。
続くジャックシリーズが早く邦訳される事を祈ってます・・。(2001/9)
黒い仏 殊能将之 講談社
9世紀の天台僧がもちかえった秘宝の謎に石動が挑む!
と,ここまではわくわくモンのミステリーだと思っちゃうんだけど,
なんかものすごい展開になってます・・。これってミステリーファンは大激怒でないの??
私は結構笑っちゃったけど・・。なんかアントニオが妙にかっこいいし・・。(2001/8)
悔恨の日 コリン・デクスター
早川書房
ううう,こんな最後なんてアリなんでしょうか・・。
日記にも書いてますが,本当にショックです。
モースのルイスへの気持ちに泣いて,ルイスの涙にまた泣いてしまいました・・。(2001/6)
黒祠の島 小野不由美 祥伝社
ミステリーとオカルトの調和が良いです。
孤島とか,因習とか大好きなんですが,やっぱ期待通り上手い事やってくれますねー,
というカンジです。(2001/6)
ばね足男が夜来る 松尾未来 角川春樹事務所
うーん,どうもばね足男というモノにあまり魅力が感じられなかったです・・。
なんか素材は結構好きな感じなんですが,もう少し想像力が欲しかったというべきか?
適当にまとめちゃったって気がします・・。(2001/5)
ブレア・ウィッチ・ファイル 水底の幽霊/血の悪夢 ケイド・メリル 角川書店
引き続き,「ブレア・ウィッチ」です。
いずれもよくあるホラー話をブレアウィッチ伝説に上手く結び付けてるなという感じなんですが,
「血の悪夢」は「ブレア・ウィッチ」を差し引いても結構良かったです。
(2001/5)
ブレア・ウィッチ・ファイル 魔女の娘/暗室 ケイド・メリル 角川書店
「ブレアウィッチ2」は多分見に行かないと思うので(^_^;),本でも読もうかと思って買っちゃいました。
作者はブレアウィッチで行方不明になったヘザー・ドナヒューの従弟で,
事件の真相を知るべくブレアウィッチに関するウェブサイトを開設しており,
そこで得られた出来事を本にまとめたという体裁をとってます。
映画での謎もなんとなくわかってなかなか面白かったです。(2001/4)
闇の司 秋里光彦 角川春樹事務所
描写のグロさがちょっと・・,という感じ。話の雰囲気は割と好きなんですけど,
果てしなく救われない気分になりますねー。
ああいうものになってしまうのはどういうモンなんでしょう・・。
これも死と再生といえるのか・・。(2001/3)
ぶっぽうそうの夜 丸山健二 新潮社
主人公の心の動く様がよく分かって,私にはとてもキツくて重かった。
獣になるというのはこういう事なのかという感じがしました。濃いかったです。(2001/2)
NAO
& WARA HOMEPAGE