■立地条件
京阪神の多くの無印は、集客力の高いターミナル駅付近のショッピング街やショッピング・ビル内にある。それらは圧倒的に若い客が多い場所であり、それゆえ中年層の人は無印良品の存在すら知らない可能性が考えられる。
■商品構成
例えば冷蔵庫。2ドアで135リットルという大きさである。まあ一人用であろう。洗濯機も洗濯容量4.2kg、その他14型テレビ、掃除機、レンジなどのサイズを見てみても全て一人用である。また、「ヘルス&ビューティー」においても女性向きの商品は多いが、ひげ剃り刃など男性向きの商品は少ない。資生堂等のメーカーが男性用コスメを次々と出している中で明らかに後れをとっている。さらに衣料品も婦人用と紳士用とでは種類に大きな差がある(ある程度は根本的にやむを得ないが)。
このような商品構成から、自然と客層は「若い女性」へ絞られることになる。男性や熟年層が魅力を感じる商品が少ないのだ。
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