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初心者のエチュード

お気に入りのエチュードを中心に紹介したいと思います
 (あくまで二十歳過ぎてピアノを始めた奴が、エチュードっぽいのを弾いてるフリしてるだけですので、上手な方はご遠慮下さい。)

1) エチュード Op.10-1
 右手のアルペジオの練習曲。明るく優雅な感じで、ショパンのエチュードの中で、もっとも好きな曲です。そして、私にピアノを弾く喜びを教えてくれた曲です。最初の「こんな曲が絶対に弾けるわけない!」から出発して、初めて弾けるようになったとき、そのとき、自分の指の限界を初めて超えた!と心から思えました。
 この曲を最初に弾こうと思ったのは、ピアノを始めて丸1年くらいたったとき。最初の1年はベートーヴェンばかり弾きまくって、3大ソナタ、「田園」、「テンペスト」などのおいしい部分には粗方手を出して、そして怖いもの見たさでエチュードを弾いてみようと、楽譜を買ってきました。そして、この曲を見てみると・・・

「なんだぁ、左手使わなくていいから、こんなん簡単じゃん?おまけにドソドミだけだし。」
当然数秒後にはこんななめたヤローは跳ね返されました。「こんなん人間が弾くような曲じゃない!」
 なんと親指から小指まで10度も音が離れているのです。このときは、一瞬で挫折して「革命」や「黒鍵」へ進みました。

 その後、これらの曲で手の力を抜くことを覚えてから、再度挑戦してみたら、スンナリいくじゃないですか!あとは、指のストレッチをして、指の間隔を広げれば、それっぽく?聞こえるようにはなってきました。
 と、ちょっとは弾ける気になってみても、まだまだポリーニの半分くらいの速さ。やっぱり、人間の弾くような曲じゃありません。

エチュード1番のクイックタイム・ムービー(427KB, QUICK TIME 5以上でご覧下さい)
(.レッスン前最後の演奏。この後、この演奏は先生に封印されるはめに・・・)
WINDOWSの方はこちらでどうぞ(AVIファイル)


2)エチュード Op.10-12 「革命」
 1831年、ショパンが故郷ワルシャワをあとにパリへ行く途中、ロシア軍のポーランド侵攻を聞いて、憤慨して書いた曲。
 エチュード Op.10-1を一瞬で諦めた私は、次にこの曲を選びました。この曲はなぜかすぐに弾けるようになりました。
 10年以上前の小泉今日子主演のドラマを見て、難しい曲の代名詞のような印象を持っていたので、肩透かしをくらった感じです。
 もし、ピアノを趣味としていて、この曲を弾くのをためらっている方がおられたら、とにかく弾いてみて下さい。
 ただ、この曲は最後の4小節を失敗すると、とてつもなくカッコ悪いので気をつけましょう。(ちなみに私はよく失敗します)

(出だしだけ。ちょっと濃く弾きすぎました。基本的に私はミスタッチを気にしませんので・・)




3)エチュード Op.25-1 「エオリアンハープ」
 今、一番はまっている曲です。
 この曲の印象は、シューマンが述べた次ぎの言葉に尽きます。
 「デリケートな上の音と基礎となるバスの音だけが聞こえ、エオリアンハープを思い起こさせるものである。この曲はエチュードというよりは詩である。ショパンがアルペジオの16分音符すべてが聞こえるように演奏することを望んだと考えるのは間違いで、As Durの和音のうねりなのである。この曲が終ったとき、我われはもう一度見たいような夢から目覚めた印象を受ける。」
 この曲はショパンのエチュードの中でも1、2を争うほど簡単な曲と言われています。ただ、和音のうねりを途切れさせないようなペダルの使い方は、とても難しいです。まぁ、私はベタ踏みですが(^^;。
 16分音符のすべてをはっきりと正確なテンポで聞こえるように弾こうとすると難しくなるので、アクセントの音以外はテンポも気にせずにさらっと流してしまえば、一気に弾けると思います。


4)エチュード Op.25-5
 三部形式の練習曲。第一部と第三部がリズミックなアルペジオで、中間部のレガートでとても美しいメロディを奏でる。
 この中間部がとても好きで練習を始め、ペダル踏みっぱなしでなんとかごまかせたかな?と思っていたのですが、録音して聞いてみると音が全部出きっていなくて、リズムもぎこちないです。三連符の小指の使い方が鬼門になっているようです。どなたかいいアドバイスがあったら教えてください!


5)エチュード Op.25-11 「木枯し」
 24曲のエチュードの中でも1,2を争う難易度を誇っている曲。ということで、それなら弾いてやる!と挑戦。私の感想としてはどこが難しいのか分からないほど難しい?弾けそうな気はするんだけどなぁ・・・。まだ、練習し始めたばかりなので、この後、だんだん分かってくるのでしょうか?


6)エチュード Op.25-12 「大洋」

 両手アルペジオの練習曲で、鍵盤上をうねる両手の動きが波のうねりを思わせる。
 Op.10における「革命」と同様な性格の曲で、とてもかっこいいです。弾ければの話。楽譜のシンプルさは、エチュード随一なのですが、私が弾くと「大洋」というよりは、おじゃが池のさざなみ程度。ただ、無理な指の動きとかがあるわけではないので、気長に練習すればそのうち速く弾けるようにはなるかな?という印象はあります。


・幻想即興曲 Op.66

 
この曲は左手が6連符、右手が16分音符と左右で拍数が異なるので、左手だけ、右手だけで練習して完璧になったところで、頭を真っ白にして弾くというのが、よさそうな気がするんですが。
 16分音符の流れが揃って始めていい音楽を奏でるという、こういった曲を作曲できる点において、ショパンはベートーヴェンやモーツァルトと決定的に異なる作曲家だと思います。


・バラード第一番
 ショパンの最高傑作のひとつ。ポーランドの詩人ミッケヴィッツの詩がこの曲の創作の動機になったと、ショパン自身、シューマンに語っています。この曲は、リトアニアと十字軍の戦いの中で活躍し、最後に裏切り者として処刑された騎士の物語がモチーフになっています。
 ショパンのバラードはどれもすばらしいですが、私自身この曲が一番好きです。でも、こんな長い曲、とても最後まで弾けません。


ショパン以外の練習した曲

・モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 K466 ピアノ編曲版
 モーツァルトの27曲あるピアノ協奏曲でわずか2つしかない短調の曲のひとつ。
 とにかく第三楽章ロンドの出だしがかっこいい!かっこよすぎ!おまけに、チョーカンタン!カワイー!もし、この曲をまだ知らない人がいたら、とにかく、この曲の第三楽章の出だしの1分だけでいいからぜひ聞いてください。
 ベートーヴェンもこの曲を好んで弾き、自らこの曲のカデンツェも書いています。
 私のおすすめCDは、Piano:フリードリヒ・グルダ、アバド指揮:ウィーンフィル。この演奏の三楽章が一番かっこいいです。ステレオ感が見事で、右スピーカーからのこれでもか!と言わんばかりのコントラバスが最高にかっこいいです。

(第三楽章の出だしだけです。本来であれば、これに続くオーケストラが最高にかっこいいです!)



・モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 K488 ピアノ編曲版
 この曲のオーケストラパートはピアノで弾いても、弦の奥行きや透明感が出なくて全く面白くないので、この曲は聴く方に限ります。
 おすすめは、これまたPiano:フリードリヒ・グルダ、アバド指揮:ウィーンフィルの演奏。特に、第三楽章のピチカートのチャーミングな感じが、他の演奏に比べダントツに抜けています。私にとっては、他やピアノがどんなによくても、このピチカートが気に入らないと、それだけでNGなCDになってしまいます。


・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第14番 「月光」
 この曲は私がピアノを始めるに当たって最初に選んだ曲です。理由は簡単。ゆっくりで簡単そうだから。実際も、その通りだったのですが、何を考えたか、そのまま第3楽章のプレストまでやってしまいました。
 第3楽章の出だしって、第1楽章の出だしの「ドレミドレミが続いてくだけじゃん?」と、この曲によって、形式や調性といった理論の一端に触れることができました。
 おすすめの演奏は、エリック・ハイドシェック。特に、第3楽章で右手と左手を微妙にずらすハイドシェックの得意技が個性的で、かっこいいです。
(第2楽章。トリオがちょっと速いなぁ・・)



・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第15番 「田園」
 ベートーヴェンのピアノソナタの中でも特にお気に入りの曲です。幻想ソナタとして四楽章から構成されています。第一楽章では低音部に主音のニ音が持続低音として用いますが、これは田園曲と呼ばれるものの特徴であり、命名の根拠となったものと思われます。
 第一楽章の展開部で左手が活躍する部分がありますが、特に難しい部分はないと思います。
 この曲は私の好きなピアニストであるハイドシェックやポリーニも録音しているのですが、幻想ソナタという部分を強調しているのか、個性的に弾こうとしているのが、代えってシンプルさを欠く結果になっており、私は好きではありません。むしろ、ケンプのようにさらっと弾き流す方がこの曲にあっているように思えます。他には、和音を分解して弾くグールドが面白い演奏になっています。
(ペダルベタ踏みです・・・)



・ブラームス ピアノ協奏曲第2番

 この曲は第2楽章のスケルツォがとてもかっこいいです。この曲はピアノ付交響曲と言われるほど、スケールの大きな曲です。オーケストラパートのピアノ編曲も試みたのですが、それは挫折しました。
 この曲の最大の弱点はフィナーレが弱いこと。それにつきます。
 おすすめCDは、Piano:マウリツィオ・ポリーニ、アバド指揮:ウィーンフィル。奥行きのある澄んだウィーンフィルの演奏に、スケールの大きなポリーニのピアノがうまく調和しています。


・ラルク・アン・シエル 「flower」
 アルバム「トゥルー」の中の1曲。ラルクの中でも特に大好きな曲です。曲を聴く限りギターの曲だと思っていたのですが、スコアを見ると曲の出だしなどはキーボードでした。
 当然のことながら、テクニックを必要とする部分は全くありません。


・every little thing 「Time Goes By・・・」
 バンドの課題曲ということで仕方なく・・・。でも弾いてるうちに好きになりました。

 

 

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