第1話 巨人、大リーグへ。


松井選手の発言が変わってきましたね。
以前ならば、「メジャーに行くつもりはない。」と一貫していましたから。

それが最近では、メジャーに行きたいと明言するようになってきました。
やはり同じ野手であるイチローや新庄選手の衝撃が大きかったのでしょう。

イチローはともかく、新庄選手が今後の選手流出の試金石になることは、
まず間違いないでしょう。
彼が成功すれば日本の球界は大揺れになるでしょうね。

メジャーは現在30チームに達しています。
また、アメリカにはアメリカンフットボールやバスケットボール等の
人気プロスポーツがあるので、これらとの競争に勝ち残るには選手層を
厚くしてエキサイティングなものにしていかなければなりません。
従って、全世界から選手を集めるということになるのですが.......。

そこで実しやかに流れてきたのが、この話題。
「今の巨人なら、メジャーと戦える。」

日本球界を牛耳る権力と金で有力選手をどんどん集めて、
今や巨人で2チームは裕に組めると専門家にも言われるほどとなりました。
日本の球界を再編、マイナー化として、海を越えてメジャー参戦にとは少なからず
現実味を帯びてきても何ら不思議ではありません。
しかし、国内の興行成績やテレビ放映権、そして新聞購読者の獲得等、
社業の根幹に関わるものに多大なリスクを負わせるとは考えられませんが。

ただ、もはや世界規模で考えるものに変化してきたことには、
間違いなさそうです。
メジャーが中心となって、他の国がマイナーとなり選手を供給する......。

野茂の成功を契機にメジャーへの垣根が低くなったことは即ち、
メジャー球団のマーケティングにしっかりと日本が組み込まれたということなのでしょう。

仁志、二岡が塁に出て、高橋・松井・江藤の豪快なホームランで点を取る。
ああ、見てみたい。


週刊AERAの吊り広告を見て。 [ 2001.3.3.SAT. ]


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