第1話 森首相、ついに退陣。


数々の失言を繰り返し、ついには某一般紙にコーナーが設けられる程に。

この方の場合は人徳の無さか、
歴代の偉人達がオフレコで話していたようなものが
ニュースのトップ記事に扱われてしまう有り様です。

この度の辞職の切っ掛けは、やはり『えひめ丸沈没事故』にあるのでしょう。

異例の予算審議中のゴルフに加え、
秘書官すら同行せず、公用車すら待機させていなかったのです。
国家の元首としての危機管理能力に疑問を感じえません。

「これがどうして危機管理なんですか?
事故でしょ?
米国国内であることと、米軍であるから対応が少し・・・。
そうしたら、全部危機管理なんですか!?」

何故、ここで、国家元首として関係者の方々の心情に配慮して
頭を下げることができなかったのでしょうか?

逆説的に言えば、彼には有能なブレーンがいないと思うのです。
別段、ゴルフに興じててもいいと思う(きちんと職務を果たしていれば)。
会員権等の賄賂を受け取っていてもいいと思う(接待も同じ)。

ただ思うに。
あの人には沈黙すべき時には沈黙し、
語るべき時に語ることができないことが問題ではないかと思うのです。

ある意味、不幸かも知れませんね。

小渕前首相の急逝に、永田町理論の中でも
正当な支持の無いままの密室劇中の政権獲得だったのは周知の事実です。
各方面からの信任を得る事ができなかったことが
足元の脆弱さに繋がったのでしょう。

こうしてまた、後継首相(総裁)選へと流れていきます。
その後は、衆院解散の後、総選挙でしょうか?
それとも、秋に控える参議院選挙対策なのでしょうか?
何れにせよ、また私達が納めた税金が使われることになるのです。

ならば、国民選出による、米国のような大統領制に?

それはまた後日、語ることにいたしましょうか。


本日のニュースより。 [ 2001.3.10.SAT. ]


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