個室 その2


部屋の内側から見た個室の入り口
ほとんど眠れずに迎えた術後翌日の朝。

術後の体調管理の為か、深夜勤のナースが入れ替わり立ち代り部屋に入ってきては血ガスを取ったり血圧チェックにドレンからの流出量を量ったり尿の量をチェックしたりでは、おちおち寝てはいられないのである。

深夜だからノックはできず(他の大部屋の方々への配慮だと思う)、いきなりガバッ!とドアが開くものだからちょこっとビックリしてしまうのである。
従って、ナースが近づいてくる足音に耳を澄ませてしまうのであるから、余計に眠れなくなってしまったのであった。

しかしながら、術後当日は安静の為に寝返りすら禁止されているのであるから、寝入ってしまっては無意識に寝返りを打つやも知れず、その所為でせっかくの手術が台無しになるのではないかとの不安の方が大きくて、眠ってしまうのが怖かったというのが本音のところである。

そして、個室で迎えた初めての朝。
カーテンをナースに開けてもらうと朝の光が部屋中に満ちてきた。
ああ、お母様。朝が参りました。ぢぃは、まだ生きております(ぐすん)。 
生きてるってことって、痛みを感じるってことなのね。
何故なら、背中に敷いた2本のドレンを差し込んであるところがとても痛いのである。

そして、昨日はよく分からなかった部屋の中を、またまたバイオのCCDカメラで追ってみた。
右手に見えるのは、洗面台と鏡。テーブルには血圧計や点滴用具、折りたたみ椅子の上にはドレンから出る体液をチェックする器具類が置かれていた。

それから、画像でも見えるが、ドアのところに「何かが」ぶらさがり、また「何かが」貼り付けてあるのだが、
......読めんっちゅーに!(涙)

双眼鏡でも持ってくればよかったかな?(笑)



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