病棟の朝


おせち2
病棟の朝は早い。起床は6時である(涙)。
深夜の徘徊に慣れもすれば、就寝は午前1時くらいか?
眠れないからといって、そんな時間に睡眠導入剤など服用すれば、午前中いっぱいまで頭がボーッとしてしまう
のであった.....と経験者は語る(苦笑)。

術後、深部静脈血栓症を発症するまでは、それでも7時
前には早朝の自主的な歩行訓練に精を出し、そして朝
の冷たい空気が頬を撫でる中庭でゆっくりと新聞などを
読んだものであった。

しかし、起床時に天候を気にするのも僅か2週間程度。

深部静脈血栓症という合併症を発症してからは、何度も述べた通り、点滴の連続と歩行禁止令により病棟外から出ることが規制されてからというもの、段々と塞ぎ込みがちになりベッドに引き篭もるしかなくなったのである。
そして、入院生活が長くなればなるほど次第に無感動になっていく自分がはっきりと自覚できるようになれば、同時に何もかもが虚しく目に映るようにもなってくるのである。

次第に自堕落な暮らしに陥り、起床はナース任せ、また病室の窓際に陣取っては居るのであるが、カーテンの開放をもこれまたナース任せになっていくのである(笑)。目が覚めれば、いつの間にか床頭台に朝食がででーんと放置されていたりと......(苦笑)。

そんな時には、お気に入りのナースがカーテンを開けながら、
猫ぢぃさーん。よく眠れたぁ?今日はいいお天気よん♪(微笑)
とでも、声掛けをしてくれれば、一日の始まりが少しは楽しく迎えられそうではあった。

ほっぺなりおでこにちゅー♪......なら、張り切って起きちゃいますが(爆)。

しかし。そんなことになれば、またそれはそれで問題であると思われるが、もしも本当にあったら、熱暴走確実下心は更に加速しトップギアで病棟内を爆走!ってなことになっていたのでしょうなぁ......(自爆)。

Copyright(C) 2000-2002 猫ぢぃ All rights reserved.