何とも場違いな感じを受けたのは、ナースが身に振りまいた香水の香りであった。
優雅なパーティ会場ならともかく、「なして、そなたは、そげな臭いをプンプンさせてるの？」と小一時間問い質してみたかったものである（笑）。......とは言え、直接ご本人を目の前にして聞く訳にも行かない弱気なこの私は、同室者や深夜の徘徊仲間を相手に、噂話程度にお茶を濁すのが精一杯の為体であった（苦笑）。
しかし、同様な感想をお持ちの方はいらっしゃるもので、少なくともこの話題で、暫しの間、当て所もなく彷徨う患者達の暇潰しには大いに貢献したのである。
ひょっとして？
病人が臭いから、香水をつけているんじゃないだろーか。
いや、病棟、病室は時として糞尿の香りが漂うから、やっぱり臭いんだ（涙）。
いやいやそうじゃなくって、患者の中でいい男がいるから香りで誘ってるんだ。
......それは考えられんなぁーと、一同、互いを見回して満場一致で妙に納得（笑）。
で、結論と言えば。
私ら患者じゃなくて、医者を釣るんに決まっとるやろーが！
これで決まり！（笑）
まあ、実際のところは、そーでもないと思われるが......とご本人様の名誉の為とフォローしておきますが......果たして如何なものだろーか？
確かに、最もきつい香りをつけていらっしゃったナースは、お化粧も濃く派手気味だったと付け加えておくが（笑）。
仮に私が医師だとすれば、そのような方には目もくれないと思う。
お化粧が派手だから遊んでいるとか、清楚に見えるから遊んでいないだろうとか、そのような当てにもならない判断基準はさて置き。やはり、愛くるしい笑顔に愛嬌、愚痴を言わずに頑張る人に惹かれるというものであろう。たぶん。
......などと、匿名のネットならではの言いたい放題であるが、特定は容易に出来るもので、クレームが付くかも知れないという恐れを常々抱きながらのファイル作成であることは、閲覧者の皆様にはご承知置きいただきたいものである（苦笑）。
大層お世話になった方々をネタにするのは心苦しいものが確かに存在するが（ほんまかっ！？）、それはお互い様である。
それは、次のお話までのお楽しみとさせていただきましょうか（笑）。
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