||||| 個室と給食の課金 |||||


どう考えても怪しいのがこの問題である。

ホテルに宿泊すれば、一般的には15:00以降にチェックイン、
翌朝11:00にチェックアウトし、1泊分の定められた料金を支払っている。
延べ時間にすれば居室を丸1日占有しているわけではないのであるが、
この病院の場合は、こうした世間との常識とは掛け離れているわけである。

例えば、術後16:00に個室に入り、都合で3日目の午前中早くには一般病室に
移されてしまったとする。
ホテルであれば2日分の料金を支払えば済むことであるが、
ここでは3日分の料金を請求されてしまうのである。

私が午前中に空けた個室には、その後そそくさと清掃がなされ、
直ぐに次の方が入っていくのである。
すると、手術予定の入院患者(=個室利用が必要な患者)が入院する人数分だけ
プラス1の差額ベッド料金が余計に病院にプールされてしまうことになるのだ。
仮に、ひとつの病棟に5部屋の個室があり、平均在室日数が3日としよう。
常に個室利用が埋まっているとすれば、年間でひとつの病棟あたり、
600万円の余剰金が発生することになるのである。

同様には、給食費なるもの。
例えば、外出等で朝食だけ摂り、後の2食は摂らないとする。
或いは、外泊から病棟に戻って夕食だけを摂る。
事前に各給食の有無を申請しているにも関わらず、
1日1食しか摂ってはいないのに、1日分の780円が請求されてしまうのであった。

他の入院患者共々、「これっておかしいやんなぁ.......。」と眉をひそめてはいても、
真っ向から医療関係者に問い質すわけにもいかず、
「まっ、こんなもんやろ。病院って......。」と諦めてしまうのであった。

クレーマーと捉えられてしまえば、治療や看護に差し支えることの方が怖いのである。

それにしても、何だか腑に落ちないなぁ......。



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