||||| 「食事量のチェック」 |||||


3度の食事が済めば、動くことが可能な患者達はトレーをそれぞれ配膳台に返す。
それから暫くして、ナースが2人1組になって患者個々人の食事量のチェックに入るのであった。例えば、「猫ぢぃさん。ごはん3/5、おかず5/5......。」と、主食、副食の摂取量を5段階に分けて毎度チェックするのである。

何故にあなた方は、他人様の食べ残しをご覧になるの?......とは流石に聞きはしなかったが、恐らく、摂取量をチェックすることによって、患者の回復状況を量るスケールとしていらっしゃるのであろう。しかし、偏食激しく、それを間食で補充する方々にはどのような対処をされているのかは知らず、ただ機械的に作業をされていたのか否かも今更知る由も無い。外科や内科病棟ならいざ知らず、ここは手術を済ませ、1週間もすれば急激に回復する整形外科なのである。老人患者や体質が弱い人にだけ注意を払えば良いのに.....と、その毎度繰り返される作業をじっと見つめる私であった。

よーするに、暇を持て余す私なのであった(笑)。

そして、止せば良いのに、私はナース達にくっついて廻り、仲が良い患者のトレーにチェックを入れ、例えば、「○●さん、さくらんぼ残しとるー。栄養つけんと治らんでー。」と声を掛けていくのである。挙句、私のトレーにも逆チェックが入るようになり、「猫ぢぃさんも残してるやん。全部食べーな。ちょっとだけ残して勿体無い。」と言われてしまうのであった(苦笑)。

るへー。わし、接待やお付き合いで食べるちょこっとだけ高級な料理に舌が慣れとるからね。こんな干からびた不味いもん喰えるかっちゅうねん。......とは言えないので、えへらえへらと曖昧な笑顔を見せて交わすのであった。

しかし、これも長続きはしなかったのである。
とあーるナースが呆れてひと言、「もー。またヘンな遊び始めたん......?(嘲笑)」。

またとは何やねん、またとは(涙)。

そんな風に私はチェックされていたのかと、この小さな胸がきゅっ!と締め付けられるように痛んだが、いつまでもめそめそとはしていられないので、次なる暇潰しに目は向けられて行くのであった(笑)。


このおっさん、アホやで......。絶対、彼女らはそう思っていたに違いない(号泣)。
しゃれよ、しゃれ♪(あうあう)


  

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