早い話が、未成年者にはごはんの大盛りと3時のおやつがつくのである。
いい歳をして恥ずかしいことではあるが、これを初めて耳にした時のやるせない激しい
衝撃（笑）は、このようにフォントタグを使ってわざわざ色を変えて表現したかった程、相
当なものだったと言いたいのである。話を聞いていた喫煙コーナーで、「えっ！！」と思
わず私は大きな声を出してしまったのであった（苦笑）。ひょっとしたら、目には炎が揺ら
めき、鼻と口からは火を噴いていたのかもしれない。
同じく話を聞いていた一同数名は既に知っている様子で、余りの衝撃に言葉を失って
いるのは私だけであるらしい。
何故だ、何故なんだ......。どうしてこんなことが許されるのだ......。
嗚呼、ナースも所詮人の子、やっぱり若い子の方がいいのね（ぐすん）。
などと、私の心は果てしなく掻き乱されたのであった。
私だって、規定の給食料金780円を滞りなく支払っているじゃないの！？
未成年者の治療費は、原則、扶養家族としての3割負担だが、入院なら我々本人負担
と同じく2割負担じゃないの！？あ、これは社会保険の範疇であればの話だが。
ということは、やっぱり親が払っているんじゃないの！
ああ。何だかややこしくって回りくどくて、何ともセコイ羨ましがり方ではないか（恥）。
いいの、いいのよ別に。こっちは稼いでいるんだからねぇ。それに、小食だから大盛りご
はんなんて食べ残しちゃうからもったいないよねぇ......と、余裕を取り戻すに1分は掛か
ったであろうか。
育ち盛りの未成年者は、私のような老いぼれとは違って、一日に必要なカロリー摂取
量が多いのだろうし、甘いものを欲しがるのだろうな。自分のガキの頃を思い返してみ
ても、恐らくそうなのであろう。お小遣いにも乏しかったし。
ん？
育ち盛りであるなら、親も気遣っておやつ代などを置いていくのではないか。普通は。
うわああああっ！こ、これは、やっぱり搾取ではないのかぁ？！
「食事負担金」で述べたように、献立に比較し「ねぇねぇ、これってちょっと高いんじゃな
いの？」と感じていた我々一般の給食費がこんな所に流用されていたのかっ！！
し、知らなかった（泣）。......いや、真実なんてそれは知らんけど（笑）。
午後のまったりした時間に、美人のナースが「猫ぢぃさーん。ほら、今日はイチゴがのっ
たショートケーキよぉ。おいしそー。」などと、頬に微笑を称えて我がベッドサイドに現れ
る。そして、熱いブラックコーヒーを入れて、暫し美人と世間話に戯れるのだ......。
おじさんも、こんな時間を過ごしてみたかったです（自爆）。
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