基本戦術


高坂弾正でござる
当家随一の用兵家である臣が謹んで言上つかまつります

まず用兵の基本方針である「遊撃」、「回避」についてお話いたしましょう

遊撃方針は敵が視認出来た場合は自動的に攻撃をしかけまする
遊兵を作りにくくなりますので
基本的には戦闘を行う場合は遊撃にしておいた方がよろしいでしょう
また興奮した将兵が上様の指示に従わず攻撃を続けてしまう欠点もあります

回避方針は上様の指示を最優先し敵を視認しても攻撃しないと言うものです
しかしながら遊兵を作ってしまう可能性が高くなります
退却中は回避を選ばねば全軍で殿軍を行ってしまいます

では実際に戦術指南に入りましょう
戦術の基本は各個撃破でござる
それも多対一による迅速なものが上策
この状況を作り出すのは上様の戦略に因るものになります

各個撃破の利点は敵の士気をくじくと共に敵の作戦能力の低下が見込めます
その為弱将の率いる部隊から壊滅していけば
強将の率いる部隊とも戦いやすくなります

実はこの各個撃破を行いやすい方針は「回避」でござる
回避では遊兵が出来やすいのが欠点ですが(遊兵を作らない方法は後日)
上様の指示された部隊のみを忠実に攻撃いたしますので
結果的に迅速な各個撃破が見込めるのです

では反対に遊撃を使用する場合はどのような場合かと申しますと
圧倒的兵力で敵を包囲殲滅する場合に使います
遊撃では個々の小隊がバラバラに攻撃を仕掛けるために
兵力分散の愚を犯すことになりますが
圧倒的優位な状況であれば遊兵が出来にくい分
早い時間で敵を殲滅できましょう

結論を申しますれば各個撃破を基本戦法といたすのが最上に思えますが
各個撃破にも問題がございます
特に名将を普く傘下に募りたい上様にはもうお分かりでしょう

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