全面ハンダバーレス工法
オリジナルメソッド
(厚さ 9mm) 

 
この工法は、私が独学で編み出した工法です。 今までのステンドグラスは
鉛線の交差点だけハンダする
「点止め」(点付け)と呼ばれるものでした。 
しかし、強度が弱いのでパネルの裏側にその脆弱性を補う為真鍮製の
バーをハンダ付けしていました。 

ガラスの中で最も美しいと云われる「アンティークグラス」は、透明度が高く
太陽光が当たると壁や床に投影し、眩いばかりの色のハーモニーを演出してくれます
しかし透明感が高いが故、補強したバーが表から見えてしまうので、デザインを殺して
しまうことになっていました。

そこで、このバーを入れないで作れれば、デザインは死なないしアンティークグラスも
使えるのに・・・ といった考えから、バーレス(バーがない)工法を考え続け丸2年
試行錯誤の連続でしたが、ようやく編み出せたのが全面ハンダバーレス工法です。

この工法は、ガラスを正確にカットし、ルーターをかけず、下絵なしで組む難度の非常に
高い技法です。 何故ルーターをかけないのか? 
かけてしまうと必要なバリまで取れてしまうので、要らないバリはガリでそぎ落とし
必要なバリだけ残します。 そうするとガラスを打ち込んだ時に、それが鉛の線に
強く突き刺さってくれるので、ガラスのガタもなく強度が数倍強くなるのです。

またヨーロッパにおいて鉛線を組む時は、j鉛線と鉛線を付き合わせで組む工房や
教室運営者が多いようですね。 しかし、それで点付けのハンダでは強度は出ません
バーを入れないで強くするには、鉛線同士を組み込めばそれよりも数倍の強さを
保つことができます。

そして最後に、鉛線全部に厚くハンダ付けすれば、もう鬼に金棒です。 点止めのものよりも5倍、もしくはそれ以上の強度のあるパネルを作ることができます。 
見た目も美しく「醜いバー」はないので、デザインを壊すこともありません。

 メリット

従来の点付けハンダのパネルは、ヨーロッパはもちろんアメリカも、そして
日本国内のステンドグラス工房や教室では当たり前でした。

しかし強度が弱いので、ドアなどに単体で取り付けることは無理なので
透明のガラスでサンドイッチ形式で施工されていました。 が、それだと
重くなるのはもちろんですが、表裏のガラスが割れてしまうと危険性が高く、
最近ではそういったものを見ることは少なくなってきています。

が、バーレス工法で作られたパネルは頑強なので、ドア本体にそのまま単体で
取り付けてもガラスが割れて飛散することはありえません。 何故ならH型の
鉛線でガラスがすべて囲まれているからです。

従来の点付けパネルでは、窓のサイズが大きくなるとバーを入れていましたが
使用するガラスによっては見えてしまうので、仕方なく不透明のオパール
セントグラスを使用したりして、それを隠すことをしていました。 またデザインも
それと同様バーを入れてもそれが隠れるようなデザインを描くことになるので
制約が多いものでした。 しかし、補強のバーを入れていなければ、
デザイン上も使用するガラスも制約がないので、描いたデザインをそのまま
表現でき、しかも透明感のある美しいアンティークグラスを使えるように
なったのです。

ハンダ付けは、鉛線全部に全面半田をするので、見た目も美しく頑強で醜い
バーもありません。 

 デメリット
手間がかかる工法なので、制作時間はかかります
制作アップ制作風景

先日の大地震で震度7だった那須に納めたパネルは、家が全壊だったにもかかわらず、無傷でどこも割れていませんでした。 大地震でも被害のなかった地震に強い「世界最高峰のメソッド」です。

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