鶴岡生協映画サークル

あらすじ
 舞台はイングランド北東部、労働者の街ニューカッスル。長年大工として働き、真っ当な人生を歩んできた59歳のダニエル・ブレイクは、ある日、心臓病を患い医者から仕事を止められる。仕方なく国の援助を受けるべく手続きをしようとすると、援助を拒むために作られたかのような複雑で不親切なシステムに阻まれ、すっかり途方に暮れてしまう。
 そんな時、偶然同じような境遇のシングルマザーのケイティと出会ったことから、人間的なつながりを取り戻していく。しかし、ダニエルとケイティは、厳しい現実によって追い詰められていき・・・
監督 ケン・ローチ
脚本 ポール・ラヴァーティ
主演 デイヴ・ジョーンズ
製作 イギリス・フランス・ベルギー
時間 100分

「わたしは、ダニエル・ブレイク」
会報.htmlへのリン

カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞

第2回鑑賞映画

9月2日(土)~9月15日(金)
上映  鶴岡まちなかキネマ
2週目 1回目14:10~
     2回目20:40から

 会員募集しています

 1年間 3本 2,700円
 お申込みお問合せ
 25-3322(こぴあ2階事務室

「人生は変えられる 隣の誰かを助けるだけで」

静かな怒りをもって描くケン・ローチ作品 

本作品を観ることで貧困に苦しむ人々に50円寄付されることになります。

観て下さい。良かったですよ
 とっても良かった。★★★★★でした。
 ダニエルは福祉局での失業保険の申請は大変だった。 職員の無理解。触ったこともないパソコンでの申請。そんな時、子どもをかかえてのケイティの福祉局への訴えに黙っていることは出来ない。しゃしゃり出てしまう。
 自分のことなどそっちのけで彼女とその子ども達に当然のように世話をしていく。
 そんなことはダニエルにとってはあたりまえ、ずうっとそんな生き方をしてきた人なのだろう。
 移民と思われる隣人にも困ったなと思いつつも世話をやく。自分の身体の悪いことはあと廻しになる。 しかし、他にすべきこと、手を貸さざるえないことができるということは、自分自身ことより周囲のことに気持ちを優先させることになり、それが無意識のうち生きる希望の源になるのではないが、自分より可哀そうに思えたとき、人は案外救われるのである。救うことが日々の生きがいになるのである
 それにしても映画のなかでも言っていたが、病気なるまでは真面目に働き、税金を納めてきたのに何という世のなかだろうか。
 ダニエルの尊厳を貫いた神々しさに涙した。全編を通しての福祉制度への怒りとダニエルのあったかいジワーとしたものが絶えず流れていて暗い映画には決してあてはまらないと思った。
 ドラマ構成も自然で素直についていける映画だった。ケン・ローチ監督は良い映画を作ってくれたことに感謝する。
 この映画を鑑賞作品に取り上げて良かった。まずはほっとした。あとは大勢の人にみてもらいたいだけ。