日本一周紀行
下津−川崎(5/5) メーター : 37,662〜38,220キロ
8月31日
8:30 河鹿園発
もう、タイヤが限界ではないかと俺は、思ったので、渋滞する四日市へ行こうと出たのだが、
伊賀の看板につられて、反対方向へ走ってしまった。伊賀街道という県道を走ったが、
空には、雲がわきだしてきた。対向車は濡れていないのできっと山の向こうは、
晴れているだろうと信じて走った。しかも、忍者がで出てきそうなけわしい道であった。
10:30 伊賀上野公園
天気は、曇時々晴であった。やはり、雲だけで判断しなくて良かったと俺は思った。
伊賀市内は、結構、車が多かった。上野公園の前に、単車を止めて見学した。忍者村に入って、
からくり屋敷の見学であるが、忍者姿のおねいさんが熱心にデモを行ってくれた。
資料館では、忍者道具などをの見た。なかでも、甲賀が伊賀の隣にある地名と知って驚いた。
甲斐の忍者が甲賀と俺はずっと信じていた。それも、対立していたとは、信じられないとも思った。
隣村には、まけたくないという感情かも、知れないと思うとおもしろいと思った。
さらに、上野城天守閣を見たが、この城が個人の力で、しかも江戸時代が終わってから、
完成した事を知って驚かされた。天守閣の最上階には、横山大観画伯による月の絵があり、城以上に、
目に焼きついた。近くに、芭蕉庵があったのだが、外観は立派だが、中身がないなと思った。
旅の終わりに芭蕉庵とは、決まったなと俺は、ひとり感動した。
今回は、実質、松島から始まったツーリングだからである。
12:30 御斎峠
1号線へ出ようとルート422を走ったが、交通止めになっているので、あきらめて林道を走った。
昔の旧道らしいが、峠からは、伊賀市内が一望出来た。道幅は狭くて対向車くるたびに、
脇に止まった。途中、たまたまお葬式をやっている所へ出たが、やはり、花輪がなかった。
関西の葬式は、ひっそりしているのだなと思いつつ、親指をかくして、その前を走り去った。
13:00 信楽町
林道から、ルート307へ出たところには、狸の焼き物が店先に並んでいた。
つぎのお店にも、狸の焼き物の店である。そのつぎのお店も、狸である。道を狸に、ばかされて間違えたかなと思いつつ
走って行くと今度は、かえるの焼き物がならんでいた。よし、これで帰れると思いつつ信楽町を抜けた。
そして、1号線へ出た。
14:00 武平峠
ルート1号から、鈴鹿スカイラインを走った。俺の後から1台のレプリカがつけてきたので、先にやった。
見晴らしの良い峠へ着いたら、なんとさっきのレプリカをバンに乗せているではないか、
何を考えているんだと俺は思った。台風のせいで、御在所岳のユースには泊まれなかった。
こんなに、景色がいいのに残念だなと思った。
14:45 四日市市
バイク屋で、リヤ・タイヤの交換をした。しかも、また電話の時と話が違っていた。
結局1万6千円もかかってしまった。なんで、バイク屋は暴利をむさぶるのかと多少あたまにきた。
しかも、道路は渋滞していた。ルート1から、ルート23へ少しでも空いている道へとルートを変えた。
ルート247へ入った時は、日がかたむきだしていた。
19:00 野間岬
ルート247で、常滑市内を過ぎたら、急に道がすいてきた。特に、速い2台の後をくっいて行った。
野間岬では、夕日が沈んでしまったが、対岸の紀伊半島が、実に美しく見えた。
19:30 師崎
知多半島の先端だけれども、結構、町中はごみごみしていた。それで、ただひたすら走った。
東海岸は、船の灯り見ながら走った。衣浦トンネルを通り、ルート247へ再び出た。
20:30 蒲郡市
ルート23へ出てすぐに、ラーメン屋で遅い夕食を食べた。
そろそろ、睡魔が襲ってきた。豊川橋を渡ったが、なんで、有料なんだと思いつつ先へ進んだ。
そして、258号をひた走った。
22:00 伊良湖岬
岬にテントでも張って寝ようかと思って、ここまでがんばって来たのだが、
夏休みの最後をここで過ごそうと若者が多かった。でも、遠州灘に浮かんでいる船の灯りが、
奇麗であった。少々、休んでから、帰るぞと決意してその場を去った。
渥美半島の東岸の道は、直線で良かったが、途中で間違えてしまった。磁石をたよりに、
東進して浜名湖手前で1号線へ出た。しかも、実に眠いのであった。
24:00 浜名湖
ついに、浜名湖へ出た。以前、ここまではバイクで来た事のある太平洋岸の最西端であっ
た。これで、日本一周が終わったと俺は思った。
浜名バイパスを通ると遠回りになるので1号線を直進して、浜名湖大橋を抜けた。
抜け道を使って、東名浜名西インターをめざした。東名では、眠気との戦いであった。
何度も、定期的にパーキングで休んだ。
9月1日
3:45 川崎自宅着
東名川崎インターを出るころには、空は、しらみかけてきた。
アパートの郵便受けには、北海道の函館で会った伊藤氏から、手紙がきていた。
最後の感動で、眠れないと俺は思ったが、以外とあっさり寝てしまった。
さすがに、人間は睡魔に勝てないと思った。