9:30 那智の滝
直線の道をいつしか、三重県に入っていた。山道ヘ入り、賀田湾のルート311に出た。
再び42号へ出で走りつづけたのだが、大台町でようやく道を間違えたことにきずいた。
しかたなく、島地峠の手前まで戻り、ルート260へ出た。
13:00 錦峠
ルート260を走ると急に、道幅が狭くなってきた。特に、錦峠は、林道のようにかっていた。
峠をすぎると見晴らしのいい湾が、いくつもあった。これで、天気がよければ、
なにも言うことはないと思った。
16:00 五ヶ所湾
伊勢志摩の手前で、奥志摩といわれる湾に出た。静かで、観光地でなく奇麗な湾であった。
湾岸の気持ちのいい道を走った。すでに、雨があがっていた。だが、旅館が見つからなかった。
電話をしてようやく旅館のおかみさんに、道で待っててもらった。
国道沿いの網が干してある屋根付駐車場に単車を止めて、歩いて旅館へ向かった。
そこは、旅館というよりも民宿という感じであった。
民宿の新館に入り、風呂に入ってから周囲を散歩した。小さな漁港には小魚が、元気よく泳いでいた。
やはり、水が奇麗だなとも思った。漁港らしく途中の道も狭かった。帰って、
料理を運んでくるおかみさんに、旅館のいわれを聞いてみた。ここは、
大正時代から民宿を営んでいることであった。先代が、
旧海軍の軍艦にちなんで、名づけられたとの事であった。
料理がけっこう運ばれた。その量の多さと新鮮さは、今回のツーリングでも、驚きであった。
特に、あわびがぴくぴくして、実によかった。これで、1万円とは、
安いと思った。この民宿の最高は、あと5千円も高いというのだから、
さぞかしすごい料理だろうなと驚きよりも恐怖を感じた。その日は、満腹感で満たされながら、
ぐっすりと眠った。