峠の古絵図    
@頂上下から望む散居村集落(飯豊町)     
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峠の概要      

            正保絵図
【正保2(1645)年作成、市立米沢図書館所蔵】

 
諏訪峠     (山形県川西町と飯豊町を結ぶ)            
 

      B若松観音

上杉家が会津から米沢へ減封に伴い佐藤作兵エが飯豊町中村、その後、小松村へと移り、観音さまも「観音山」に遍座された。しかし、山頂という不便さで現在地へ遍座した。置賜三十三観音の第十二番札所で弘化3年の記録も見られる。

 

       A 石塔群 

諏訪神社山門脇には「草木
塔」「山神塔」「庚申塔」の石
塔群がみられる

 
 13ある峠の内、米沢から来ると最初の峠で川西町と飯豊町を結ぶ峠道である。山の頂上に観音堂があったことから観音堂山とも呼ばれている。峠名は小松にある諏訪神社にちなんだものと思われる。

 古道は頂上下の小松側に部分的に残るが、新道開設により分断されている。飯豊町側は牧草地になっており古道は分からない。下記の地図は県道250線の道路を諏訪峠としている。
峠のポイントガイド     

C 

B 

A 

 天文時代の古絵図 (小松)

明治時代の古絵図 (上と同じ場所) 

 昭和時代の古絵図 (上と同じ場所)

 
 
 

C諏訪神社
奈良時代前期の和銅年中(712年)社殿が造営された置賜地方で最も古い神社であり、伊達政宗や上杉景勝が社領の献上・寄進をした。また、参道の杉並木は樹齢300年を越え、その歴史を今に伝える。

 

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