峠のポイントガイド    
峠の概要      
才ノ頭峠      (小国町白子沢地内)    
 
 

国道113号線から左折し桜川に沿って上流へ行くと間もなくの小さな峠。峠名の由来は、峠の出口(桜峠側)に立つ地蔵尊「塞(境)の神」から付けられたものと考えられる。

白沼小中学校の僅か西側の古道は、”へつり”と呼ばれるがけで、下には桜川が流れている。このため、この古道のルートは数回変わった可能性がある。

 
塔の創建月日が8月1日である。昔、旧暦で「八朔」といい、農家ではこの日は仕事を休み餅をついたり神様を祀りおこないを慎んだものである。農業に害を与える害虫を防ぐため風祭をやり、仏の力を借りるため念仏百万遍の供養を催して、秋の慰安にあてたものであろう。
A百万遍供養塔

@白沼小中学校を過ぎると
左折し細い舗装路へ、ここ
が才ノ頭峠の入り口である。

峠の古絵図    

十三峠の紹介へ戻る 
他の峠へ 

日本には「フナトノ神」(岐の神)、「サエノ神」
(堺、境の神)があった。一般的に「道路の悪
霊を防いで行人を守護する神」と祀られた。
道祖神でもある。集落の人がいつも手厚い
世話をしている

B塞の頭地蔵尊 

享和絵図【享和2-3(1802-3)年作成、米沢市上杉博物館所蔵】