峠のイベント  

峠の古絵図    
萱野峠       (小国町足野水と玉川を結ぶ) 

峠の概要      

D姥杉
天然木の杉で、1つの根から何
本もの幹を出している。

C敷石道

敷石は凝灰岩が多く、殆どは自
然石が敷かれている。

 

G水路跡

玉川鉱山の
採掘が盛ん
なころ、田ん
ぼへの治水
を目的として
岩盤に水路
を掘った跡で
ある。

@タマガワホトトギス

最も冷涼な環境に適応する種
で北海道から九州にかけての
冷温地域に分布し、山の谷筋
などの湿った場所に自生する。
京都府井手町の玉川で見つか
ったためこの名がついた。

 

B萱野原跡
明治の初期、越後、新発田在か
らの出稼者である清野氏がここ
に茶屋を開業した。
 
A黒滝
しんみりとした森の中に小さな滝が見られる。黒滝と呼ばれ、静かなせせらぎの水音が通る人を魅了する。

標高278mの緩やかで歩きやすい峠である。
峠の名前は頂上近くの萱野原から付けられたものと思われる。

玉川に掛かる「玉川大橋」は上杉藩時代に「越後街道の三大橋」と呼ばれ、木材と藤蔓などを用い橋が造られたといわれ、今でも橋脚跡が見られる。

古道の全長は3.7kmであるが、2.7kmに敷石が埋もれているといわれている。平成19年から「萱野峠敷石惚れ掘れ探検隊実行委員会」を組織し掘り起しを進めており、今まで1/4強掘り起こしている。

 
 
 

絵図【年代不明、高橋康氏所蔵】

享和絵図【享和2-3(1802-3)年作成、 米沢市上杉博物館所蔵】

峠のポイントガイド    

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平成19年より峠の敷石を地域の宝ものとして、「玉川地域振興協議会」が中心となって「萱野峠敷石惚れ掘れ探検隊」を開催、町内始め県内外からの参加者を募り掘り起しを進めてきた。

敷石区間はおおよそ2.7kmであるが、今まで1/4強掘り起こしている。足野水側では写真のように素晴らしい”宝もの”が百数十年ぶりに顔を出した。終わってからの地元のお母さんたちが作る手料理は、また格別。

正保絵図
【正保2(1645)年作成、市立米沢図書館所蔵】

E玉川大橋                   F橋脚跡
旧藩時代には手ノ子大橋、小国大橋とともに「越後街道の三大橋」の一つに数えられた。昔は藤つるなどを使って橋を作ったという。また橋下の川岸岩盤には橋脚跡が幾つも残っている。
 
 

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