最後に


 エヴァ本放送から既に3年が経過した。エヴァ系HPは盛りを過ぎ、緩やかに終焉を迎えつつあるような気がする。静的なコンテンツは保存されるだろうし、先鋭化した一群が活発に活動を続けていく事もあるだろう。しかし、祭は終わったのだと思う。私は祭の始めの方から参加させてもらっていたのだと思うが、隣で一緒に神輿を担いでいた人が消えていくのを見てきて、正直寂しい思いもしてきた。しかし、10年に1回の大祭で神輿を担げたのは光栄だし、自分の中にある形にし難い何かを記録する努力が、次の大祭で役に立てば良いと思っている。
 今回インタビューに応じて頂いた方々には感謝の言葉も無い。ただ、私のインタビュアーとしての未熟から、諸氏の意を十分に汲んだインタビューになっているかが不安ではある。インタビューをやってみて気付いたのだが、インタビューはインタビュアーの意志を相手に投影して構成されるものだと感じた。従って、文責はあくまで長久にある事をお忘れなき様に願いたい。そうして考えると、巷に氾濫するインタビューがどれほど本人の意志を反映しているのか疑問に思う。この事は副産物ではあるが、本企画の収穫となった気がする。皆さんもインタビュー記事には注意した方が良いかも。
 これからも、Inetで有明で、我々の活動は続いて行くだろう。それぞれが様々な可能性に挑戦し続ける事と思う。しかし、我々は一介の会社員、学生、その他に過ぎないのである。だから、次のプレイヤーはこれを読んでいるあなたかも知れない。常識と、ほんの少しの勇気があるなら、是非プレイヤーとして舞台に上がってこられる事を希望する。まだまだ役者は足りないのだから。

ヒカリちゃんのページ
長久 勝


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