1−7 蛙が覗いたベトナム社会主義共和国
11 その他
ベトナムは今でこそ後進国だが、この活気のある姿を見ると、独立を貫く強靱な民族性と相まって、必ず近いうちに
先進国の仲間入りするだろう。
月収平均は170ドル。家賃・電気・電話がそれぞれ10ドル。農村は低く月収一人50ドル。大学を出ても農村に帰り
たくなく街で働く人が多い。大学教授も単純労働者も同じ給料(この2年で少し改善され2倍くらいになった)。教授は
お金を得るため、夜遠い所でバイクタクシーで稼ぐ。
〔結婚〕
結婚は男25,女23歳ぐらい。農村部では男18,女17歳くらい(労働力確保)。離婚も増えている。
〔乗り物〕
電車は貧乏人の乗り物(ガイド)。フランス植民地時代のもので、手入れされてなくて、ホーチミンからハノイまで32
時間(飛行機で2時間)かかる。
バイクと自転車それにシクロが足。バイクはホンダが人気。20万円。家電はソニー。最近中国が日本の偽物を
つくって安く売るので、可愛そう(ガイド)。例えば偽のホンダは6万円だが1年で壊れてしまう。
大学を卒業してバイクを買うまで4から5年貯金する必要がある。でも必需品。運転免許は70CC以下は不必要。
年齢の制限もない。誰でも乗れる。小さい子供が親らしい人を乗せているのを見かけた。ガソリンはいリッターあたり40円。
交通事故の死者は、年7,700人と人口比で見ると日本より多い。以外なことにバイクでの死者が多いかと思ったが、
バスとトラックでの事故が多いとのこと。保険制度はあるが殆ど入っている人はいない。死者が出たときは話し合いで、
葬儀費用を持つほか2〜3万ドルが相場とか。
〔スリ・泥棒・非行〕
暴力団に類する人はいるようだが、分からなかった。失業率が8%にも達しているのでスリや泥棒それにひったっくり
も多い(ガイド)。
政府高官の裕福な家庭の子弟に、非行特に麻薬に走るのが多い。最近公安部幹部の汚職が発覚した。賄賂を見て
育つ子供が非行に走る。普通の貧しい家庭の子供は、親の背中を見て育つのでそんなことはない。
〔女性〕
女性のアヲザイ姿はよく見かける。美人が多くとてもスマート。ガイドによると女性はとても働き者で、男は駄目とか。
事実朝早くから、天秤棒に重そうなものを持って行き交っている女性が多い。自転車もそうだ。
〔ホテル〕
ホテルは、五つ星(ガイド)ということもあってかとても快適。日本語も通じ不自由しなかった。
〔料理〕
料理は、中華風の感じ。美味しいが、3回目は日本食が恋しくなる。生春巻きがうまいい。街頭で10円で売っている
フランスパンもメチャ美味い。チャーハンが美味しい。これに比べご飯はぱさぱさして粘りけが無くまずい。
いろいろな料理に使われている香味(ハーブ様の葉)は、香りも味もなかなかなじめない。日本のうどんに似ている
フォー(米の粉を使っている)にもこの葉っぱが、日本の茶碗ぐらいの大きさの器に4〜5枚ほど入っている。出して食
べたが、香りが残ってしまう。
塩の味がいい。色もオフホワイトで、甘みがある。スーパーで250グラム900ドン(9円)だった。
〔スーパー〕
ハノイではスーパーに寄った。品物も豊富で日本と変わらない感じだが、荷物を持ち込んではいけないというのには
驚かされた。万引き防止のためか。
塩と楊枝入れを買った。
〔輸出〕
輸出の一位は石油、ついで米となっている。
〔お金〕
お金は、ドルとドン(ベトナム通貨)がどこでも使える。所によっては円も使える(団員の一人が使った)。
観光客は一番が中国、ついでフランス、三番目が日本の順だがお金を使うのは、日本、フランスの順で、
中国は日本の3分の一くらいでケチ(所得が低い)。今年4月から日本とフランスについてはビザを廃止する
(いま中国、台湾、フィリピンはパスポートもいらない)。
〔宗教〕
宗教は仏教徒が80パーセントでキリスト教他が20パーセント。仏教はインドから直接伝わってきたもの。
〔農村風景(米は、南3毛作、北2毛作)〕
一枚あたりの田圃の大きさが日本の3から4分の一くらい。それも不整形。耕作も牛や水牛を使っている。
水路(田より低い)から田への揚水は、二人の人が三角形をしたバケツ状なものにひもをつけて、一緒に振り
下ろし水を汲み田に落としている。化学肥料や消毒をしているのを見かけた。
〔遅れた飛行機〕
ハノイ空港では、ホーチミンに行く飛行機(ベトナム航空)が2時間近く遅れた。空港側からは何の説明もなく、
突然のことでとまどい、団長と幹事さんに大変ご苦労をお掛けした。ホーチミンでの乗り継ぎ便に、1時間の余裕
きり無かったので殆どあきらめの状態だったが、日本航空とベトナム航空の共同運行の乗り継ぎ便が待っていて
くれたので無事帰ってくることが出来た。国営企業の横柄さをかいま見た感じ。出入国事務でもそれはいえる。
日本とはサービスが違う。この辺は改善の余地が大いにある。
〔楊枝と楊枝入れ〕
日本の楊枝と違って、両側が使えて、細くしなやかである。レストランによってはニッキの木で作った楊枝入れに
入っていた。これは香りが良い上、素朴で素晴らしい。スーパーで買い求めてしまった(1ドル)。
〔学制〕
5・4・3・4年制で、小学5年が義務教育になっている。大学進学率は5%ぐらい。
〔ガイド〕
★ホーチミンがビーンさん
男30歳くらい。大学を出て2年間日本語を学んだ。会社に30人ガイドがいる。日本から暴力団の団体(10人くらいが多い)
が来ると、専属で案内する。今まで10回くらいやった。彼らはえばっているが我慢していれば、来たときと帰るとき、1,000
から2,000ドルのチップをくれる。そうすれば1ヶ月遊んでいられる。彼らは昼は酒、夜は女で観光は一切しないで4から5日
いて8万ドルくらい使う。最近70万円でバイクを買った。
★ハノイのチーさん
ハノイ大学で日本語を学んでガイドに。ハノイ大学教授のご主人と10歳の子供がいる。とても優秀なガイド。40歳くらい。
子供が小さいときはものが無く大変だったという。この人のお陰で、ベトナムのことが少し理解できるようになった。とても
感謝している。
〔最後に〕
ベトナム人の活力には、全く驚いた。目が輝いている。40年ほど前の日本を彷彿させる。゛ベトナムの未来は明るい゛
との感を抱いて帰国した。
そして旅行は素晴らしい風景もいいが、矢張り、どうしてもその地で生活している人々の暮らしぶりに目がいってしまう。
そして金銭的豊かさが本当に幸せなのかも考えさせられる。
初めての海外旅行だったが、お任せという気安さもあって、国内と変わらない感じで行って来られた。スリに気をつける
ように言われたが、お陰で被害にあった人もいなかった。
物価も安く、買い物に使ったのは4万円ほどだったが、持ち帰って広げてみると、こんなにもと驚くほどの量だった。
団長以下みんな気持ちのいい人達で、とても楽しく和気藹々と旅行できたことに感謝。
また同じメンバーで、タヒチとか
モンゴルとかあまり近代化されていないところへ行こうという話も出ている。とても楽しみである。
3月2日昼過ぎ、無事帰宅。
ベトナム女性は働き者
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