1−3 蛙が覗いたベトナム社会主義共和国
3 メコン川クルーズ
メコン川の在るミトーまで車で3時間ほど。道は広く舗装されている。乗ったバス(50人乗りくらいで新しい)は
我が団体(13人)貸し切りでガイドがついた。時速80キロぐらいで飛ばす。市内は両側に店(朝食をだす露天や店、
野菜、金物、棺桶、バイク・自転車等々種々雑多)が在るが、建物はほとんど平屋、そして粗末。大きなビルは在っても
官公庁かホテルぐらい。道路は無数のバイクが湧いてくる感じ。
トラック・バス(人と動物が一緒で、屋根には多くの荷物が乗っている)も多い。そんな中、歩く人や天秤棒に重い荷
ををつけて運んでいる女の人(男は見かけなかった)や、自転車の両側に大きな荷をつけている人などが無秩序に
動いている。たまに信号を見かけるが、これも無視。走る車は、警告のためかしょっちゅうホーンを鳴らしているので、
やたらとうるさい。乗っていても、耳についてしまう。
農村部にはいると畑が広がるが、ここは今米の収穫を終わった状態。広場でむしろの上に穫ったばかりの米を広げ、
自然乾燥させている風景をよく見かけた。米は3毛作。道路際は貧しそうな農家(ほとんどが椰子の葉を使った掘っ
建て小屋に近い)と店が建ち並び、畑には独特な墓(畳一畳ほどで高さ70pぐらい、色は白が多い)が点在している。
便所は田圃の中に板を渡して、腰ぐらいまで囲いをしてあるだけ。立つと綺麗なアオザイ姿の上半身が出る(見てしまった)。
下に水があるので水洗便所になる。
家の中に風呂はなく、バケツの水で行水。そして、調理場もない。3食外食(旧北ベトナムは違う)。従って露天で食事
を出すとこが多い。パン10円。うどん(肉入り)50円。
この国に来て最初に驚くのは、軒先のどこにでも、椅子に座ったりしゃがんだりして話をしていたり、ものを食べたりして
いる人の多さである。街角や道路沿いは自転車と人の群状態だ。
メコン川は4千数百キロ、幅約5キロと日本では考えられないような大河。このクルーズも良かったが、途中で降りて支
流を下ったのがとても印象的だった。前後に竿を持った船頭(男女のペアーが多い)が観光客4人を乗せ、椰子の生い
茂った幅3メートルほどの狭い水路を下る。上ってくる船にも客がいる時がある。狭いところではすれ違いが出来ず、ど
ちらかバックすることも。
この川には多くの魚がいるが、昼食で出たエレファントフィッシュのから揚げは絶品。
夜は、美味しい宮廷料理(中華風)を
食べる。ショーが素晴らしい。楽器の名は分からないが、一弦の琴、石琴、笛などで妙なる音楽を奏でる。その音色に乗って
踊る舞踊は、優雅でうっとりとするほど美しい。赤と黄色の民族衣装が、また素晴らしい。
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