家 庭 菜 園 (2009年) 昨日は久しぶりにまとまった雨が降った。梅雨とはいえ夏のような暑さが続き、植物たちも夏かと勘違いしそう、等と思っていたので、ひとまずは恵みの雨に感謝したい気分だった。でも時にとても強く降る雨の激しさに驚きつつ、自然の変化の凄さをただ眺めていた。 そして折悪しくもその日の早朝に育苗ポットから花壇に(というほどのものではないけれど)移植した花の苗のことが気になっていた。朝早くにはまだ雨は降っていなくて、日中の暑さを避けたくて早朝の時間に作業をしたが、まさかその数時間後に豪雨的に激しい雨が降るとは予想もできなかった事を思い出しながら。 その苗たちは種から芽を出し、二葉のなかにようやく本葉が見えてきた状態でまだまだ小さく、強い雨に打たれて倒れるないとも限らない。朝の時点では、思いのほかポットの中の根がしっかり延びていたので、植物のたくましさに感心しながら、植え替え時はベストとばかり喜んでいたのが嘘のようだった。でも翌朝には雨も上がっていたので、さっそく小さな小さな苗の様子を見にゆくと、しっかりとまっすぐに植わっていたので良かったと一安心。そして自然の雨の恵みが木々や植物の様子に変化をもたらしているのを見ながら、自然の恩恵の大きさを実感していた。その中には家庭菜園のまねごとに植えたキュウリもあり、それはあきらかに昨日よりは一回り大きくなっていた。 ところで上記の花は、大きくならない小さい種類の ひまわりで、種から育てようと植えたもので、時期的に少し遅い気がしたが試しに種から育ててみたくてのプロセス。さすがにひまわりの種は他の花のものよりも大きいので、一粒ずつ摘まんで土を入れた育苗ポットに入れることができ扱いやすかった。 種から育てるのは、花になるまでの期間が長いのが難点だけど、上手に咲くと花数や色も豊かで華やかなので、開花時を期待する楽しみがある。そして私の場合、野菜の苗があちこちのお店に出回るころになると、育てる自信もないのについつい購入してしまう。 それでも昨年まではさすがにミニトマトの苗しか買う気持にはならなかった。その理由は野菜栽培の知識も場所もないという簡単明快なものです。ところがそんな事情があるにもかかわらず、今年はトマトの他に茄子やキューリの苗も買ってしまったのでした。野菜を育てるには、支柱を立てたり、つるものの野菜にはネットを張ったりしなければいけない。その上我が家の空き地は掘れども掘れども石ころが多くてそのままではとても畑にはならなので、土を買って足さなくてはならず、ミニミニ菜園は土を入れるのという場所作りから始まったのでした。そのほかにも結構あれこれと購入品が出てくるので、周囲から「作るより買ったほうが安い」と言われれる。たしかに、正解かもしれない。 それでも野菜作りは興味があるし健康のためにもいいということで、すっかり大地に親しんでいる自分がいる。 6月23日 記 旬のキューリ ようやく家庭菜園のキューリも収穫できるようになってきました。ところが最近の好天で一般的にキューリの成りが良いらしくて、最近行ったスーパーでも、常より一回り大きく新鮮なものが安く出回っているという感じでした。そんな折、毎年野菜作りをされている人から上手に育ったキューりを数本頂いたので、さっそく食卓へ。美味しかったです。 私の子供のころは夏になると近郷の農家の人が畑で採れた野菜をリヤカーに積んで売りに来たものです。(ずいぶん古い話のようですが、これでも私は戦後生まれです)リヤカーの中にあるのはトマト、キューリ、ナス、甘うりなど。そのため夏の昼の総菜は、キューりなますや生のトマト、ナスの煮物、冷ややっこなどが定番でした。そのキューリなますは結構重宝もので、キューリは2、3本ほど一気に刻んでもしんなりすると量が小さくなり、保存容器の中に納まります。そこに鶏肉ささみや豚肉の茹でたもの、ハム、もずく、わかめ、その他かまぼこ等練り製品を細く切ったものなど、冷蔵庫にあるものを加えてもよく合います。酢のものではなく、マヨネーズやドレッシングで和えても、簡単で夏向きなさっぱり一品になりそう。。。 キューリさんありがとう (~~) 6月28日 記 雨後の野菜 雨が降り毎日の水やりから解放されたここ数日だった。いつの時も適度な雨は大地を潤し大気を湿らせ、天地の活動に新たな息吹を与えてくれるかのよう。時ならぬ暑さが続いた後だけに、様々な植物にとって有難い恵みの雨であったことでしょう。 ところで、野菜作りには肥料が欠かせないという。どんな野菜であっても、それなりの大きさになるまでには日時がかり、栄養価のあるものを実らせるのだから、それは当然と納得するが、当方管理は苦手で行き届かない。それでも、キューリもトマトもナスも花が咲きそして自然とそれが実となるのだからエライもの。そんな様子を見ていると、最初の段階ほど一日の変化は小さいけれど、その変化が目に見えて大きくなるころ、ようやく収穫も近いとは私の感想。 それにしてもかぼちゃの生命力の旺盛さは驚きです。あまり期待もせず、やせ地にくぼみを作りそこに土を入れて苗を植えておいたら、小石だらけの地の上に蔓を伸ばして一個の実をつけたのでした。さらには親蔓、子蔓、孫蔓と畑地枠を超えてのび放題に蔓が伸び、花のつぼみをどんどんつけてゆく姿はまさに強いという感じ。かぼちゃ以外にも、ナスにキュウリにトマトと狭いスペースが混み合ってきた昨今。けれどトマトの実はまだ青い。いつごろ赤くなるかな?と気になってみている。 7月3日記 ![]() 茄子の色艶は満点 まだあおいトマト 成長が旺盛なかぼちゃとかぼちゃの花 茄子の花 茄子の花は下を向いているので、カメラを地面近く花の下に構えてパチリ! 茄子の花はその色のように静かに目立たず咲いている。これまで私は、茄子については田舎的庶民派の野菜という印象しか持っていなかった。でもその花も下からよく見ると結構紫がきれい。そして花が実へと変化し、成長する過程の小さな姿はどの野菜もとてもかわいい。 とくに茄子は濃い紫(黒っぽい)のへたからようやく丸い小さい実をのぞかせたころの姿がとてもかわいい。そんな様子に私は野菜たちの別の一面を垣間見ては一人感心している。 ![]() 写真の上でクリックすると画像が大きくなります アゲハ蝶 その日の早朝、外に出てみると雨が上がっていた。私は涼しい時に外仕事をしようかなと思いながら花の咲き具合などを見ていた。するとどこからともなくアゲハ蝶が飛んできた。少し驚きながら、何処に止まるのかなと見ていると、その丈50〜60pのクチナシの先にとまり、と同時に羽を全開した。蝶が日の当たる場所で羽を全開するのは見たことがあるがその日は曇り空。蝶は人の気配には敏感でとても動きが早い。だからその蝶もきっとすぐに飛び立つに違いない、と予想しながら見ていた。でも予想に反してピクリとも動かない。その様子では写真に撮れるかもしれないと思いカメラを取リに入る。そして戻って近づいても動かない。あまりの予想外に驚きながら、それでもちょっと焦ってしまいやっぱりピンボケ。そんなこちらの動きに気付かないかのように蝶は動かなかった。なにかちょっと変!と心配になり、そっとしておこうとその場を離れた。 そのあと30分もたたないうちに又雨が降ってきた。そして同じ場所にもう蝶はいなかった。 はてさてその後あの蝶はどこかで雨宿りをしたのでしょうか? ![]() 羽を乾かしているの? 赤くなってきたトマト 写真上でクリックすると画像が変わります↑ 7月21日 記す 蝶たち 蝶の幼虫は植物にとっても人間にとっても害虫であるらしい....。その姿は異様で見る人に幼虫であるという事実を忘れさせてしまう。そんなことを思っていたら、飛翔する蝶の姿を見てきれいとばかりも云っていられない気持になる。あまりにも皮肉な生命の現実である。それでも花の蜜を求めて蝶が飛んで来ると、やっぱり珍しいものを見つけたような気分になってしまう。 蝶に限らず空間を自由に飛び回わるものたちの姿形には美しいものがある。 蝶やトンボは短いいのちを精一杯生きるという。そんな生命が輝く一瞬にカメラを向けてみました。 10月30日 記 ![]() ↑写真の上でクリックすると画像が大きくなります ![]() 家 庭 菜 園 (2010年) わが家のミニ菜園は野菜を作るにはやや土不足なので、強い日差しを受けると土がすぐに乾燥してしまい、水やりが欠かせません。なので今年の夏の猛暑はとりわけ大変でした。おかげで野菜作りに興味のなかった家族も、いつのまにか水やりの手伝いをしてくれるようになり、更にはハサミとボールをもって収穫も。 普段、店頭に並んだ状態の野菜しか見ていない者にとっては、野菜苗が次第に成長してゆく様子をみることで、食物に対する認識の幅が広がるということもあります。ナスはナス、キューはキューリという種が持つ記憶のままに、結実に向かうプロセスは、日々の小さな変化の積み重ねでもあれば、予期しない新鮮な驚きもあり、おかげで毎日野菜談義で会話が弾みました。 でもわが家のミニ菜園に植えられた野菜にとっては、今年の厳しい暑さはきつかったのでしょう。わりと早くにキューリが、なり止んでしまい、トマトもこちらの知識不足もあって、いまいちなことに。そんな中でも、ナスだけはよく実をつけてくれました。 それでも、猛暑が去るとともに、水やりからも解放され、やれやれという感じになっていました。そして、ついついミニ畑の野菜のことを忘れがちに。 そこで先日、思いだしたように見に行くと、ちょうどいい大きさのナスが5〜6個ほどなっていました。と そこまでは普通だったのですが、ナスの葉と、トマトの茂みにかくれるようにして、巨大に成長したナスが2個もなっているのには驚きました。生れて始めて見る大きさです。そこまで大きいと、皮が固いのではとか、大きな種が一杯あるのでは等と想像してしまい、なかなか食べるということに結び付かないものです。 でもずっとしまっておくというわけにもいかず、ならば、調理は早い方がいいでしょうということで、1個は1センチ幅ほどの輪切りにしてオイルをつけてグリルで弱火で焦がさないように焼き、甘味噌をつけることに。 1個は縦にも横にも、切り分けて煮てみることにしました。煮物はあまり上手ではないので、被るほどのお湯の中にナスを入れて(油小さじ1弱ほども)白い部分がやや透明になるまで茹でたらお湯を切り、砂糖、醤油、みりん等を入れて煮立たせ、ナスに味をからませて火を止めしばらくそのままに。一個のナスでお皿が一杯になるほどで、食べてみると意外にも種も目立たなくて、やわらかくておいしい。それってうれしい予想外れでした。
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