鉱　物　情　報
MINERAL INFORMATION

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第１３７号（２００３年１０月発行）の内容の一部を紹介します

　

【 光学顕微鏡写真 】

　

ネオジムランタン石

Ｌanthanite-(Ｎd)

(Ｎd,Ｌa)2(ＣaＯ3)3・８Ｈ2Ｏ　斜方　

佐賀県東松浦郡肥前町満越（横５mm）

　佐賀県の東松浦半島には東松浦アルカリ玄武岩と呼ばれる、第四紀に活動したアルカリ玄武岩が分布しており、その空隙にあられ石、方解石、木村石、ネオジム弘三石、玉滴石などと共に板状結晶として産出する。まるで玄武岩の空隙に見られる沸石と同様な産状である。これは野外の太陽光のもとでピンク色、室内の蛍光灯で薄緑色を呈する。大きな塊から小割にするつもりでハンマーを使うと、その衝撃でこのような希土類元素を含んだ鉱物は外れてしまうで注意が必要である。

　　（林　政彦）　

【 記　　事 】

 

（1）結晶図シリーズ（１）「ラドラム鉄鉱」 竹下　良美
（2）静岡県河津町菖蒲沢海岸周辺　林　政彦・林　富士子

（3）野外鉱物学講座（その１６）　加藤　　昭

 

【お知らせ】

　

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