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第130号(2002年1月発行)の内容の一部を紹介します 【 電子顕微鏡写真の解説 】 リシェルスドルフ石 Richelsdorfite Ca2Cu5SbCl(OH)6(AsO4)4・6H2O 単斜 北海道札幌市手稲鉱山 この鉱物は、手稲鉱山の露頭部(テルルの二次鉱物が出ると話題になっている)から産出したもので、いかにも銅のテルル酸塩あるいは亜テルル酸塩鉱物かと思わせるが、調べてみて、日本初産の珍しい種であることが判明した。ルソン銅鉱、硫砒銅鉱、若干の安四面銅鉱などが原鉱物であり、テルル鉱物は生成に関与していない。明るい天青色の非常に細かい球(直径0.1mm前後)が石英脈の空隙に点々とついている。一つづつの結晶は、極めて薄い葉片状のもので、それらが緻密に集合して球を作っているのがわかる。この資料を採集されたのは、愛知県在住の名倉満雄さんであり、この電子顕微鏡写真の撮影は山崎淳司博士による。(松原 聰) 【 記 事
】 (1)日本新産鉱物 松原 聰 (2)岩手県根市鉱山及び鷲ケ滝鉱山 鈴木 保光 (3)野外鉱物学講座(その10) 加藤 昭 年5回発行で、年会費は3,000円(入会金なし)です。 申し込み方法 : 郵便振替にて年会費をお送り下さい。最新号をお届け致します。なお、通信欄には「新入会員」と明記して下さい。
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