簡単オリーブ石鹸作り

用意するもの

500mlのペットボトル
新聞紙、紙、ビニールテープ、ビニール袋、手袋、温度計、電子はかり

オリーブオイル(エクストラバージンオイルではないもの)   229g
苛性ソーダ                              26.5g
精製水                                 90g

作り方

@ オリーブオイルは湯煎にかけて40℃にしておく。
A ペットボトルに紙で漏斗をつくり セロテープでとめておく。
B 苛性ソーダを計り Aに入れる。
C Bに冷蔵庫で冷やしておいた精製水を入れる。
D 熱が出てくるので ボール等に水をはって ペットボトルを入れて冷ます。
E Dが40℃になったら @を入れる。
F ペットボトルの蓋を閉めて 混ぜ合わせる。
G ガスが発生するので一度 蓋をあけて ガスを抜く。
H 再度 蓋をしっかり閉め ビニールテープでさらにシールをして ビニール袋に入れて30分振る。
I 振っているうちに だんだん重くなってくる。香りをつける場合は 
  小匙1/2〜1杯分の精油または香水を入れる。
J 蓋をしたまま1週間、蓋をあけて1ヶ月、ペットボトルの上からナイフで切って 
  並べて6週間 熟成させる。



注意すること

 苛性ソーダはアルミニウム、テフロンは変質するので使わない。
   ステンレス、ガラス、プラスティックはOK

 水と混ぜると熱が出るので 容器は耐熱性のものを使う。
   また その際ガスが出るが吸わないようにする。

 工程Gまでは 手袋を使用する。また 万が一 こぼれたり 
   肌についたときは お酢をつけて中和する。

 苛性ソータは劇物です。子供やペットがいるところでは気をつけましょう。

6週間も熟成させるのは その間に中性にさせるためです。
出来た石鹸は やわらかく溶けやすいですが それはグリセリンがたくさん含まれているため。
市販の石鹸が 固いのは グリセリンを抜いて 固くしているそうです。

ペットボトルから 他の型に出したいときは Iの段階で型にだします。
完成したときに 石鹸が型から うまくはがれないときは 冷凍庫に1時間ほど入れるといいそうです。
周りに水滴がつき するっと型から抜けるようです。



ペットボトルに紙で漏斗をつくり 紙とペットボトルはセロテープで固定します
9月15日に作ったもの
色が濃くなってしまっている部分は 精油の香水が固まってしまっているのかも




もっと 簡単な手ごね石鹸。
石鹸の素地に 好みの水分(フラワーウォーター、お茶等)、クレイやドライハーブ、
ハチミツ、炭など好みのものと 精油を20滴入れてつくります。
これは 1週間ぐらい乾燥させれば 使えます。



手ごね石鹸

石鹸素地 50g
ローズウォーター 10cc
ローズウッド  8滴
パルマローザ 5滴
マンダリン  3滴
イランイラン 4滴
ピンククレー 小匙1/2


うるるん滞在記で プロバンス地方をやったとき いとも簡単に作ったローズマリーの
石鹸もこの素地から 作ったののではと思われます。

テレビの放送では

石鹸素地を陶器の入れ物にいれて お湯を注ぎ、ローズマリーの葉をはさみで切りながらいれる。
そして よく手でこねて 最後にローズマリーのエッセンシャルオイルをキャップ2杯 加える。

といった方法でした。
ローズマリーの葉が スクラブのような効果があると言っていました。
それを作って 即 それを入浴に使っていました。

まねして 作ってみました。

容器の中に入っている固形の石鹸というのは 使いやすいものでは
ありませんでした。
でも ローズマリーの香りがとても爽やかです。




今回の石鹸はオリーブオイルだけを使ったオリーブ石鹸です。
オリーブオイルは エキストラバージンオイルを使うと 固まらないことがあるそうです。
香水(アルコール)を入れることで 鹸化が進み 固まりやすくなるうようです。

オイルの配合をかえるとことによって また違った石鹸ができますし 苛性ソーダを水酸化カリウムに
代えると ジェル状の石鹸ができます。ジェル状の石鹸をさらに 精製水で薄めると 液体のソープが
できます。

石鹸その後

石鹸はその後 どんどん蜂蜜色の部分ができてしまい、白い石鹸にはほど遠い状態になってしまいました。
これは 失敗だな・・・
でも 劇物の苛性ソーダをつかっているし このままゴミとして出してしまっていいものかどうか・・・

2週間後 石鹸の講習を受けた先生のお宅に ペットボトルを持って相談に行きました。

ところが! これは分離ではなく 今年の異常な暑さのため けん化が非常に早まったため
コールドプレスの製法で作っていたはずの石鹸が 自然とホットプレスの製法に変わってしまい
ジェル状の石鹸ができたということが判明しました。

蜂蜜色の透明な部分もそれなりに固まっていて しっかり石鹸になっていたのでした。
ソーパー達は この透明な蜂蜜色の石鹸そ作りたくて 砂糖を入れたり 様々な工夫をしているそうです。
それが 初心者の私にラッキーなことに 偶然 できちゃったのです。

家に持ち帰り ペットボトルの上の部分をはさみで 切り取り 中身を密閉容器に移しました。
それを 泡がでるポンプ式のボトルに 1/3量入れ 好みの精油を入れて あとは精製水を入れます。
すると 液体ソープの出来上がりです。

一本にはラベンダーを もう一本にはオレンジの精油を入れました。
これで 手を洗ってみたら おどろきの すぺすぺ感! 
冬場もハンドクリームがいらないかもしれないぐらいしっとりするのです。

オレンジの精油は 油を分解するので 油ものの食器を洗ってみました。
これも ばっちり 綺麗に落ちました。

9月29日

白い石鹸ができるはずのペットボトルがこんな状態に・・・
失敗かと思ったら・・・ ビキナーズラックでしたぁ〜
ペットボトルの上の部分を切ってみたらこんな感じ。



密閉容器に移したらジェル状の石鹸になりました。


泡がでるポンプ式の容器にいれて 精油を入れて 精製水を入れたら 液体ソープの出来あがり。

今年の異常気象はこんなところにも影響を及ぼしたのですね。
化学の反応って 面白いですね。
あまりに 使い心地がいいので もっとほしくなって同じように作ってみました。
気温はもう そんなに高くないから できた石鹸の温度下がらないように 梱包用の
プチプチにまいて 発砲スチロールの容器に一晩 入れておいたのですが
今朝見たら きれーな白い石鹸が できてました。(~_~;)