スペイン旅行記 1991年

スペイン地図


1991年8月18日(日)

 誰も起こしに来なかったので、自然に目覚めるまで寝ていた。なんせ、飛行機は夕方出発なので、まだまだ時間は有り余っている。10時過ぎに1階へ降りて、 窓口を見たが食事用の券は置いてなさそうであった。喰いっぱぐれたかと思い、ホテル内のDUTY FREEでペプシコーラを買い、昨日買っておいたサンドウィッチを 食べる。DUTY FREEは、商品と店員に対して、隔離されていて、直接商品に触れず、窓口から受け渡しをする。
 サンドウィッチは、多分モスクワではいい食事にありつけないだろうと、非常用に買っておいた物だ。このホテルの食事よりは、良いかも。
 結局、モスクワの市内観光ツアーに関しては、判らずじまいで、その後の時間をホテルの部屋で過ごす。昼寝をして起きると、小雨が降っていて、少し寒いくらい である。空港行のバスの時間を聞きに行くと、15時半に下で待つように言われる。しょうがないので、DUTY FREEでやる気の無い店員からペプシコーラを買って、 部屋に戻る。時間がきたので下に降りると、例のアルジェリア帰りの彼と他の人と話をするが、とても楽しかった。人の旅話も面白い。

 ようやく、バスに乗ろうとしたら、ボーディングパスの提示を求められた。確かに、他の人は手に持っている。私のは、昨日、部屋のキーをもらう時に渡したままで、 焦ってしまった。係りの女性にルームNO.を告げると、バスには乗れた。しかし、バスから降りて、トランジットする前にボーディングパスの提出を求められ、 ホテルにあることを説明し、何とか判ってもらった。

 やれやれと思っていたら、トラブルはまだまだ続いた。その後、飛行機の搭乗券をもらう予定であったが、何かの手違いがあったらしく、私の座席NO.がモニターに 出ていなかった。係の女性はインターフォンで何かしゃべっているが、もちろん私には、ロシア語なんてわからない。
 判るのは、かなりまずいことが起きてしまったのではないか、ということである。係の人のやり取りが続いたが、どうにか搭乗券をもらい、安心した。 よく見ると、クラスが"C"で、座席が"9D"となっていたので、これはひょっとするとひょっとすると、思わず喜んでしまった。
 空港の免税店でウオッカを4本も買った。現在、ビノ、ウオッカ併せて、10本のボトルを手荷物として持っている。 これは、かなりの重さで、割らずに無事持って帰らねばならないのであった。

 確かに飛行機に乗り込むと、"9D"という席は、ビジネスクラスの席であった。やはり、オーバーブッキングでビジネスクラスにまわされたのであろう。 それにしても、乗れてよかった。他にも、そういう人がいる様で、席がないと半泣き女性もいて、騒然としていた。さすがに座席も良く、足を伸ばすにも十分な 広さがあり、快適であった。
 でも落とし穴があって、右側にいかれたロシア野郎とスットコドッコイの日本人がいて、話声がうるさくて、どうにもならなかった。
 結局、食事をして寝ようとしたが、モスクワで昼寝をしたので、眠れなかった。食事は例のごとく、予想通り。


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