くら的2003年ベストもの

本については、今年読んだものとして既刊新刊問わず。
映画は今年公開されたもの。

ではどうぞ。

’03ベスト読書編
 
総合でベスト10、ミステリ系は海外国内別に5冊ずつ。

<オールジャンル編>
1)『心臓を貫かれて 上・下』マイケル・ギルモア著、村上春樹訳
2)『モンテ・フェルモの丘の家』ナタリア・ギンズブルグ著、須賀敦子訳
3)『ナショナリズムの克服』姜尚中、森巣博著
4)『グロテスク』桐野夏生著
5)『シカゴ育ち』スチュアート・ダイベック著、柴田元幸訳
6)『ボトムズ』ジョー・R・ランズデール著、大槻寿美枝訳
7)『重力ピエロ』伊坂幸太郎著
8)『郊外の文学史』川本三郎著
9)『光ってみえるもの、あれは』川上弘美著
10)『絢爛たる屍』ポピー・Z・ブライト著、柿沼瑛子訳
  1〜4はぶっちぎり。5以下は横並び状態。2は感想UPできなかったのが残念。

<ミステリ系編>
●国内ミステリ
1)『九十九十九』舞城王太郎著
2)『彼女は存在しない』浦賀和宏著
3)『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎著
4)『スイス時計の謎』有栖川有栖著
5)『神のロジック人間のマジック』西澤保彦著
  1はちょっと特殊だが、厚さをものともしない勢いがあったので。2、4,5は端正さが魅力だった。
●海外ミステリ

1)『ボトムズ』ジョー・R・ランズデール著、大槻寿美枝訳
2)『ジャンピング・ジェニイ』アントニイ・バークリー著、狩野一郎訳
3)『ミスティック・リバー』デニス・ルヘイン著、加賀山卓郎訳
4)『死者を侮るなかれ』ボストン・テラン著、田口俊樹訳
5)『飛蝗の農場』ジェレミー・ドロンフィールド著、越前敏弥訳
  1はオールジャンルにも登場。5は昨年のこのミス1位。変な小説だった。

<番外>
『間取りの手帖』佐藤和歌子著
 アイデアの勝利。楽しませていただきました。

’03ベスト映画編
 洋画5本邦画5本の計10本。

<邦画編>
1)『東京ゴッドファーザーズ』
2)『座頭市』
3)『AIKI』
4)『ジョゼと虎と魚たち』
5)『blue』
  正直、今年の日本映画は淋しかった。そんな中光っていたのが1。3と共に王道エンターテイメントとして楽しめる。

<洋画編>
1)『戦場のフォトグラファー ジェームズ・ナクトウェイの世界』
2)『ボーリング・フォー・コロンバイン』
3)『ぼくのすきな先生』
4)『過去のない男』
5)『女はみんな生きている』
  何と上位3本がドキュメンタリー。4,5は人生は悪くないと思わせてくれた。

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