カウンタ1万ヒット記念「くらが今に至るまでの100項目」
当サイトのカウンタが1万ヒットした記念企画として、現在の私の血肉となった、100項目を挙げてみました。発案者のきなさん、ありがとうございます。サイトの趣旨上、本、映画、音楽、TV番組に絞ってあります。ではどうぞ。
1.『夏の朝』谷内こうた文・絵(絵本)おそらく私の人生で初めて「お気に入り」となった本。
2.『おかあさんといっしょ』(TV)同世代の日本人なら皆一度は通る道(というのも凄いね)。文句あるまい。ちなみに私は「にこぷん」世代(その前のつね吉とかも多少覚えている)。
3.『未来少年コナン』(TV)宮崎アニメの名作。実は細部を忘れているのだが、あの「コナン走り」は忘れられない。
4.『満月の夜まで待ちなさい』M.Wブラウン文、G。ウィリアムズ絵(絵本)初めて自力で読むようになった絵本。
5.『ごろごろにゃーん』長新太文・絵(絵本)「ごろごろにゃーん、ごろごろにゃーんとひこうきはとんでいきます」っていってるだけのお話なんですけどね。
6.『ぐりとぐら』中川李枝子文、大村百合子絵(絵本)超定番。子供の頃のお絵描きは、いつもぐりぐら的な世界だった。
7.『フランシス』シリーズ ラッセル・ホーバン著、リリアン・ブラウン絵、松岡享子訳(絵本)フランシスはアナグマだったか?絵のディティールがすごく好きだった。食べ物とか、布団の感じとか。
8.『ピーター・ラビット』シリーズ ビアトリクス・ポター著絵、石井桃子訳(絵本)定番。グッズは未だに持っています。
9.『マザーグース』谷川俊太郎訳(詩)講談社文庫版で全巻読破。ナンセンス好みはこの頃からだったか。
10.『ことばあそびうた』谷川俊太郎著(詩)谷川氏の作品には多かれ少なかれ影響を受けていると思うが、どれか一つと言われればこれ。
11.NHKみんなのうた(TV)小泉今日子も歌ってたって知ってます?(作曲は細野晴臣)
12.『ユニコ』手塚治虫作(漫画)多分初めて読んだ漫画。大版でカラーページの多い、今思うと結構豪華な作りだった。先日マンガ専門古書店で見掛けたら結構良い値がついていて、処分してしまったのが悔やまれる。
13.『くまのプーさん』A.Aミルン著、石井桃子訳(小説)読み込んだせいで本のページがびりびりになっている。
14.『ドリトル先生』シリーズ ヒュー・ロフティング著、井伏鱒二訳(小説)小学2年生の時に『ドリトル先生航海記』(活字が小2とっては小さく、読むのは大変だった)を買ってもらって以来、何度も読み返した。特に「アフリカ行き」「緑のカナリア」がお気に入り。
15.『ナルニア国物語』CS.ルイス著、瀬田貞二訳(小説)これも小学2,3年以来、繰り返し読んだ。特に『あさびらき丸』と『銀の椅子』。
16.『やかまし村』シリーズ(アストリッド・リンドグレーン著、大塚勇三訳(小説)でも今読んでも面白いのはこれ。田舎生活に憧れた。食べ物がみーんなおいしそうなんですよ!
17.『大きな森の小さな家』ローラ・インガルス・ワイルダー著、こだまともこ・渡辺南都子訳(小説)これも読むと田舎生活に憧れる。特にメープルシロップ。実はこの後のシリーズはあまり好きではない。
18.『不思議の国のアリス』スイス・キャロル著、矢川澄子訳(小説)不思議とナンセンスの王道。
19.「きっちょむ話」(民話)「きっちょむさん」のとんち話は色々なバージョンを読んだが、民話だけでなく落語のネタも混じっていたような気がする。
20.『ギリシア神話』(神話)これも色々な出版社の色々なバージョンを読破。なぜそんなに好きだったのか。
21.『ふたりのロッテ』エーリヒ・ケストナー著、高橋健二訳(小説)ケストナー作品の中では、これと『エミールと探偵たち』ばかりを繰り返し読んだ。特にこれは楽しい。他の作品はあまりピンとこなかったが。
22.『グリーン・ノウ』シリーズ ルーシー.M.ボストン著、亀井俊介訳(小説)やはり田舎に憧れるのか。情景(自然だけではなく、家の中とか)描写の確かさも魅力。
23.『ピーナッツ』シリーズ シュルツ作、谷川俊太郎訳(漫画)当時、友人Mちゃんはスヌーピーマニアで、原作漫画(もちろん日本語訳だが)をコレクションしていた。おかげでレアキャラにも詳しくなりました。ありがとう。
24.『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』斎藤惇夫著(小説)燃えます。かっこいいというのはこういうことだと思った(ネズミだけど)。
25.『ゲゲゲの鬼太郎』水木しげる作(漫画)当時TVアニメ(鬼太郎の声が戸田恵子のバージョン)が放送されていて、アニメにつられて原作漫画も購入。妖怪ライフはここからスタート。
26.『ムギと王様』エリナー・ファージョン著、石井桃子訳(小説)実は購入したのは最近で、図書館で繰り返し借りて読んだ。ファージョンは他の作品も大好き。
27.『トムは真夜中の庭で』フィリッパ・ピアス著、高杉一郎訳(小説)名作。今思うとSFだったんですね。
28.『クローディアの秘密』E.Lカニグズバーグ著、松永ふみこ訳(小説)カニグズバーグ作品ではこれが一番。秘密は大切。
29.『ローラー=スケート』ルース・ソーヤー著、亀山龍樹訳(小説)主人公ルシンダが大好きだった。悲しいことがあると手に取る。
30.『続・あしながおじさん』ジーン・ウェブスター著、北川悌二訳(小説)本編も好きだが、続編がもっと好き。サリーの方が戦闘的だから?(笑)
31.『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著(小説)当時は賢治の地元に住んでいたので…
32.『銀河鉄道の夜』杉井ギサブロー監督(映画)だからこの映画もしっかりと宣伝されていた。後にキャラクター原案がますむらひろし、音楽が細野晴臣だったことを知る。サントラは名盤。
33.『のはらうた』工藤直子著(詩)装丁も良いです。手のひらサイズ。
34.『シャーロック・ホームズ』シリーズ コナン・ドイル著、林克己訳(小説)私が最初に読んだのは岩波少年文庫版。その後図書館から全集を借りて読破。小学3年生位に、父と本屋に行って選んだ覚えが。何故か『シャーロック・ホームズの帰還』から読んだ。ミステリ読みへの第一歩である。
35.『シャーロック・ホームズの冒険』(TV)そしてそのドラマ。当時はリアルタイムで見ていたが、その後も再放送の度につい見てしまう。映像化されたホームズものとしては、これが決定版と言ってもいい位だと思う。
36.『火曜クラブ』アガサ・クリスティ著、中村妙子訳(小説)ホームズに味を占めた私に父が買ってきた。案の定ハマり、ミス・マープルシリーズを読破する。やはり小学3,4年の頃か。短編ミステリ嗜好はこの作品でインプリンティングされた。
37.『謎のクィン氏』アガサ・クリスティ著、一ノ瀬直二訳(小説)ミス・マープルシリーズ以外にハマったのが、意外にもこれ。ミステリに幻想小説を加えたような風味。
38.『Yの悲劇』エラリー・クイーン著、翻訳者不明(小説)どこの版元のを読んだのか分からないのです。今は絶版になっているものではないかと…。初めて読んだ時は「え?」と思い、読み返すうちにじわじわと衝撃が。当時よりも今になってから、その影響が出ている気がする。
39.『獄門島』横溝正史著(小説)そしてここに辿り着く。乱歩にいかなかったのは、幻想小説嗜好が薄かったからか。でもこの系統は、今では読む気にならない。
40.『谷川俊太郎33の質問』谷川俊太郎他著(対談)回答者それぞれ面白い。続編もある。
41.『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』高野文子(漫画)小学校の4,5年生の頃、肺炎で病院に連れていかれ、待合室においてあったこの本を、点滴打たれながら読んだ。後に高野文子の作品だったことを知る。よく点滴を打たれる子供だった。
42.『火の鳥』手塚治虫(漫画)いわずと知れた傑作。これは外科の待合室(後に図書館)で読んだ。結構怖かった覚えが。
43.『思い出のマーニー』ジョーン・ロビンソン著、松野正子訳(小説)「輪っかの外」というのは痛いほど分かる。
44.『昔話の深層』河合隼雄著(学術)臨床心理学の存在などよく知らない中学生の時に読み、カルチャーショックを受ける。
45.『アタゴオル』シリーズ ますむらひろし作(漫画)ヒデヨシは年々太ってきているような・・・
46.「週間少年ジャンプ」(漫画)ジャンプ黄金期・バブル期を体験してしまった為、未だに立ち読みしてしまう。
47.『機動警察パトレイバー』ゆうきまさみ作(漫画)ロボット漫画と見せつつ、実はお仕事漫画だったのでは。アニメも見ました。
48.『あぶない刑事』(TV)今見ると恥かしい(笑)。でもあのノリは好きだった。
49.『空耳の丘』遊佐未森(CD)今は滅多に聞かなくなったが、ルーツの一つではある。
50.『CAROL』TM Netwark(CD)今となっては気恥ずかしい小室関係。でもこのころのポップスセンスは秀越だったと思う。
51.『スーパーフォークソング』矢野顕子(CD)名盤。カバー曲がこれだけ魅力的になるのはすごい。
52.『遠い音楽』ZABADAK(CD)ライブもよく行きました。音楽ルーツのひとつ。
53. 『風や空のことばかり』さねよしいさこ(CD)でもなんでこうマイナーなものばかり聴いてしまうのでしょうか。
54. 『友達は無駄である』佐野洋子著(エッセイ)佐野洋子は絵本などで知っていたが、どうもエッセイの方が共感できる。
55. 『サウンド・オブ・ミュージック』ロバート・ワイズ監督(映画)ミュージカル映画は実は嫌いではない。
56. 『昼下がりの情事』ビリー・ワイルダー監督(映画)このあたりは母の好みだったので自宅にビデオがある。
57. 『ルパン三世』(TV)緑ルパンも赤ルパンも好き。ちなみに我が家は次元派。
58. 『怪物の王国』倉本四郎著(エッセイ)54もこれもちくまプリマーブックスから出ていたもの。妖怪がらみ。視点をちょっとずらす面白さ。
59.『幻想の肖像』渋澤龍彦(エッセイ)渋澤の本は河出文庫で色々と読んだが、これは絵画に関する本。絵だけ知っていて、この本で「そういう人だったのかー」と改めて面白く思った画家もいた。レオノール・フィニーの画集が欲しいが未だにみつからない。
60. 『薔薇のイコノロジー』若桑みどり著(学術)こういう学問のジャンルがあることを知る。美術史って面白いなと思った。
61. 『檸檬』梶井基次郎(小説)最初に購入したのは集英社文庫版。表紙はここのが一番良い。
62. 『こころ』夏目漱石著(小説)漱石は後期の方が好みだ。
63. 『異邦人』アルベルト・カミュ著、窪田啓作訳(小説)これ、不条理なんですかね。そんなに不条理な感じはしなかったんですが。
64. 『ある愛に関する物語』クシシュトフ・キェシロフスキ監督(映画)全10話から成る「デカローグ」の、これと「ある殺人に関する物語」だけを、公開当時に劇場で見た。10代で見るべき映画ではない(笑)。でもこの恋愛観には納得。
65. 『愛を弾く女』クロード・ソーテ監督(映画)飛行機の中で見た。好きな映画というわけではないが、忘れられない。主人公の男の気持ちは何か分 かる。
66. 『セックスと嘘とビデオテープ』スティーブン・ソダーバーグ監督(映画)こういう映画が好きというとスカしているみたいで嫌なんですけどね。
67.『BANANAFISH』吉田秋生作(漫画)あのラストは結構トラウマになってるぽい。後日談「光の庭」に救われる。
68.『翼ある闇』摩耶雄崇著(小説)内容を忘れているのに(酷)何かすごかったことは覚えている。それありすか!?みたいな。
69.『時計館の殺人』綾辻行人著(小説)最初に読んだアヤツジ小説がこれだった。普通は十角館なのかなぁ。
70. 『コルシア書店の仲間たち』須賀敦子著(随筆)「ミラノ霧の風景」でこの人の文は美しいなぁと思い、これでハマる。哀しいけれど背筋は伸ばす。
71. 『魔界都市ブルース』菊地秀行著(小説)西新宿に行くと煎餅屋を探してしまう。
72. 『創竜伝』田中芳樹著(小説)読み始めた頃は余君と同い年だったのに、いまや始兄の歳を遥かに越えてしまった・・・。
73 『発作的座談会』椎名誠・目黒耕二・木村晋介・沢野ひとし共著(対談)よりによって何故これかと言われると困るんですが。
74. 『アリゾナ・ドリーム』エミール・クストリッツァ監督(映画)自分の痛い所を突いてくる。J.デップはかわいいな。
75.『巡り合う朝』アラン・コルノー監督(映画)静かな名作。知名度はすごく低いですが。
76.『ピチカートファイブTYO』ピチカートファイブ(CD)ピチカートファイブの中期ベスト版。ある日突然ハマる。ジャケがルフトハンザ航空ぽくてかっこいい。
77. 『LIFE』小沢健二(CD)シングルコレクションはいつ出るんですか。
78.『SICKS』THE YELLOWMONKEY(CD)ラストライブも行ったなぁ・・・(遠い目)。珠玉の和製ロック。
79. 『空の食欲魔人』川原泉作(漫画)しみじみと笑う。心のオアシス。
80. 『動物のお医者さん』佐々木倫子作(漫画)この笑いのセンスは特異だと思う。
81.『バナナブレッドのプディング』大島弓子作(漫画)甘く苦い。オトナになってから読んでよかったかなと思う。
82.『晴れた日は学校を休んで』西原理恵子作(漫画)表題作よりも怒涛の私マンガの方がどちらかというと・・・
83. 『マークスの山』高村薫著(小説)合田をいたく気に入る。いやそれだけじゃないけど。
84. 『私が殺した少女』原りょう(小説)PCでは「りょう」の文字が出ないんですよ・・・
85.『イーリアス』&『オディッセイア』ホメロス著(叙事詩)大学の授業の関係で読んだ。ギリシア神話からここにまで至る。
86.『アガメムノン』アイスキュロス著、内山敬二郎訳(戯曲)やはり授業の関係でギリシア悲劇は色々読んだが。
87.『オイディプス』ソフォクレス著、内山敬二郎訳(戯曲)こっちの方が有名ですか。
88. 『ファーゴ』コーエン兄弟監督(映画)私は映画が好きなんだなと、はっきりと自覚したのがこの頃。
89. 『カスミ伝』唐沢なをき作(漫画)こういうのを求めていたんです。<それもどうかな。
90. 『私には向かない職業』いしいひさいち作(漫画)藤原先生のファンです。いい人生だと思います。
91. 『八百万の死に様』ローレンス・ブロック著(小説)会話に魅力がある。
92.『魍魎の函』京極夏彦著(小説)これはおどろいた。
93.『建築探偵の冒険』藤森照信著(随筆?)こういう役に立つのか立たないのかわからないものが楽しいんですね。
94.『キッズ・リターン』北野武監督(映画)人生は苦い。
95. 『World is mine』くるり(CD)すごいぞくるり。今までなめてました。ごめん。
96.『冷血』トルーマン・カポーティー著、瀧口直太郎訳(ノンフィクション)ノンフィクションだが、文体はハードボイルドに近いものがあると思う。
97.『心臓を貫かれて』マイケル・ギルモア著、村上春樹訳(ノンフィクション)これは著者が当事者な分、更にすごい。
98.『煙か土か食い物』舞城王太郎著(小説)メフィスト賞新世代第一弾。かなりやられた。
99.『チェーン・スモーキング』沢木耕太郎(ノンフィクション)キザ。でも嫌味にならないのは著者の人柄ゆえか。
100.『アメリカン・デス・トリップ』ジェイムズ・エルロイ著(小説)結局全作品読んでしまったエルロイだが、最新作であるこれが一番キた。