Aviutl解説 遠回り編

Aviutlを使った音ずれを起こしにくい(であろう?)ちょっとめんどくさい方法を書いてみました。
メリットとしては、MP3コーデックに依存しないので、MP3コーデックのない方も利用可能な点です。

最初に、必要なアプリを紹介します。
全てフリーウェアです。ただし、コーデックに関しては省略しています。
DVD2AVI 言わずと知れたmpeg2ファイルをAVIに変換するアプリ。
ただし、今回はプロジェクト製作&音声分離にのみ使用。
MPx2WAV32G(GUI版) DVD2AVIで分離された音声ファイルを一度WAVに変換する為に使います。
このアプリの利点は、複数のファイルを一度に変換できるところかな?
SCMPX WAVをWAVヘッダ付き(ここが重要)MP3に変換する為に利用します。
AviUtl こちらも、有名。
今回は画像のみこれでエンコード、音声は合成でAVIに書き出します。


まずはDVD2AVIを用意します。
音声の出力形式を分離に設定。
プロジェクトファイルを後でAviutlで読む為に必要なのでヘルプからVFAPIにもチェックを入れて下さい。
準備ができたらプロジェクトファイルを保存。
はい、2つのファイルができました。
d2vがプロジェクトファイル、もう一つが音声ファイルです。
次は出来上がった音声ファイルをWAVに変換します。
もし、複数のエンコードを行う場合は、ここまでに全てプロジェクトファイルを作り用意しておきましょう。
続いてWAVからMP3に変換します。
SCMPXを開くと結構派手w
しかし、優れものです。
ここで、WAVからMP3にエンコードします。
ここでの注意点は、WAVヘッダにチェックを入れる事。
これを忘れると、Aviutlで読めません。
その他、ここまでにサンプリングレートを変更する手段が在りませんので、キャプチャー時に最終サンプリングレートで録画するか、変換をしておいて下さい。
また、44.1kHzは音ずれの原因と言われています。
出来上がったMP3は、拡張子がWAVになっていますが、まごう事なきMP3です。
続いて、Aviutlにプロジェクトファイルを読み込ませて、音声トラックに先ほど作ったMP3(WAVヘッダ付き)をドロップ。
ちゃんと読み込まれればOKです。
では、エンコードです。
DivXなどの映像コーデックの設定は、説明を端折ります。
ここでの注意点は、オーディオの再圧縮無しにチェックを入れる事です。
もし、それでも音がずれる場合は、Aviutlの音声の位置調整で設定してあげましょう。
ディレイの数値はDVD2AVIからファイル名に書かれて出力されるので、-66とファイル名に書かれている場合は、+66を目安にすれば良いと思います。
以上、この方法は昔私が使っていた方法です。
が、現在は録画ファイルを直接VFAPIプラグインでAviutlに読み込み、ダイレクトにエンコードしています。
機会があれば、そっちの方法も書くかも知れません。

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