提督の決断4

正式なソフトタイトルは「提督の決断W」です。(ローマ数字の4です。機種依存文字なので他の部分では使わないようにしています。)

発売元:光栄

2001年発売

光栄の第2次世界大戦の海軍戦略をテーマにした「提督の決断」シリーズの4作目です。3からだいぶ時間が経っていてもう発売はないのかと思っていた所に突然発売されて驚いています。Windows2000正式対応なのはポイント高いです。

この手のゲームの初心者にも分かりやすくなっていると思います。最初は海戦に勝利するのは大変かも知れませんが、こつをつかめばすぐに勝てるようになります。説明書もしっかりしているし、操作性も良好です。

マップが全世界に広がりました。日本、アメリカ、イギリス、ドイツの4カ国からプレイする国を選べます。キャンペーンゲームでは最初に対戦国を選べるので日本対他の3カ国といったプレイも可能です。

海上の戦略のみに的を絞り、陸戦は一切なくなりました。基地(拠点)は海に面した場所のみで、攻略するには艦隊を派遣して艦砲射撃か艦載機で基地を破壊する必要があります。師団や陸戦隊、海兵隊といったものは登場しません。随分思い切ったことをしたという印象ですが、それは1つの成功を収めていると思います。しかし陸戦の復活を求める声も多いようです。

陸戦が無くなったのはまあ良いのですが、問題は補給線も海上のみということです。陸地を伝っての攻略が出来ないばかりか、海上で基地同士がつながっていないと補給線がつながっていないと見なされてその基地からの収入が入ってきません。そのせいでドイツは最初地中海との補給線がたたれた状態でゲームが始まるので大変です。この点はもう少し何とかして欲しかったと思います。

艦船設計は最初から出来ます。これで最初から出来るだけ高性能な艦船を作ってプレイすることが出来るので便利です。技術力を上げていくと設計で高性能な部品を使用できるようになります。航空機の設計も出来ますが、もとになる航空機の選択が必要で、元になる航空機の使用していた種類のエンジンしか使えないため、ジェット偵察機などを作ることが出来ないのは少し残念です。(ジェット戦闘機などを偵察機として使うことは出来ますが、偵察能力がかなり限定されてしまいます)

航空選では迎撃機をあらかじめ決めておいて自動で迎撃が行われるシステムです。状況に応じて迎撃機を護衛機に回したりすることが出来ないのが少し不便です。攻撃機を偵察機に回すことなども出来ないので偵察機が全滅して偵察が出来なくなったりしたこともありました。

艦隊の行動などを委任することが出来ますが、あまり賢くはありません。自分で指揮した方がよい結果が得られると思います。

ユーザー登録をするとオンラインで攻略データなどが見られます。また、有料で追加シナリオをダウンロードすることが出来ます。