太平洋戦記Win95

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太平洋戦記 ゲーム画面 このゲームは、名前の通り太平洋戦争のシュミレーションゲームです。このゲームは、戦略のみに的を絞ったという感じのゲームで、戦闘に細かな指示を出すことが出来ません。(どの種類の敵を攻撃するかなどは指示できます。)よって、戦闘の結果は運任せです。海戦の場合、こちら側の主力艦船が1隻も沈められないようにしようと思えば、相手の5倍以上の戦力は必要になってきます。といっても、大規模な戦闘では、こんなたくさんの戦力を出すことはほとんど不可能なので、実際には2,3倍の戦力を持っていって、うまくいかなかったらロードしてやり直しということを繰り返すことになります。何しろ戦艦1隻作るのにはものすごい期間と資源が必要になり、戦争を始めてから大型戦艦を新造するなど不可能に近いので、既存の戦艦を1隻でも失うのは非常につらい物があります。また、損傷を受けるだけでも、修理がかなり大変なので、出来るだけ無傷で敵をやっつけたいと思うと、何度も 何度もロードを繰り返すことになります。それも始めのうちは零戦も強いし、敵の基地も強化されていないので楽なのですが、時間がたつにつれて敵の強力な戦闘機は出てくるは敵基地は強化されるはでどんどん大変になってきます。南方資源地帯を攻略し終わって、ニューギニア島の攻略に入る頃には、各基地に大型爆撃機や長距離飛行の可能な戦闘機が山ほど配備されていて、攻略するのは至難の業です。しかも攻略してもすぐに破壊されてしまって、基地機能を維持するのは更に困難です。僕もニューギニア島の攻略が出来なくて困っています。このゲームをクリアしたいと思ったら、短期決戦しかないように思います。持久戦をすればどんどん戦力差が開き、攻略どころか、既存の基地を維持することも難しいでしょう。

 また、このゲームは、資源の運用をうまくしないといけません。早急に南方資源地帯を攻略しないとすぐに資源不足でゆきずまってってしまうと思います。

 以上のように、このゲームは非常に難易度が高く、しかも操作性も悪いし、画面は一世代前のゲームという感じだし、BGMもないし、小さいフォントでないとうまく表示されないなどと、問題が山積しています。しかも標準価格\14,800と挑戦的です。よほどこの手のゲームが好きな方以外にはおすすめできません。太平洋戦争物がやりたいなら、初心者には提督の決断3、中級者以上には紺碧の艦隊2がおすすめです。とは言っても、今でも時々起動しているので、そこまで悪いというわけでもないかな。もう少し操作性が良かったらもっと評価も良くなったのでしょうが。

 などと批判ばかり書いたのですが、今(購入してから2年以上経つ99年9月)でもこのソフトを時々起動して遊んでいることを考えると、結構良いソフトだといえるかもしれません。下記のセーブファイルエディタがあってこその結果ではありますが。

 なお、この僕はこのゲームの資源の産出量は少なすぎるような気がします。実際には、もっと産出量を増やすことも出来るはずだ、と思い勝手にデータを書き換えて産出量を増やしました。簡単に書き換えられるようにセーブファイルエディタを作ってみました。下記よりダウンロードできます。 


このゲームのセーブデータを編集するソフトを作ってみました。良かったら使ってみてください。
大平洋戦記Win95セーブファイルエディタ 

一応個人的に調べたセーブデータのフォーマットを乗せておきます(基地データのみ、他のデータが知りたい方はメールください)。バイナリエディタ等でデータの書き換えをしたい人は、参考にしてください。
太平洋戦記 セーブデータフォーマット 


*提督の決断3
    光栄から出ている太平洋戦争のシュミレーションゲームです。僕はDOS版しかやったことはありませんし、マシンがあまりに遅かったために途中で断念したのですが、初心者でも楽しめるように決まった行動(ある基地へ寄港するとか、ある基地を攻めるとか)はコンピューターに任せておくことが出来ますし、難易度調整等もできます。また、操作も比較的わかりやすくなっています。海戦シュミレーションゲームとしては決して良いとはいえませんが、海戦(特に艦隊砲撃戦)ゲームを楽しみたい人には良いと思います。
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