PNGファイルについて
PNGとはGIFに変わるフォーマットとして提案されている画像ファイルの規格です。詳しくはサーチエンジンなどで検索してください。
WEBで調べただけなので間違っている所もあるかもしれません。
PNGを使うメリット
- GIFで出来ることは全て出来るといって良い。
- 一般的にGIFより圧縮率が高い。
- 最大48ビットカラー(280兆色)まで使える。
- 透明にする色を複数指定できる。
- 半透明処理なども可能。
- ガンマ補正のパラメータを持てるため、色調を厳密に合わせることができる。
- ライセンスフリーの規格である。(GIFは圧縮アルゴリズムが UNISYS 社の特許であるためいろいろ問題になっている)
PNGのフォーマットのいろいろ
PNGフォーマットの基本部分のみを簡単に書きます。
カラーモード
- インデックスカラー(パレットモードなどとも言います)
- GIFのような256色以下のパレットを持つ方式です。通常最大256色となります。(実はそれ以上も可能ですが普通使いません)。トゥルーカラーよりもサイズが抑えられます。
- トゥルーカラー
- 24bitカラー(1677万色)、48bitカラー(280兆色)の2種類が選択できる。
- グレースケール
- グレースケール 2, 4, 16, 256, 65536 段階の、5種類から選ぶことができます。最大65536段階です。
透過色指定
- αチャネル
- 画像中の全てのピクセルに透過度を指定する方式。インデックスカラーでは使用不可。透明度指定(半透明化)が可能。当然画像サイズは大きくなる。
- 透過色指定
- 任意の色を透明指定出来る。インデックスカラーの時のみ半透明(透明度)の指定も可能。αチャネルではサイズが大きくなりすぎるので普通はこちらを使ったほうが良い。
ブラウザの対応状況
各ブラウザの対応状況は以下のようになっています。一口にPNG対応といっても一部の規格にしか対応していないブラウザが多いのが現状です。
Internet Explorer
- Windows版は4.0以降、Mac版は5.0(4.5という話も)以降で対応。
- Windows版4/5/5.5/6はαチャネルの解析にバグ有り。(Mac版は大丈夫)
- 透過処理は1ビット(完全透過ということか?)のみ。
Netscape Navigator
- 4.04以降で対応。ただし4では透過表示不可。
- 6では透過、半透明とも可能。MNG(アニメPNG)にも対応。ガンマ補正やプログレッシブ表示も対応。
フォーマット別必要ブラウザ
つまり、使用したいPNGのフォーマットにより以下のブラウザが必要になります。
- インデックスカラー、透過表示なし
- IE5.0,NN4.04以降
- インデックスカラー及びフルカラー、透過表示なし
- IE5.0,NN4.04以降
- インデックスカラー及びフルカラー、透過表示(完全透過)あり
- IE5.0,NN6以降
- フルカラー、αチャネル使用
- NN6以降、IEは駄目