[ホーム][政治学][政治学用語集][井戸端会議場]

陽の杜ホーム>>詳説:笹塚生活




もくじ■


徒歩と最終兵器自転車〜デパ地下は楽園だった〜
銭湯、それは安価な下宿先の存在証明

★おまけ★
初台は輝いているか:あるMacユーザーの叫び



ここは、私が大学時代を過ごした笹塚という町を紹介するコーナーです。この町で私は多くの苦楽を経験したと同時に、日本人という民族の持つ温もりを学ぶ事ができました。今後、商社マンとして世界各地を点々とすることになりますが、初心を忘れるべからずという思いを込めて、これを書こうと思い立った次第です。

渋谷区笹塚は、杉並区、中野区と世田谷区に隣接しており、多くの自治体単位が存在し、多数の境界が重なっていることが珍しくない日本の中でも、有数の高度な利便性を持った町です。そして、新宿という大都会のすぐそばにありながら、古き良き人情が保存されている希有な空間でもあります。これといった特徴はないものの、なんとなく住みやすく、そしてなんとなく心地よい場所、それが笹塚です。

私の観察を基にすると、笹塚の魅力は大きく分けて三つあります。

1:都会か下町か

笹塚から京王線に乗ると、新宿まで一駅、たったの5分で辿り着きます。それでありながら、笹塚を少し散歩すれば、築30〜40年のボロい木造アパートや、昭和初期に建てられた建造物を多数見かける事ができます。アナーキーなボロさが売りの下北沢や、すでに学生街としての地位を得ている明大前、都会化が激しい初台、そして笹塚と似た雰囲気を持っているものの、京王新線で新宿まで二駅かかる幡ヶ谷とはまた違った魅力があります。

2:デジタルと人情と

上記のように、笹塚は都会スレスレの場所に位置しているのですが、都心再開発前から(つまり田舎であった当時から)住み続けている世帯が多く、人と人のつながりは比較的強く保たれています。そして、新宿のすぐ隣という立地条件の良さから若者が多く、新旧の要素が融合する事もお互いを追いやる事も無く、絶妙なバランスで共存しています。これは、ベッドタウンのように急激に人口が増え、歴史の無い町として発展したわけでもなく、また若者が入りにくいほどの下町風情が発達しうる下地が、都会のすぐそばという条件から存在しえなかったことが理由でしょう。戦前からの地域的記憶を伝承する老人、「俺が子供の頃は、笹塚のここら辺に田畑があってそこで遊んだんだよ」と証言できる2、30代の青年たち、そして上京したばかりで右も左も分からない若者といった、それぞれのアクターが重層的に絡み合い、独特の発展を続けている町です。

3:貧乏学生に優しい町

三つ目の魅力は、私が最も強調したい点ですが、この町が貧乏学生にとって非常に住みやすいという一言に尽きます。私は東京在住の貧乏学生諸君に言いたい。今すぐ現在の下宿先をたたんで笹塚に引っ越してくるべきだ、と。はっきり言って、笹塚の持つ利点の数々は過小評価され過ぎています。なぜならば、笹塚に住む限り餓死する事は不可能で、貧乏であっても社交性を十分維持出来るからにほかなりません。

これから続く文章では、なぜ笹塚が貧乏学生にとって住みやすいのかを検証していきます。その過程で、笹塚には古きものと新しいものが共存しているということがはっきりすると同時に、この町の魅力が十分伝わることと思います。

正直、このコーナーは、ある程度経済的余裕のある方たち、つまり陽の杜のお客様のほとんどにとってはネタ以外のなにものでもないでしょう。しかし、私はこれを貧乏学生に向けて書いていると同時に、「初心を忘れるべからず」という気持ちを込めて自分に書いているのです。そういうわけでここから先は、ほとんどのお客様にとってはギャグであっても、貧乏学生(とほかならぬ昔の私自身)にとってはシャレにならないような、凄惨且つ現実的な描写が続きます。

ネタとして楽しむのも良し、貧乏学生の指南として読むのも良し、はたまた笹塚という魅力的な町の一風変わった紹介としても読める。そんなそんな、ステキなコーナー、「詳説:笹塚生活」のはじまり、はじまり。


もくじ■


徒歩と最終兵器自転車〜デパ地下は楽園だった〜
銭湯、それは安価な下宿先の存在証明

★おまけ★
初台は輝いているか:あるMacユーザーの叫び


このページの使用地図ソース:マピオン>>Yahoo!


陽の杜ホーム>>詳説:笹塚生活

[ホーム][政治学][政治学用語集][井戸端会議場]